子供が過敏性腸症候群で学校に行けない方へ

なぜ、朝起きるとお腹がいたくなるのか?

過敏性腸症候群に関するページ内容

 

ここでは、

過敏性腸症候群の症状と接し方について
解説します。

 

最近、毎朝お腹が痛くなり、
学校に行けなくなる子が増えています。
病院で診てもらっても特に異常がない場合、
過敏性腸症候群の可能性が高いです。

 

そこで、具体的な症状と、
親ができる治し方を解説します。
原因の多くはストレスなので、
ここを改善すれば親の力で治すことができます!

 

お子さんが不登校で、
高校受験が不安という場合、
早めに対応を進めていきましょう。


過敏性腸症候群の症状は下痢型、便秘型、交換型の3つ

過敏性腸症候群とは、

腹痛や下痢、便秘、便秘など
お腹にトラブルが起こっているのに、
体に異常はないという状態
です。

 

 

実際にお腹が痛く、下痢になり、病院へ行って、
「これはウイルス性のものですね」
「胃腸炎ですね」と症状を言われるのではなく、

 

 

「原因がわからないですね」と言われたら、
過敏性腸症候群の可能性が高いです。

 

 

また、過敏性腸症候群は、
3つの症状に分かれます。
下痢型、便秘型、交換型の3つです。

 

下痢型

下痢型というのは、出かけようと思うと
下痢が続いてしまうもの。

 

便秘型

便秘型はお腹が痛くなり、
コロコロの便が出てしまうもの。

 

交換型

交換型は下痢型と便秘型の両方が
時期によって変わる症状のことです。

 

 

基本的にはお腹の痛みで学校に行けない、
さらに原因が見つからないという場合は
過敏性腸症候群を疑ってみるのが良いと思います。

 

子供の場合、原因は学校、友達関係、家庭でのストレス

では、過敏性腸症候群の原因は何でしょうか。

過敏性腸症候群の原因はずばり、
ストレスです。ストレスがかかると人間は
色々な症状が出てきます。

 

 

10円ハゲができたり、
朝動けなくなったりと、色々な症状が出ます。
頭をかいてしまうという症状については
以前、解説したページがあるので、
一度参考にしてみてください。

 

 

 

 

ストレスがお腹にきてしまうのが、
過敏性腸症候群です。子どもが感じるストレスには、

 

  • 学校で先生とトラブルが起きた
  • 担任の先生がすごく怖い
  • 大好きな友達と喧嘩した

 

などいろいろあります。
また、家庭で親に厳しく言われることが
ストレスになっているケースもあります。

 

 

どこにストレスが
かかっているのかをきちんと理解して、
解消していくことが大事になります。

 

病院での治療は気休め!薬も効かない!

薬

過敏性腸症候群になった場合、

どんなステップで改善していくのでしょうか。

 

 

まずは、病院に行きます。
病院の種類としては、
消化器内科です。

 

 

消化器内科に行って原因が分からない場合は、
おそらく以下のように言われます。

 

過敏性腸症候群かもしれない。
ストレスが溜まっているかもしれないので、
次に心療内科を受診してみましょう

 

このように言われたら、
心療内科を受診しましょう。

 

 

朝、下痢が激しくて学校へ行けない場合は
薬を処方してもらうこともできます。
有名なのはセレキノンやコロネルなどです。

 

 

こういった薬で治る子もいますが、
基本的には薬物治療は
気休め程度
にしかなりません。

 

 

なぜなら、根本的な原因はストレスにあるからです。
薬を飲んでストレスが解消されることはありませんよね。
ストレスは他の外部要因で解消していくしかないので、
あくまでも薬は気休め程度だと頭に入れておきましょう。

 

 

もちろん薬を飲んで
お腹が落ち着いて学校に行ける子もいます。

そういった場合、消化器内科の先生と連携して、
上手に併用して改善していくと良いです。

 

 

また薬だけに頼って、
根本な原因であるストレスの解消を
しないといつまでも薬をやめられません。
この点は注意しましょう。

 

家庭でストレス解消と小中学校との連携が治し方の基本

では、どのようにサポートしたら、

ストレスを解消できるのでしょうか。
私はこれまでに、お腹が痛くて学校に行けない
という相談をたくさん受けています。

 

 

そして、私がアドバイスした結果、
たくさんの子どもたちの
過敏性腸症候群の方を改善してきました。

 

 

このとき、私が伝えていたことは、
「家庭のストレスをなくす子育てをしましょう」
ということです。

 

 

子ども達は、
毎日学校に行きますよね。
学校に行くと友達や先生との
トラブルは避けられません。

 

 

ここに関しては親は
なかなか干渉できません。
そこで、学校に意識を向けるのではなく
家庭に意識を向けます。

 

 

家庭は親の力だけで
ある程度コントロールができるからです。
具体的には、
居心地の良い家庭を作るように意識します。

 

 

家庭にいる子どもは、
主に2つのことがストレスになっています。

 

 

1つ目は、やりたくないことを強制されること。
2つ目は、自分がお願いすることを
やってくれないことです。

 

子どもが嫌がることを、強制しないようにする

やりたくないことを強制される、
一番代表的なものは勉強です。
勉強したくないと思っているのに
「勉強をしろ」と言われると、ストレスを感じます。

 

 

高校受験もあるので、勉強は大事です。
ただ、現在お腹が痛いと感じるほど
ストレスを抱えているなら、
一旦勉強はおいておいた方が良いです。

 

 

そこで、
「勉強しなさい」「早く寝なさい」などの
「しなさい言葉」をやめることが、
居心地の良い家庭作りの最初のステップになります。

子どもの要求を、できる限り聞く

次に子どもの要求を聞いてあげることも大事です。
あれやってこれやってと色々出てくる
甘えを聞いてあげるとストレスが軽減されます。
例えば、

 

  • ショッピングモールに連れていく
  • 一緒にゲームをする
  • 子どもの食べたいおかずを作る

 

などです。
もちろん、全て言うことを聞けばよい
というわけではないのですが、
親に甘えて言っていることは聞いてあげると良いです。

 

この2つのことを家庭でやっていきましょう。
そして、これをやりつつ学校でのストレスを
解消していくことも大事です。

 

 

これは担任の先生と連携していくと良いです。
例えば、部活の先生と揉めていてストレスを
感じているなら担任に伝えて、
間に入ってもらいストレスを解消すると良いでしょう。

 

 

同じように友達関係とトラブルも
担任の先生に上手にサポートしてもらって、
学校でのストレスを解消していくと、学校と家の両方の
ストレスがなくなって症状が自然に改善されます。

 

 

子どもが学校で抱えやすいストレスについては、
以下のページにまとめてあるので、
参考にしてみてください。

 

 

 

【元教師が解説】不登校の原因と解決法

不登校

今回お伝えした内容を意識して、

子どもの過敏性腸症候群に
向き合っていただければ、
少しずつ症状は解消されると思います。

 

 

ただ、症状がひどい子の場合、
不登校になってしまう子もいるでしょう。

 

 

お腹が痛い状態が毎朝続き、
学校に行きたくなくなり、
家に引きこもってしまうケースです。

 

 

この場合は、次のページで解説している
「不登校になる前にできる対策」を行ってみてください。

 

 

親がすべきサポートや、
学校を休みがちになったときに
すべき対応法などについて解説しています。

 

 

 

 

また、お父さんお母さんがしっかりと対策を行っても、
不登校になってしまうケースもあります。
その結果、子どもが学校に行かないことに対して、
毎日不安を抱えながらの生活になってしまうかもしれません。

 

 

そこで次のページでは、
不登校になった時にできる解決策について解説しました。

 

 

こちらの記事を参考にしていただければ、
現在お子さんが不登校でも、
すぐに解決できると思います。

 

 

 

【親向け】子どもが笑顔になる思春期の子育て法

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動画で解説!!過敏性腸症候群の症状と治し方

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