子供が「めんどくさい」ばかり言うと悩んでいる方へ
めんどくさいが口癖の子供に関するページ内容
めんどくさいが口癖の子どもについて
解説します。
最近、自ら動かず、
あれやって、これやって、めんどくさい、
とばかり言う子が増えています。
そこで、上記の言葉が口癖の子どもの、
心理状態と上手な直し方を解説します!
この方法で対応をしていけば、
早ければ1ヵ月、遅くとも3か月以内には、
自分でテキパキ行動できる
子どもになるはずです!
目次
面倒くさいが口癖の子どもの
複雑な心理について解説します。
どんな心理状態なのかというと、
多くの場合は次の2つのケースのどちらかに、
当てはまる場合が多いです。
心理1 本当に動けない
口では面倒くさいと言っていますが、
実は本当に体が動かないという状態です。
普段は元気な子どもを見ると、
体が動かないという状態が、
イメージしにくいかもしれません。
しかし、思春期の子どもというのは、
心や体に疲れがたまってくると、
体が重くなり、動けなくなることがあります。
不登校の子どもはまさにそうです。
そういう状態を上手く表現できないため、
面倒くさいという言葉で表現している状態です。
心理2 甘えたい
もう一つの心理は、
「親に甘えたい」という気持ちから、
「面倒くさいからやって」と言っている状態です。
実はこの状態、
親の自分への愛情を
確かめている状態になります。
なぜ親の愛情を確かめたいのか、
これには様々な理由がありますが、
最近多いのは、親が子どもに指示ばかりする子育て
によって、親の愛情を感じなくなってしまうケースです。
このように、
親の愛情を確かめるために、
甘えているケースが2つ目の理由です。
お子さんが「めんどくさい」という言葉を使う場合、
まずはどちらのケースに当てはまるか考えてみましょう。
男の子の方が面倒くさいという言葉が
口癖になりやすいです。
なぜなら、男の子の方が、
「怠け者体質」だからです。
ポイント1で、めんどくさいという
言葉を使う子どもの2つの心理について
解説しましたが、疲れで体が動かない子でも、
体力ギリギリまで頑張れる子もいます。
一方、多少疲れただけで、
すぐに面倒くさいと言ってしまう子もいます。
この違いは、怠け者体質かどうかです。
思春期の子どもの場合は、
全体的に怠け者体質の性格が出やすくなります。
さらに女の子よりも男の子の方が
この傾向は強いです。
その証拠に、大人になってから、
ゲーム依存で引きこもりになってしまう人の多くは、
男性です。
怠け者体質の性格に加え、親に対する甘えたいという気持ち、
さらには疲れによって動けない状況が重なると、
一切自分では何もしないという性格になってしまいます。
酷い場合は、子どものころから不登校や引きこもり、
将来的には、ニートなどにもなりかねなので、
男の子は特に注意するようにしましょう。
エネルギー不足ということになります。
体を動かしたくても動けない
エネルギーがない状態になります。
この場合、
2つの方面から
アプローチしていくことが大事です。
それは「心」と「体」です。
心のアプローチ
まず心から解説します。
心はストレスが貯まって解消できなくなると、
エネルギー不足になります。
不登校の子は、このケースが多いです。
こういった場合、お父さんお母さんが
子どもの話を聞いてあげて、
心のストレスを、
ケアしてあげることが大事です。
ストレスがなくなるにつれて、
心に少しずつエネルギーが溜まり、
面倒くさいと言わなくなります。
体のアプローチ
体の場合はすごく単純で、
栄養がないと体が思うように動かなくなります。
そこで、美味しいご飯を作って、
栄養バランスを整えていったり、
生活のリズムも良くすることを意識してください。
寝るのが遅かったり、
起きるのが遅かったりすると、
生活リズムが崩れて
体に負荷がかかるからです。
心と体の2つから改善していくと
少しずつ疲れが取れていくので、
面倒と言わなくなります。
どうやったら改善するのか。
これは、
幼稚園や保育園の子どもが、
日々親に甘えていている状態を
イメージするとわかりやすいです。
例えば、「一人で服着られないから着せて」と
お父さんお母さんに甘えてきたとします。
この時、親が手伝ってあげると、
少しずつ自立してきます。
いずれ、
「もうさすがに自分で着るからいいよ」
という気持ちになります。
このタイミングが「甘えを言わなくなる」タイミングです。
これと同じ原理が、
面倒臭がりの子どもにも該当します。
面倒だから手伝ってと言われたら
出来るだけ聞いてあげましょう。
そうすると少しずつ子どもの自立性が出てきます。
その結果、自分でやろうかなとなり、
面倒くさいという言葉が消えていきます。
単純な甘えの場合は、できる限り要求を聞いてあげると、
面倒くさいという言葉が消えていくので実践してみましょう。
あと、ポイント1で説明したように、
「指示ばかりする子育て」をしているなら、
それをやめることも大事です。
【甘えとわがままは違う】
子どもの要求を聞くという部分について、
1つ注意してほしいことがあります。
それは、甘えとわがままは違うということです。
甘えは聞いてあげてOKですが、
わがままは聞いてはいけません。
甘えとわがままの違いはいろいろあるのですが、
一つ分かりやすいポイントは、
子どもがどういう言葉を
使っているかで判断することです。
例えば子どもが「つらいから手伝って」という言葉で
言ってくるのであれば、それは甘えです。
しかし「あれ取ってこいよ」という
命令口調であれば、わがままになります。
子どもが使う言葉などにも意識を向けながら、
甘えなら聞いてあげる、わがままなら聞かない
ということをわけることが大事です。
子どもの心と体に向き合っていただければ、
少しずつ「面倒くさい」という言葉が、
消えていくと思います。
ただ、子どもの無気力レベルが高いと、
どんなことでもめんどくさがって、
お父さんお母さんが何を言っても、
いつまでも改善されないケースです。
そんな時は、子どもが無気力になるメカニズム
についてさらに理解を深めて、
対応をしていくと良いです。
そこで次のページでは、
思春期特有のうつ、イライラ、無気力の原因と、
対応法をまとめました。
無気力になってしまう原因を突き止めて、
しっかりと対策を行っていけば、
子どものやる気も出てくると思います。
また、上で述べたように、
親が指示ばかりする子育て(専門用語でいう過干渉の子育て)
をしていると、慢性的な愛情不足になることがあります。
じゃあ、どの程度だと、言い過ぎで、
どの程度ならOKなのでしょうか。
次のページでは、
あなたの過干渉レベルをチェックできるようにしました。
お子さんが長い間めんどくさがり屋の性格だったり、
既に不登校やスマホ依存などの問題行動がある場合は、
一度チェックしてみると良いかと思います。
今なら、まだ間に合います!
最後になりますが、
現在私は思春期のお父さんお母さんに向けて、
全国で思春期の子どもに対する接し方や
勉強方法についての勉強会を開催しています。
題して「思春期の子育て講座」という講座なのですが、
遠方でなかなか足を運べないという方に向けて、
子どもが喜ぶ子育て法を
無料で解説しています。最近配信している内容は、
- 子どもが勝手に勉強を始める声掛け法
- スマホ依存や不登校が治る愛情バロメータ理論
- 親子での会話が3倍に増える会話テクニック
などです。よかったら、こちらの講座も参考に、
お子さんのめんどくさいという口癖を、
直していただければと思います。
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「子どもの問題行動改善マニュアル」も
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動画で解説!!めんどくさいが口癖の子どもの心理の詳細編