高校生の子どもの反抗期で悩んでいる方へ
高校生の反抗期対応のページ内容
ここでは、
高校生の反抗期の対応法をまとめます。
親に反抗する原因は中学生と同じですが、
症状や反抗しやすい子供の特徴などは、
大きく異なります!
男女別の違いや、
不登校になって高校退学になりそう
な時の考え方をまとめました。
お子さんの人生が台無しになる前に、
チェックしていただければと思います!
目次
【中学生向け!反抗期の対処法】
この記事で紹介しているのは、高校生の反抗期対策です。
中学生の場合は少し対応方法が異なります。
お子さんが中学生という場合は以下の記事を
参考にしていただければと思います。
反抗期が酷くなった場合、
次の2つのパターンの
どちらかが原因の可能性が高いです。
今まで我慢してきた
これまでにお子さんが、親から、
- 毎日勉強しろと言われた
- 勝手に進路を決められた、
- やりたい趣味を反対された
- やりたくなかった習い事を無理やり続させられた
という経験がある場合、
高校に入った瞬間、友達や環境の変化で
我慢の限界に達して反抗的になるケースがあります。
今までほったらかしにされてきた
兄弟がいる場合、下の子に問題があると、
上の子はほったらかしにされる傾向にあります。
特に小さいころから優等生だった子は、
本当は甘えたいのに優等生でいないといけない
というプレッシャーをかかえてきました。
そういった子が高校に入り、
生活環境に変化が訪れると、
これまで満たされてこなかった想いが
爆発して反抗期になることがあります。
反抗期の症状を解説します。
あらかじめ起きる反抗を知っておくことで、
適切に対応できるようになるでしょう。
男子
男の子の場合、
子どもの気質によって
やんちゃ系と引きこもり系の
どちらかに分かれます。
やんちゃ系の場合、
夜遊び、飲酒、バイク、タバコなどの
行動をするようになります。
また、友達に誘われてカラオケや友達の家で、
お酒を飲んだりタバコを吸うこともあります。
ひどい場合、
麻薬や覚醒剤等の道に進んでしまう子もいます。
引きこもり系の場合は、
ゲーム依存になることがほとんどです。
スマホやパソコンでゲームをしたり、
ネットを通して繋がった子と
悪さをするケースもあります。
女子
女の子の場合も、
やんちゃ系と引きこもり系に分かれます。
やんちゃ系の場合、
年上の男性と付き合うことが多いです。
その結果、妊娠したりするケースがあります。
また、夜の店で働いたり、
Twitterなどを通して売春をしてしまう子もいます。
引きこもり系の場合は、
男の子と同じで家にひきこもって
スマホやパソコンでゲームに依存します。
最近は、
隠れてやんちゃをする子が多いので、
ゲームに依存したり、ネットを通して悪さをしていないか
チェックしてあげることが大事になります。
どうしたらよいのでしょうか。
ほとんどの場合、
次の3ステップで解決できます。
ステップ①愛情バロメータを上げる
子どもが問題行動を起こす1番の原因は、
愛情バロメータが下がっていることです。
お父さんお母さんの愛情が子どもにきちんと届いていれば、
愛情バロメータは上がっていきます。
すると、問題行動を起こさなくなります。
しかし、上手く届いていないと、
愛情バロメータが下がり、問題行動を起こします。
では、どうしたら愛情バロメータを上げることが、
できるのでしょうか。次の2つが重要です。
①子どもの要求を聞いてあげる
ほったらかしにしたり、
あまりかまってあげられていないなら、
子どもに向き合う時間を増やし、
できる限り要求を聞いてあげましょう。
②過干渉をやめる
親が子どもにあれこれ指示をしたり、
子どもの意見を聞かずに進路を決めようとしている場合は、
やめましょう。今後はできる限り、
子どもの意思を尊重することが大事です。
ステップ②わがままには毅然とした対応をする
愛情バロメーターが低かった時期が長ければ長いほど、
要求がわがままになってくることがあります。
たとえば「あれしろ」「これしろ」「あれを持ってこい」と、
子どもが上の立場になろうとするケースがあります。
この時、ダメなものはダメだと
毅然な態度で向き合い、
イエスマンにならないようにしましょう。
夫婦で相談して
「ここまでは許してもこれ以上の要求は聞けない」
というラインを決めて子どもに
伝えていくことが大事です。
ステップ③子どもを高校生だと意識する
高校生は、小中学生とは少し違います。
義務教育が終了しているため、
社会に出ることができる年齢だからです。
そのため、
小中学生のころに行ってきた子育てを続けてしまうと
逆に愛情バロメータを下げてしまうことがあります。
たとえば、高校生の男の子に対して、
親が「愛しているよ」と言ってハグをしたら、
少し気持ちが悪いですよね。
小学校低学年までは喜んでいたことでも、
高校生になると嫌がることもあるわけです。
年齢が上がるごとに、
親子の距離は少しずつ離れていくという事を
受け止め、接していくことが大事になります。
最終的に学校に行かなくなります。
学校に行かなくなると
テストが受けられないので、
中退や退学の可能性が
上がってきます。
ここまで来てしまったら、
親としてどのように考えていけば
良いのでしょうか。
細かい対応方法は、
状況によって変わってきますが、
まずは原因を付き止めることが大事です。
子どもが不登校になった場合、
なぜ学校に行っていないのかを
確認しましょう。たとえば、
次の3つのケースが考えられます。
1.学校が合っていない
進路選択を間違ってしまったケースです。
この場合、どれだけその高校に通っても
子どもの未来は明るくなりません。
学校が合っていないことが原因で
不登校になっているなら、
すぐに次の進路を探しましょう。
2.他にやりたいことがある
高校で勉強を頑張っているけど、本当は
「将来料理の道に進みたい」と思っているとします。
その場合、高校で学んでいる5教科は無駄になりますよね。
高校を辞めるべきか、続けながら
夢を追いかけていくべきかは、
子どもによって異なります。
ただ、基本的には
夢を応援してあげた方が良いでしょう。
3.親に反発している
愛情バロメータが低いと、
親に反発するために学校に行かない子がいます。
もしくは、心のエネルギーが足りなくなって、
朝起きられなくなる子もいます。
この場合、愛情バロメータを上げることで、
学校に行けるようになります。
上記の3ステップで対応すれば、
少しずつ学校に行けるようになります。
まずはできるところから、
進めていただければと思います。
子どもの反抗期に向き合っていただければ、
少しずつ改善されてくると思います。
ただ、反抗期が無くて
悩んでいる方も多いと思います。
そこで次のページでは、
反抗期がない子どもついて解説しました。
反抗期がなくても問題ない場合と、
後々問題が起こる場合の違いについても
まとめているので、
良かったら参考にしてみてください。
また、お子さんの反抗期が激しく、
お父さんお母さん自身が精神的に参ってしまった、
ということもあるでしょう。
この場合、
次のページで紹介している方法で対応してみてください。
気持ちが楽になるはずです。
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お父さんお母さん向けに全国で
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短期間で愛情バロメータを上げる方法です。
たとえば、
- 思春期の子どもと接する方法
- スマホゲーム依存の解決ステップ
- 子どもとの会話を3倍に増やすテクニック
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