子供の非認知能力を伸ばしたい方へ
子供の才能開花にも効果的!
非認知能力の育て方について
解説します。
最近テストでは調べられない力、
いわゆる非認知能力が注目されています。
今までのような学力を伸ばすだけでは、
生きていけない時代になったからです。
そこで、ベストセラー
「伸びる子どもは○○がすごい:榎本弘明」
の書籍を参考に、この力の伸ばし方を
まとめました。
勉強ができるだけでは、
これからの時代生きていくことはできません。
手遅れになる前に、参考にしてみてください。
目次
非認知能力とは何か?新時代に必要な4つの力とは?
「非認知能力」
この言葉を、
聞いたことはありますか?
非認知能力とは、
「知的能力ではない力」のことです。
すなわち『学力以外の力』
といえるでしょう。たとえば、
- 忍耐力:辛いことがあっても乗り越える力
- 感情コントロール力:嫌なことがあってもイライラしない力
- 共感性:人の気持ちに寄り添う力
- やる気:物事に真剣に取り組む力
このような能力のことをいいます。
一方、学校という組織の中では、
テストの点数や内申点という形で
学力が評価されることが多いです。
しかし今、学校ではあまり評価されることのない
「非認知能力」が求められているのです。
なぜ今注目されているのか?社会や会社で起きている変化
なぜ今、
非認知能力が
求められているのでしょうか?
それは、
- 社会に出てから必要な力
- 会社で起きている変化
この2つに、
非認知能力が関係しているからです。
①社会に出てから必要な力
多くの方は、将来社会で活躍できる子にするために、
学力を伸ばそうとしています。
しかし、2000年にノーベル賞を獲得したヘックマンの研究から、
「社会に出てから成功するためには、学力よりも非認知能力が重要」
ということがわかっています。
つまり、子どもが社会に出てから活躍するには、
学力よりも非認知能力を伸ばすことが重要なのです。
②会社で起きている変化
以前は学力が優れていれば、
希望する企業に就職することができました。
しかし今は「学力」だけで、
内定をもらうことはできなくなっています。
それは、
- 注意するとひどく落ち込む
- 他者とコミュニケーションをとろうとしない
- 厳しい指導を受けた翌日からしばらく来ない
新入社員が増えているからです。
そのため企業側も学力だけでなく、
忍耐力やコミュニケーション力などの
非認知能力を採用基準とするところがが増えています。
つまりこれからの時代は、
学力と同様に非認知能力を伸ばすことが
子どもが将来幸せになる上で大切と言えるでしょう。
非認知能力を伸ばすコツは、好きな遊びをさせること
では「非認知能力」を
伸ばすためには、
何をすればいいのでしょうか?
答えは、簡単です。
「子どもの好きな遊び」
をとことんさせましょう。
子どもは友達と遊ぶ中で、
「コミュニケーション力」「共感性」を
身につけるからです。
また遊びを通して自らやりたいことを見つけ、
それが「やる気」や「忍耐力の向上」にも
つながっていきます。しかし現代は、
- 習い事や勉強が忙しく遊ぶ時間がない
- 家でゲームをする方が気楽でいい
子が増えています。
そのため、非認知能力が欠けた子が、
増えているのです。
【習い事と遊びは何が違うの?】
「習い事」と「遊び」は違います。
習い事の場合、コーチや先生の指示に従わなければならないからです。
「言われたからやる」では、非認知能力は伸びません。
一方「遊び」は、自分で楽しみややり方を見つけていきます。
その中で、非認知能力が育つのです。
習い事を通して友達と遊べばいいと考えるのは、
少し危険かもしれません。
レジリエンスを育てるのも重要!褒めすぎにも注意
実は非認知能力の中で、
重要視されているものがあります。
「レジリエンス」です。
レジリエンスとは「復元力」です。
嫌なことがあったときに、
乗り越えていく力のことを指します。
レジリエンスを伸ばすためのポイントは2つです。
- 良好な親子関係と正しいしつけをすること
- 挫折経験をさせること
です。
詳しく見ていきましょう。
①良好な親子関係と正しいしつけ
良好な親子関係がないと、子どもとの会話ができません。
コミュニケーションがとれる関係であることが、
レジリエンスを育む大前提もなります。
その上で、ダメなことをしたときはきちんと叱ってあげましょう。
褒めることしかしてこないと、
いずれ叱ったときに心が折れてしまうからです。
良好な親子関係をつくること、
その上でダメなことはダメだと厳しく伝えること。
これが、レジリエンスを育てるために必要です。
②挫折経験をさせること
多くのお父さんお母さんは
「子どもに失敗をさせたくない」と、
先回りして失敗を排除してしまう傾向があります。
これは親として、当たり前の感情です。
しかし挫折経験をさせないと、
それを乗り越える力が身につかなくなるのも事実です。
そこで挫折経験をさせるために、
ハードルの低いことから挑戦をさせましょう。
少しの努力で乗り越えられるレベルの壁をつくることで、
「乗り越える力」が育っていくからです。
たとえば「サッカーをしたい」という子には、
まずは友達とのサッカーの遊びをさせたり
部活に入れてみたりしましょう。
いきなりレベルの高いクラブチームに入れても、
早々に諦めることになってしまうからです。
そこである程度力をつけてきたら、
ワンランク上のチームでさらに努力させましょう。
「頑張れば戦える」というレベルで、
レジリエンスを伸ばしていきましょう。
非認知能力の中でも重要視されている、「レジリエンス」。
日々の関わりや意識で、伸ばしていくことができます。
最も大切なことは信頼できる親子関係を作ること
「非認知能力」の重要性、
おわかりいただけたと思います。
先ほども触れましたが、
土台となるのは
「信頼できる親子関係」です。
- お子さんと他愛もない会話ができる関係ですか?
- 子どもに困りごとがあれば、すぐに頼ってもらえますか?
もし、すぐにうなずけない場合は、
今すぐお子さんとの関係を良好にすることが大切です。
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