子どもが不登校で悩んでいるお父さんやお母さんへ
不登校の子どもへの接し方に関するページ内容
不登校の子どもにやってはいけない接し方を
解説します。
お子さんが不登校になったとき、
「頑張っていきなさい」
「とりあえず勉強しなさい」
と言っていないでしょうか?
実は言ってはダメな言葉、
やってはいけない子育て法があります。
不登校が長期化する原因になるので、
間違った言葉をかけてしまう前に、
チェックしていただければと思います。
目次
学校に行けない子どもの気持ちは3つ
そもそも、
学校にいけない子は
このように思っています。
- 「疲れた」
- 「行きたくない」
- 「今は休みたい」
の3つです。
疲れた
1つ目は、「疲れたから行きたくない」です。
心や身体が疲れていて
それがとれない状況だと、
学校に行くエネルギーはわいてきません。
行きたくない
2つ目は、
「疲れているわけではないが、なんとなく行きたくない」
こんな気持ちです。
たとえば学校でトラブルが起こっていたり、
学校のルールが合わなかったりすると、
このように思ってしまうことがあります。
今は休みたい
3つ目は、
「ずっと休みたいわけではないけれど、
今は気分がのらない」という気持ちです。
一時的なものであれば、
解決はわりと早くできるでしょう。
学校に行きたくない子、行けない子は
このような気持ちを抱えています。
そのことを理解してあげることが、
解決への第一歩となるでしょう。
「頑張っていきなさい」は無理やり走らせる危険な言葉
では、
学校に行きたがらない子どもへ、
どのような言葉掛けや接し方を
すればいいのでしょうか?
まずお伝えしたいのが、
「学校に頑張っていきなさい」
はいちばん言ってはいけない言葉
ということです。
子どもが疲れている状態で
無理やり行かせようとすると、
よりストレスがたまるからです。
その結果、不登校の長期化につながるでしょう。
マラソンを10キロ走って倒れている子に
「立ち上がって!あと1キロ走って!」と
無理やり頑張らせるのは無理な話ですよね。
それと同じです。
気持ちを共感しすることが大切
では、「学校に行きたくない」という
子どもへの適切な対応は、
どうすればいいのでしょうか?
答えは、
行きたくないという気持ちに
寄り添ってあげることです。
「そうだよね。そういう日もあるよね。」
「今日は一日、ゆっくり休もうか」
このように、本人の意思を尊重してあげましょう。
その結果、心の疲れがとれて
学校へいくエネルギーがわいてくるのです。
無理やり頑張らせても、
学校に行けるようにはなりません。
子どもの気持ちに寄り添うことが、
不登校の長期化にならずに済む最善の策なのです。
「とりあえず勉強しなさい」は、子どもが求めていないこと
「頑張っていきなさい」
の他にもNG言葉が
あります。それは、
「そんなに休むなら、
とりあえず勉強しなさい」
という言葉です。
特に不登校が長期化してくると、
言ってしまいがちだと思います。
しかし勉強しろと言ったところで、
するはずがありません。
今はそんな気分じゃないからです。
たとえば、友達との喧嘩が原因で
不登校になっているとしましょう。
この場合、
喧嘩していることが気になって、
勉強どころじゃないですよね。
このタイミングで「勉強しなさい」と言うと、
「どうして私の気持ちを分かってくれないんだ」と
反発心を生むことへつながってしまうのです。
子どもが自ら勉強したい
という気持ちにならない限り、
勉強の話はしないようにしましょう。
勝手に学校に相談するのはやってはいけない危険な対応
ここまで、
2つのNG言葉を
お伝えしました。
さらに、NG行動も
お伝えしていきます。
それは、「勝手に学校へ相談をすること」です。
子どもが「先生に相談してほしい」と言うなら、
話をしてもOKです。しかし、子どもが
「先生にトラブルや悩みを知られたくない」
と言っていたら、相談するのはやめましょう。
勝手に相談すると、
親に悩みを打ち明けにくくなるからです。
すると不登校の長期化に
つながってしまうでしょう。
トラブルが起きて先生に相談をする場合、
必ず子どもの許可を得てからにしましょう。
不登校解決には、愛情バロメータUPが重要
このように、
不登校を解決するうえで、
やってはいけないことはたくさんあります。
では、どういう行動をすれば、
不登校解決に結びつくのでしょうか。
いちばんにやっていただきたいのは、
心の疲れをとってあげることです。
たとえば、
- 好きなご飯をつくる
- 話を聞いてあげる
このように居心地のいい家庭をつくることで、
お子さんは安心して心身を休めることができます。
お子さんはあなたのことを信頼するでしょう。
私はこの状態を、
愛情バロメータが高い状態と読んでいます。
不登校を解決するには、
愛情バロメータを上げるのが最初のステップなのです。
愛情バロメータを上がって来ると、
少しずつ学校に行くエネルギーもたまってきます。
ここで、トラブルなどを解決すれば、
再登校することができるのです。
このように、
- 愛情バロメータを上げる
- トラブルを解決する
という流れで、
不登校は解決できます。
なお、もう少し具体的な
愛情バロメータのUPのやり方は、
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動画で解説!!不登校が悪化する危険な子育て法