子どもの言葉遣いが悪いと悩んでいる保護者へ
言葉遣いが悪い子どもに関するページ内容
言葉遣いが荒い子どもの原因と対処法について
解説します。
「友達との会話が乱暴」
「家庭でも言葉遣いが悪い」など、
小中学生の荒い言葉遣いに
頭を悩ませる親は少なくありません。
子どもの乱暴な言葉遣いは、
家庭環境やメディアの影響、
仲間意識から生じていることが多いものです。
元教師の経験から、
言葉遣いを改善するための
親の効果的な関わり方についてまとめました。
目次

言葉遣いが荒い・悪い子ども3つの特徴
「言葉遣いが悪い」というのは、
具体的にどんな態度や様子を
あらわすのでしょうか?
言葉遣いが悪い子に共通する、
3つの特徴があります。
命令口調が多い
1つ目は「命令口調が多い」ことです。
「あれしろ」「これやれ」など、
親や友達に対して命令口調で話す傾向があります。
このような話し方をすると、
周りから「あの子は言葉遣いが悪い」
と思われるでしょう。
言葉が汚い
2つ目は「言葉が汚い」ことです。
「うぜー」「黙れ」「クソ」など、
耳障りな言葉を無意識に使います。
感謝する言葉がない
3つ目は「感謝する言葉がない」ことです。
思春期の子どもは、
つい「うぜー」などと言ってしまうことはあります。
しかし、普段から「ありがとう」などの
感謝の言葉を当たり前のように使えていれば、
それほど気にならないことも多いです。
ただし、本来ならお礼を言うべき場面で
「うん」「わかった」などしか言えない子どもは、
総合的に言葉遣いが悪いと見られてしまいます。
以上のような3つの特徴があると、
他者から「言葉遣いが悪い」と思われてしまいます。
なぜ、小中学生なのに言葉遣いが悪いのか?
では、なぜ子どもの言葉遣いが
悪くなるのでしょうか。
主な原因は3つあります。
お子さんの環境にも
該当するものがないか、
チェックしてみましょう。
親の言葉遣いが悪い
1つ目は「親の影響」です。
親が汚い言葉を使っていると、
子どもも真似をします。
たとえば、普段から「うぜー」と言っていたり、
命令口調で話したりする親の子どもは、
同じような言葉遣いになるのです。
家族の言葉は子どもに大きな影響を与えるため、
子どもに使ってほしい言葉を
親自身が使うようにしましょう。
友達の言葉遣いが悪い
2つ目は「友達の影響」です。
思春期の子どもの場合、
友達が使っている言葉を
自然と使ってしまうことも多いでしょう。
急に子どもの言葉遣いが悪くなったと感じる場合、
友達の影響である可能性が高いです。
SNSの影響
3つ目は「SNSの影響」です。
子どもは、TikTokやYouTube、
Instagramなどの有名人の言葉遣いを
真似することがあります。
最近は多くの小学生、中学生が、
SNSを使っているため、
これが原因となる割合も増えているでしょう。
現時点ではお子さんの言葉遣いが、
それほど悪くなかったとしても、
この3つの環境があるといずれ悪くなります。
早めに改善しましょう。
子どもを直す上で親がやってはいけない3つの対応
言葉遣いの悪い子どもに対して、
絶対にやってはいけない対応が
3つあります。
1つ目は、「感情的に叱る」ことです。
子どもが悪い言葉を使ったときに、
「何その言葉!!」
「あんたって子は本当にひどい」
などと感情的に言うのは逆効果です。
親が感情的になると、
子どもも感情的になるからです。
子どももちょっと嫌なことがあると、
感情的に「うぜー」と言うように
なってしまうでしょう。
2つ目は「親がさらにひどい言葉で叱る」です。
「バカ野郎」「黙れ」などの言い方をすると、
子どもも同じような言葉を使うようになります。
落ち着いて、
「今の言い方はよくなかったよね」
と冷静に伝えましょう。
3つ目は「理由を聞かずに叱る」です。
子どもが「うざい」と言ったとき、
すぐに「なんでそんなこと言うの」「何その言葉遣い」
と言うのはNGです。
そうではなく、「何か嫌なことがあったの?」
と理由を聞いてあげましょう。
理由を聞かないまま過ごしていると、
同じことがくり返されます。
子どもはまた同じ場面で
「うざい」と言ってしまうでしょう。
子どもが嫌だと思った理由をしっかり聞き、
それが親側に原因があるなら改善することが大切です。
上記の3つの対応をすると、
子どもの言葉遣いはさらに悪化します。
注意しましょう。
まずは関係作りから!効果的な改善ステップはコレ
では、どのように子どもの言葉遣いを
改善していけばよいのでしょうか。
今回はだれでも簡単にできる
3つのステップを紹介ました。
スムーズにいけば、
1か月で改善に向かい始めるので、
できるところから始めてみてください。
ステップ①良好な親子関係をつくる
まずは、良好な親子関係をつくりましょう。
なぜなら、親子関係が悪いと
子どもは家にいるだけで
イライラするからです。
すると、ちょっと嫌なことがあるだけで
反射的に汚い言葉を使うようになるでしょう。
一方、家庭が落ち着いていて
子どもがイライラしていなければ、
すぐに汚い言葉を使うことはなくなります。
多少嫌なことがあっても
「あーもう」程度で済むでしょう。
ステップ②親が手本になる
2つ目は、親が手本になることです。
親子は鏡なので、親の言葉を子どもは真似します。
親が汚い言葉を使ったり、
常に感情的になっていると、
子どもも同じようになるので注意しましょう。
もちろん親も人間なので完璧にはできません。
しかし、できる限り汚い言葉は使わず、
丁寧な言葉を使うことを心がけましょう。
「お互いに綺麗な言葉を使うゲーム」もおすすめです。
親子で「お互いに言葉遣いを良くしよう」と約束し、
お互いに悪い言葉を使ったら
注意し合うようにします。
子どもは自分だけ注意されるとイライラしますが、
自分も親を注意できると対等な関係になるため、
イライラせずに受け止められるようになるでしょう。
ステップ③環境を整える
3つ目は「できる範囲で環境を整える」ことです。
言葉遣いが汚い友達を強制的に変えさせたり、
SNSを禁止するのは難しいでしょう。
そのため、この2つを
無理にコントロールする必要はありませんが、
できることがあればやっておくのがおすすめです。
たとえば、言葉遣いの悪いYouTubeチャンネルは、
子どもと話し合って納得するなら、
別のチャンネルを見るよう提案しましょう。
子どもが納得できない場合は、
「見るのはいいけど、そういう言葉遣いはやめてね」
と伝えておきます。
その後、汚い言葉が治らないなら、
「悪い言葉遣いが続くなら動画を見るのを禁止せざるを得ない」
と改めて話をしましょう。
上記の3つのステップを行うことで、
子どもの悪い言葉遣いは減っていきます。
まずは良好な親子関係を
築くことからはじめていきましょう。
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最も大切なのは
「良好な親子関係を築くこと」です。
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