仕事を休めば不登校は解決するのか?
不登校と仕事に関するページ内容
子どもが不登校になったときの
仕事との関わり方について
解説します。
子どもが家に一人でいる状態で
仕事に行くのは親としてつらいと思います。
ただ、休むと迷惑をかけるので、
それも難しいでしょう。
そこで子どもが不登校になったら、
仕事を休むべきかの判断方法と
休むメリット、続けるメリットを解説しました。
中学校教師時代の経験と、
退職後1万組以上の親子をサポートして
わかった結論です。
目次
仕事を辞めたほうが不登校は解決しやすいのか?
子どもが
不登校になったら、
仕事は辞めた方が
いいのでしょうか?
私はこれまでに1万組以上の
子育て相談に乗ってきました。
不登校の相談もかなりあったと思います。
その経験からお伝えすると、
仕事をやめた方が解決しやすくなる
のが事実です(あくまでも経験則)。
なぜなら、家で親が話し相手になったり、
一緒にゲームを楽しんだりすることで、
子どもの心が楽になるからです。
そもそも不登校の原因で最も多いのは、
「心にストレスがたまっているから」です。
この疲れを取ってあげないと、
いつまで経っても学校に行けるようになりません。
子どもが家でひとり寂しい気持ちでいると、
さらに心が辛くなったり、
生活リズムが崩れたりすることもあるでしょう。
つまり、不登校が悪化することもあるのです。
どうしても休めない、辞められないときに続けるメリット
とはいえ、
子どもが不登校になったからといって、
必ずしも仕事をやめるのが
正しいわけではありません。
完全に辞めてしまうと、
今度は親が辛くなるからです。
経済的に苦しくなったり、
毎日子どもとの会話だけで
親も精神的に辛くなることもあるでしょう。
すると、子どもに当たってしまうかもしれません。
子どもも親がイライラして、
「早く学校に行きなさい」と叱られたり、
「あなたのせいで、仕事ができない」と言われたりすると、
心の苦しさは悪化します。
そうなるくらいなら、
仕事を続けた方がいいでしょう。
つまり、上手にサポートできるなら
子どもの側にいてあげた方がいいですが、
イライラして子どもに当たってしまうなら、
無理に仕事を辞める必要はないでしょう。
子どもが心配で仕事ができないときの対応法
仕事を続けることにした場合、
子どもが家でひとり寂しくしていると、
心配になると思います。
こういった場合は、
次の3つのことを
意識してみましょう。
①料理に力を入れる
親が昼間働きに出てしまうと、
不登校の子どもは一人で昼食を食べることになります。
この「昼食」に力を入れてみましょう。
手の込んだ料理を用意したり、
子どもの好きなご飯を作ったりすれば、
子どもは親の愛情を感じることができるからです。
親子関係が良好であれば、
ちょっとしたメッセージカードを添えるのもいいでしょう。
「仕事で一緒にいられなくてごめんね」
「無理しないようにゆっくり休んでね」など
料理やメッセージで子どもの寂しさを埋めてあげましょう。
②休み時間に電話やLINE
仕事があっても、
お昼休憩やトイレ休憩の時間はあるはずです。
このときにLINEや電話で、様子を聞いてみましょう。
親が自分のことを心配してくれている、
寂しさをわかってくれているというだけでも
子どもは安心感を得られるからです。
ただし、親子関係が悪い場合、
逆効果になることがあります。
子どもが親とのやり取りを求めている場合のみ、
するようにしましょう。
③帰宅後はたっぷり話を聞く
仕事から帰ってきたあとは、
話を聞いたり一緒にゲームしたりして
寂しさを補ってあげましょう。
せっかく会えたのに、
勉強や受験の話ばかりしていては、
子どもは疲れてしまうからです。
1日5分だけいいので
子どもの話をしっかりと聞き、
子どもがしたい会話をするようにしましょう。
仕事を続ける場合、
この3つを意識してみましょう。
子どもに愛情が伝わり、
寂しさを補うことができるはずです。
一番のおすすめは量を減らして両立すること
とはいえ、
仕事を続けながら
子どもの寂しさを埋めるというのは、
親の負担も大きくなります。
そのため、
不登校の初期段階は、
1~2日だけでも
お休みをもらいましょう。
- 寄り添って話を聞いてあげる
- 一緒にゆっくりと家で過ごす
たったこれだけで、
不登校が解決することもあるからです。
一方、不登校が長期化している場合は、
職場と相談して一時的に仕事を減らすといいでしょう。
在宅ワークに切り替えるのもおすすめです。
仕事の量や負担を減らし、
その分子どもに寄り添ってあげましょう。
子どもの心が回復し、不登校が解決に向かうはずです。
パートナーの給料だけで生活できたり
もともとやめようと思っていたりするなら、
辞めてもいいでしょう。
ただしその場合は、気分転換する時間を作るのがおすすめです。
子育てだけになると、辛くなってしまうからです。
趣味、友達と電話やご飯など、
仕事以外の息抜きを入れながら、
子どもと向き合っていきましょう。
不登校の子どもへ親がすべきサポートとは?
仕事を辞めたら不登校が解決する、
仕事を続けたら不登校が悪化する、
というわけではありません。
大事なことは、
家で一緒に過ごす時間に
どのように子どもと
向き合っていくかです。
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読んでいただくことで、
子どものことを理解し、
的確に愛情を伝えることができるようになるはずです。
するとお子さんは安心感で満たされて、
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