三者懇談会で何を話したらよいのかわからない方へ

元中学校教師が三者懇談で話すべきことをまとめました!

三者懇談に関する相談

いつもお世話になっております。

今うちの子は中3なのですが、
来週から最後の三者懇談があります。

 

 

おそらく高校受験にも影響があると思うのですが、
親として何を話したらよいのでしょうか?
何か注意すべきことがあったら教えて下さい。

 

 

また下の子が中1なので、
できれば中1の懇談会でも、
何を話せばよいか教えて下さい。
過干渉の子育てが増えていることが原因です。

 

 

私は今までに教師側として、
たくさんの保護者と三者懇談をしてきました。
だからこそ学年別で何を話すべきかわかります。
詳しくまとめていこうと思います。

 

中1の子どもの三者懇談で意識すべきこと

懇談会

まず中1の子の三者懇談では、

特に難しい話をする必要はありません。
次の2つの点について話をするようにしましょう。

 

 

先生と挨拶をする

あなた自身もまだ中学校のことが
ほとんどわからない状況だと思うので、
まずは先生と顔見知りになるということが
中1の三者面談の目的になります。

 

 

しっかりと先生に挨拶をして、
「これから3年間よろしくお願いします」
と伝えるようにしましょう。

 

 

また「何かあればすぐに学校に来るので、
気軽に連絡をしてください」と伝えると、
先生としても協力的なお母さんだと、
好印象を持ってくれます。

 

 

友達がきちんとできているか

新しく中学校に入った子にとって、
一番の不安はきちんと友達ができたかどうか
ということだと思います。

 

 

そこでこの点について担任の先生に、
今の学校での様子を確認するようにしてください。
もし自宅での様子が小学校の時と変わったなら、
その点についても伝えておくと良いでしょう。

 

 

話す内容によっては子どもがいない状況を作り
先生と二人で話をすると良いです。

 

 

中学生で一番荒れる中2でお願いすべきこと

焦る担任の先生

中2の懇談会で意識すべきことは、

とにかく今学校でどういった様子で、
生活を送っているかということです。

 

 

中学2年生と言う時期は、
とにかく荒れやすいです。
少し嫌なことがあるとすぐにイライラし、
物や人に当ったりします。

 

 

ですので学校で周りの子や先生に
迷惑をかけていないかを聞いてください。

 

 

その後で、
「もし保護者に出来ることがあるなら、
いつでも連絡してほしい」
と伝えてください。

 

 

とにかく中2の1年間は、
先生としっかりと連携を取って
進めていくことが大事になるので、
三者懇談で先生との仲を深めてください。

 

 

高校受験にも影響する中3の懇談会はここを注意しよう!

三者懇談

中学校生活で最も大事な時期である

3年生に行われる懇談会は、
3年間の中で最も大事な時間になります。

 

 

なぜならこの時間を使って、
子どもの進路について先生と
相談をしないといけないからです。

 

 

そこで以下の3つの点に注意して、
三者懇談を行うようにしてください。

 

①予め進路の候補を決めておく

1学期の三者面談であれば、
まだここまで深い話はしなくてもいいのですが、
2学期以降の面談であれば、
絶対にやるべきことがあります。

 

 

それは、高校受験の進路候補を
決めた状態で先生と話をするということです。

 

 

何も候補が決まっていない段階で面談をしても、
先生は「じゃあできるだけはやく決めてください」
というしかありません。それ以上進めようがないのです。

 

 

ですので最低限3つくらいは、
この高校に進学しようかなという候補を決めてから、
話をするようにしてください。

 

 

候補の決め方については、
行きたい高校が見つからない時は?の記事
参考にしてみてください。

②志望校を提示して合格率を聞く

志望校を3つくらいに絞った段階で、
面談を行えばかなりスムーズに面談が進みます。

 

 

そこで先生に「今のうちの子レベルだと、
先生ならどの高校がお勧めですか?」

と聞いてみてください。

 

 

もちろん先生にも
わかることわからないことがあるので、
全て応えられるわけではないのですが、
ある程度今の状況を教えてくれると思います。

③受験のわからないことを聞く

もし高校入試のシステムなどでわからないことがあれば、
このタイミングで相談をしておきましょう。
ギリギリになって間違っていることがあると大変です。
事前に確認できることはしておくと良いです。

 

 

特に費用面(奨学金がもらえるかどうか)
進学できるかどうかにもかかわってくるので、
きちんと理解しておくようにしましょう。

 

この3つを意識して三者懇談を行えば、
高校受験もきっとうまくいくと思います。

 

 

なお高校受験を
上手く進める基本的な流れについては、
高校受験の勉強方法をまとめたページ
解説していますので、
良かったらこちらも読んでみてください。

 

 

担任の先生の状況を理解して話をしよう!

三者面談

ここまで説明してきた流れで、

三者懇談を行っていけば、

 

 

あなただけではなく先生にとっても
お子さんにとっても非常にスムーズに
懇談を進めることができると思います。

 

 

ただ最後に一つ、
懇談を上手く進める上で大事なことを
お話ししたいと思います。

 

 

それは何かというと、
先生も人間である!ということです。

 

 

要するに、
あなたが先生のことを考えず、

 

 

  • ひたすら学校のクレームばかり言う
  • 懇談の時間に遅れて来る
  • 持ち時間以上に相談をしようとする

 

 

ということをしてしまうと、
やはり先生も嫌な顔をされると思います。
この辺りは人間として最低限のルールだと思うので、
できる限り意識をして頂けれると良いと思います。

 

 

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この記事を書いた人

道山ケイ 道山ケイのfacebook 道山ケイのline 道山ケイのtwitter 道山ケイのyoutube Amazonの著者ページ
思春期の子育てアドバイザー

親を変えることで、子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化。
  • 反抗期が激しく親と食事すらとらない子が、5教科合計481点獲得
  • 勉強嫌いでスマホ依存の子が、次のテストで5教科合計113点UP
  • 不登校だった子が学校に行けるようになり、5教科合計462点獲得
など道山流で子どもに接すると成績が上がると話題になっている。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。

子どもが自ら勉強するようになる方法を解説する「7日間で成績UP無料講座」には、これまで5万人以上の方が参加し、次のテストで5教科合計100点以上UPした子が続出している。

著書:高校受験 志望校に97%合格する親の習慣(青春出版社)、中学生の勉強大全(主婦の友社)、ウチの子思春期(すばる舎)など。

メディア掲載:読売新聞、東洋経済オンライン、女性セブン、進研ゼミ中学講座、名古屋テレビアップ!、日経xwomanなど。