感受性が強い子供の接し方を知りたい方へ
感受性が強い子に関するページ内容
感受性が強い子供について
解説します。
最近、このタイプの子が増えています。
専門用語ではHSPやHSCと言われ、
「繊細さん」と呼ばれることもあります。
このタイプの子は、
少し対応を間違えると、
不登校になってしまうことがあるので、
注意が必要です。
元教師だからわかる、
育て方のコツをまとめました。
目次
感受性が強い子供の2つの特徴
感受性が強い子は、
次の特徴をもっています。
①周りの変化に敏感
②ザワザワした雰囲気が苦手
この2つです。詳しく見ていきましょう。
①周りの変化に敏感
感受性が強い子は、
小さな変化に敏感です。たとえば、
- 先生が髪を切った
- 友達が怒っている
- 親が喧嘩している
- 仲良しのA君が別の子と話している
こういった周りの変化に、
すぐに気付きます。
変化に気付くのはいい面もありますが、
必要以上に気にしてしまうので、
ストレスを感じやすいといえます。
②ザワザワした雰囲気が苦手
感受性が強い子は、
ザワザワした場所や人混みが苦手です。
こういった場所だと、
- 匂い、光に敏感に反応してしまう
- ちょっとした物音が気になる
- 他人の気分に左右される
ため、疲れやすいからです。
感受性が強い子は、
このような2つの特徴があります。
お子さんがどちらかにあてはまっていないか、
一度チェックしてみましょう。
HSPやHSCタイプが不登校になりやすい理由
感受性が強い子は、
そうでない子に比べて、
不登校になりやすいです。
これには理由があります。
周りの変化に敏感なため、
日常生活や集団生活で
ストレスを感じやすいからです。
たとえば、自分のいないところで友達が話していると、
どうしても目についてしまいます。
「悪口を言われているかも」と深読みしてしまい、
勝手に悩んでしまうということもあるでしょう。
このように、
何ともないことでも敏感に感じ取るので、
必要以上に気になってしまうのです。
さらに、学校は常に人がいてザワザワしています。
学校にいるだけで疲れてしまうので、
帰宅すると倒れてしまったり、
ひどい場合は朝起きられなくなることもあるでしょう。
こういった理由から、
感受性が強い子は
そうでない子に比べて
不登校になりやすいことが多いです。
【感受性が強い子だけがもつメリット】
もちろん、いい所もあります。
他の子よりも敏感に変化を感じることができるので、
人の心を読んだり、友だちが悩んでいることを
敏感に察知することができます。
その結果、困っている子を助けることもできるのです。
世の中の変化も敏感に察知できるので、
他人よりも一歩先に行動できたりもします。
元気よく登校できる育て方のコツTOP3
では、感受性が強い子には、
どんなことを意識して
向き合っていけばいいのでしょうか?
ここでは、
特に大事なことを3つ
お伝えします。
①話を聞いてリフレッシュ
1つ目は、話を聞いてリフレッシュさせてあげることです。
感受性が強い子は、心が疲れやすいです。
その疲れを取るために、
お父さんお母さんは話を聞いてあげましょう。
アドバイスしたり励ましたりするのではなく、
「吐き出させる」ということが大切です。
ひたすら子どもの話を、否定することなく聞きましょう。
1日最低5分、できれば15分は時間をとってあげてください。
②一人の場所を作る
2つ目は、一人の場所をつくってあげることです。
疲れるのは学校だけでなく、家でも同じです。
家族の表情の変化や、
夫婦喧嘩などの嫌な雰囲気も
感じ取ってしまうからです。
一人でいることで心が楽になる子もいます。
特に、男の子はこういう傾向が強いでしょう。
こういったタイプの場合、
家ではプライベート空間をつくってあげましょう。
自分の部屋でもいいですし、
リビング仕切りなどをつくってあげるだけでも、
周りからの刺激を抑えることができます。
③無理させない
3つ目は、無理をさせないことです。
学校が苦手なのは、サボっているからではありません。
本当に疲れているときは、休ませるようにしましょう。
無理をさせると、さらに悪化します。
すると、長期的な不登校につながってしまう可能性があります。
1~2日休ませて、再スタートを切った方がいいでしょう。
以上3つが、感受性が強い子どもへの
正しい向き合い方です。
また、家庭を円満にすることも大切です。
毎日親の喧嘩を目の当たりにしていたら、
家でも心が疲れてしまいます。
親が不機嫌そうにしているのも、感じ取るでしょう。
子どもの前での夫婦喧嘩はやめ、
明るい表情でいることを心掛けましょう。
学校の雰囲気をコントロールすることはできませんが、
家庭の空気を変えることはできるはずです。
学校が合わない場合は適応指導教室も活用しよう
感受性が強い子は、
学校に行くだけで疲れてしまいます。
完璧にサポートをしたとしても、
学校が合わない子もいるでしょう。
そういった子には、
「学校以外に行ける場所」
を検討してあげるといいです。
具体的には、
適応指導教室や
フリースクールを活用するといいでしょう。
【適応指導教室、フリースクールって何?】
適応指導教室とは、学籍のある学校とは別で、
学習の援助をしながら本籍校に復帰できることを
目標に運営している教室のことです。
フリースクールは、
不登校や引きこもりの子どもが通う
学校ではない施設のことです。
こういったところは、学校と比べ人が少ないため疲れにくいです。
さらに臨床心理士をはじめとする心理スタッフがいることも多いので、
通常よりもお子さんに寄り添った対応をしてもらえるでしょう。
(参考:ウィキペディア)
適応指導教室とフリースクール、どちらの場合も、
校長先生の許可が得られれば出席扱いになります。
出席日数さえ確保できれば、
高校受験で不利になることはありません。
大切なのは、子どもが元気に通えることです。
学校がつらいのであれば、
学校以外に行ける場所をつくってあげましょう。
どんな子でもすくすく成長する愛情バロメータ理論
感受性が強い子にとって、
学校はストレスを受けやすい場です。
それを、無償の愛で
癒してあげられるのが家庭です。
そのためには、先ほどお伝えした
「育て方のコツTOP3」以外にも
まだまだできることがあります。
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あなたの愛情をきちんと、
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