問題児の特徴を知りたい方へ

親だけが原因ではありません

問題児の特徴に関するページ内容

 

ここでは、

問題児の3つの特徴について
解説します。

 

子どもが学校で、
先生に暴言を吐いたり手を出したり、
授業エスケープしたり、非行したりすると、
問題児と言われることがあります。

 

では、子どもがこうなってしまった場合、
何が原因なのでしょうか?
教師時代にわかった3つの特徴を
解説します。

 

子どもが手に負えず悩んでいる場合、
参考にしていただければ幸いです。


小中学校で問題児扱いされる子ども3つの特徴とは?

実際に小中学校では
どういった行動をとると、
問題児扱いされるのでしょうか?

 

 

よくある3つを紹介します。
子どもがこういった行動をしていないか、
チェックしてみてください。

 

①授業を妨害する

周りの子の授業を受けたい気持ちを、
阻害する行動です。たとえば、

 

  • おしゃべりをして邪魔をする
  • 授業をエスケープする
  • 授業中に寝る

 

などが挙げられます。
授業中に寝るのは、一見人に迷惑をかけていないと思うでしょう。
しかし他人のやる気を下げている点では、
授業妨害のひとつといってもいいでしょう。

 

②人を傷つける行動

学校で人を傷つけるような行動をとっている子は、
問題児扱いされます。たとえば、

 

  • 友達に手を出す
  • 先生に対して暴言を吐く
  • いじめの加害者になる

 

などです。相手がケガをし、
警察に被害届を出したりすると、
状況によっては鑑別所などに行くこともあります。

 

③学校のルールを守らない
  • 飲酒などの不良行為
  • 非行や犯罪

 

などはもちろんですが、

 

  • 違反服を着て学校に来る
  • 不要物を持って来る
  • 毎日遅刻する

 

こうした学校のルールを無視した行動も問題児扱いされます。
中には、ブラック校則で守りがたいルールもあるかもしれません。
しかし、ほとんどの子が守っているルールに関しては、
守るべきだと考えましょう。

 

以上の3つは、問題児の特徴です。
しっかり原因と対策を考えて、
改善していきましょう。

 

見逃してはいけない「迷傷法」

  • 人に惑をかける
  • 人をつける
  • 律やルールに違反する

 

これら「迷傷法」は、
何があってもやめさせなければいけません。

そうしないと、善悪のつけられない人になったり、
取返しのつかない失敗になったりするからです。

 

 

上記に記した3つの問題児の特徴は、
この「迷傷法」に当てはまります。
そのため、毅然とした態度で厳しく注意していきましょう。

 

小中学生の場合、原因は教師、友達、発達障害、親など

では、どういったことが原因で、
このような問題行動を
行ってしまうのでしょうか。

 

 

主な原因は、
4つあります。

それぞれ見ていきましょう。

 

①教師

1つ目は、「教師」です。
教師の指導力不足で、
子どもの問題行動を起こすことがあります。

 

実は私も新任教師時代に、
間違った指導で学級崩壊をした経験があります。
これは教師である私の問題でした。

 

特に新任教師は、誰もが経験不足です。
このときに他の先生が助けてくれないと、
教師の指導力はなかなか育ちません。
周りの先生にも責任があるといえるでしょう。

 

②友達や先輩

2つ目は、「友達や先輩」です。
子どもは、友達の影響を受けやすい生き物です。

 

周りにやんちゃな子が多いと、
子どももそうなる確率が高くなります。

 

一方、落ち着いた子が多いと子どももそうなりやすくなります。
よくも悪くも、仲のいい子の影響を受けやすいといえるでしょう。

 

③発達障害

3つ目は、「発達障害」です。
たとえばADHD(注意欠如・多動症)の特徴を持っている子の場合、
落ち着いて座っていられないため、
フラフラ歩いてしまうことがあります。

 

LD(学習障害)の特徴を持っている子の場合、
授業の内容についていけないため、
つまらなくて寝てしまうこともあるでしょう。

 

このように、授業を受けたくても受けられない子もいます。
症状によっては、特別支援学級を検討することも必要でしょう。

 

④親

4つ目は、「親」です。
中でも「愛情不足」はよくあるケースです。
厳しく育てすぎたり、子どもの意志を無視していたりすると、
子どもは愛情不足状態となります。

 

すると子どもは「誰かから愛情をもらいたい」と思い、
先生にわざと嫌がることをして構ってもらおうとするのです。

 

また、迷傷法を叱らない(叱れない)関係も、良くないでしょう。
子どもは「お母さんは、僕が悪いことをしていても何も言わない」
「僕の未来なんてどうでもいいんだ」という気持ちになるからです。
※表面上では反抗していても、心の中でそう思っています。

 

このように子どもが問題児になる原因は、ひとつではありません。
いくつかの原因が、複合しているケースもあるでしょう。
では、どのように改善していけばいいのでしょうか?

 

親は一人で悩まず、周りの力を借りながら向き合おう

原因が「親」にある
と思われる場合、
解決していく上で
大切なことがあります。

 

 

「一人で悩まずに、周りの力を借りる」
ということです。

 

 

どの親も、すでに一生懸命頑張っているからです。
それなのにうまくいかないのは、
親自身が限界に達しているか、
やり方が少しズレてしまっただけでしょう。

 

 

つまり、
親だけが悪いわけではありません。
自分自身を責めすぎないようにしましょう。
そして、周りの人に力を借りることが大切です。たとえば、

 

  • 学校の先生に相談⇒先生から子どもに厳しく叱ってもらう
  • 行政に相談⇒定期的にカウンセリングを受ける
  • 専門家に相談⇒立て直し方を学ぶ

 

などができるでしょう。
子育てをサボったから、
子どもが問題行動をしたわけではありません。

 

 

第三者を頼ることで新しい視点も見えてくるので、
まずは信頼できる人に相談してみることが大切です。

 

教師や発達障害が理由で問題行動を起こすときは?

原因が
「親」以外の場合は、
どうしたらいいのでしょうか。

 

 

教師の場合と発達障害、
それぞれのケースを見ていきましょう。

 

 

①教師が原因のとき

担任の先生が原因の場合、
学年主任や教頭に相談しましょう。

 

上の先生に相談することで、
経験豊富な先生がより意識して
指導をサポートしてくれるようになるからです。

 

問題ある先生の指導力も伸び、
子どもへの対応も変わってくるでしょう。

 

私自身も新米時代に学級崩壊してしまったときに、
「道山先生はきちんと指導されていますか?」
という連絡がきました。今振り返ると、
連絡してくださった保護者には大変感謝しています。

 

遠慮せずに、学校に相談するといいでしょう。

 

②発達障害が原因のとき

発達障害が原因の場合は、
自分自身の力ではどうにもならないこともあります。

 

そのため、担任や児童精神科医に相談しましょう。
担任には、子どもが過ごしやすい環境に整えてもらったり、
特別支援学級を検討すべきかアドバイスをもらうといいです。

 

児童精神科医には、
学校生活での過ごし方についてアドバイスをもらいましょう。
状況によっては、薬や漢方で症状を落ち着かせる
などの対応ができることもあります。

 

原因に応じた対応法があるので、
一人で解決しようとせず、
周りに相談してみることから始めてみてください。

 

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