勉強の優先順位のつけ方がわからない中学生へ
学習を進める順序を解説するページ
勉強の優先順位のつけ方について
解説します。
国語、社会、数学、理科、英語、
これらの教科はどのような順序で、
勉強していくといいのでしょうか。
元教師だからこそわかる、
効率のいい学習順序をまとめました。
同じ勉強時間でも、
順番を変えるだけで勉強効率は上がります。
その結果、定期テストの点数も、
グングンUPするはずです。
目次
なぜ、勉強する順番が大切なのか?
勉強する順番って非常に大切です。
では、なぜ順序が大事なのでしょうか。
ここでは、3つの理由をお伝えします。
あなた自身に当てはめながら、
一緒にみていきましょう。
➀忘れやすい教科と忘れにくい教科があるから
少しの勉強時間で覚えられる教科と、そうでない教科があります。
忘れやすい教科はテストの直前に行った方が、
点に結び付きやすいでしょう。
一方忘れにくい教科は、
早い時期にテスト勉強を行っても記憶に残っているので
点をとることができます。
②時間がかかる教科とすぐに終わる教科があるから
教科によって、テスト勉強でものすごく時間がかかるものがあります。
一方、数時間の勉強で点がとれる教科もあります。
時間がかかる教科は、テスト本番に間に合うよう
余裕を持って取り組みましょう。
一方すぐに終わるのであれば、一夜漬けでもテストに対応できます。
③忘れていい教科とダメな教科があるから
忘れてもいい教科というのは、
このテストでしか使わない教科のことです。
一方、受験で使うものや今後のテストにも出てくるものは、
忘れてはダメな教科に入ります。
このような忘れてはいけないものは、
長い知識になるような学習法をしていかなければなりません。
これら3つを総合的に判断して、
学習の順序を決めていきましょう。
これだけで、結果は大きく変わります。
具体的には、次で詳しくお伝えしていきます。
忘れにくい教科から優先的に勉強しよう
では、どのような順序で、
勉強を進めていくといいのでしょうか。
まず、以下の3つは優先的に、
進めていきましょう。
- やり方を覚える教科
- 時間がかかる教科
- コツコツ教科
詳しく解説します。
①やり方を覚える教科
これは、「数学」が当てはまります。
数学は「解き方」さえ覚えてしまえば、忘れにくい教科だからです。
早い時期から勉強を始めても、テスト本番で点を獲得できるでしょう。
②時間がかかる教科
これは、「英語」が当てはまります。他の教科と比べて、
文法、長文対策、英単語などとにかく時間がかかるからです。
つまり、早い時期に始めないと間に合いません。
数学と同様、英語は早い時期からはじめていきましょう。
③コツコツ教科
国語の漢字や英単語の暗記が当てはまります。
これらは、テスト前日に一気に頭に入れることはできません。
1日5個などと決めて、コツコツと覚えていくものだからです。
また国語や英語の音読も、前日に何度も行うよりも
毎日1回やる方が身に付きやすいでしょう。
これらは早めから取り組み始め、コツコツ進めていきましょう。
ちなみに社会と理科は、後回しにしてもらっても大丈夫です。
1週間前からワークを解き、 3回ほど繰り返すだけで
知識に残りやすいからです。
ここまでお伝えした内容で、定期テスト対策を行ってください。
テストの点数は大幅にアップし、内申点もぐっと上がるでしょう。
志望校への合格もぐっと近づくはずです!
高校受験に使わない副教科は一夜漬けでOK
音楽、技術家庭、保健体育、美術、
これら副教科の勉強は、
試験のギリギリから勉強を始めても
大丈夫です。
副教科は、高校受験には使わない教科だからです。
時間をかけてコツコツ覚えたものは、
記憶に残りやすいですよね。
一方、一夜漬けで無理やり詰め込んだ知識は、
時間が経つにつれて忘れてしまいます。
つまり、高校受験に必要な5教科はできるだけコツコツと覚えていく、
受験に使わない副教科は、一夜漬けで詰め込む、という形で
テストを乗り切りましょう。
ここで注意してほしいのが、
副教科だからといって全くのノー勉でテストを受けるのはやめてください。
副教科はテストの点数が、
内申点に結びやすい教科でもあるからです。
内申点は高校受験においてもとても重要なので、
一夜漬けでもいいので副教科も対策していきましょう。
宿題や受験勉強との優先順位のつけ方
定期テスト対策で、
やるべき順番は理解していただけたと思います。
ここで、
- 宿題
- 定期テスト対策
- 受験勉強
この3つの優先順位もお伝えします。
この中での最優先は、 「宿題」です。
宿題=提出物を出していないと、内申点が下がるからです。
次は、「定期テスト対策」を行いましょう。
こちらも内申点に大きく影響するので、
高校受験の合否にも大きく関わってくるからです。
最後に、 「受験勉強」をしましょう。
受験勉強も、高校入試合格のためにもちろん大切です。
しかし、受験までは長い期間あるので
コツコツ行っていけばいいからです。
宿題をして、定期テスト対策も行い、
余裕があれば受験勉強に取り組んでください。
中学3年生になっも考え方は同じで、
宿題、定期テスト対策を優先しましょう。
しかし中1、中2のときに遊びに使っていた時間は、
全て受験勉強に注ぐようにしてください。
高校受験に合格した後には、
思いきり羽を伸ばして遊ぶことができます。
苦しい時期を頑張って乗り越えた先には、
楽しい高校生活がきっと待っています!
さらに勉強効率を上げる道山流学習法
ここまでお伝えした内容で
日々の勉強やテスト対策を行っていけば、
必ず成績が上がるでしょう。
そして、さらに短期間で成績を上げるためには、
効率の良い勉強法を行うことが重要です。
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