他害行為をする子どもの対応を知りたい方へ
他害行為に関するページ内容
他害行為をする子どもの対応について
解説します。
他害行為とは、
人に手を出したり、何かを盗んだりするなど、
他人に迷惑をかける行為です。
子どもが思春期になると、
こういった行動をすることが増えます。
では、なぜこういった行動をするのでしょうか。
元教師でたくさんの中学生と
向き合ってきたからこそわかる、
原因と親ができる対応法をまとめました。
目次
![](../img/tagaikoui-botan.jpg)
他害行為とは何か?中学生になると増える理由とは?
そもそも他害行為とは、
どういう行為を
指すのでしょうか。
他害行為とは、
「他人の身体や名誉、
財産などに危害を及ぼす行為」
のことをいいます。
思春期の子の場合、
暴言、暴力、万引き、恐喝などが
他害行為としてよく起こりえることです。
中学生になると他害行為が増える理由
中学生になると、他害行為が増えます。
なぜなら、力がついてきたり、
頭が賢くなってきたりするからです。
幼児の子は、思い通りにならないと癇癪を起こします。
小学校低学年の子は、大声を出したりするでしょう。
この段階では、まだ他害行為とは言えません。
それが思春期になると、暴言暴力となります。
相手が傷つくようなことをわざと言ったり、
相手をケガさせるレベルの暴力を振るったりするため、
他害行為となってしまうのです。
他害行為をする子はみんな発達障害(自閉症)なの?
他害行為をする子は、
発達障害(自閉症)でしょうか。
私は、他害行為と発達障害について、
直接的な関係は少ないと考えています。
もちろん自閉症の場合、定型発達の子と比べて
言葉で表現するのが苦手な子が多いです。
そのため、手が出てしまうことは少なくありません。
しかし、
- 発達障害はあるけれど他害行為をしない子
- 発達障害ではなくても他害行為をする子
こうした子は多くいるため、
発達障害がいちばんの原因ではないでしょう。
では、どんな子が他害行為をするのでしょうか。
主に3つの特徴があります。
①イライラしたときの対処法がわからない子
(どうしていいかわからず手を出してしまう)
②善悪が付けられない子
(これを行うとどうなるかを考えられない)
③親子関係が悪く、愛情を求めている子
(わざと悪いことをして親の気を引こうとする)
これら3つの中のいずれか、
もしくは複数当てはまると、
他害行為をしやすくなるので注意が必要です。
最初にすべき対応は、ダメな事はダメだとしっかり叱ること
他害行為があったとき、
親はどのように対応すればいいのでしょうか。
ここでは、他害行為の一つである、
他人に手を出してしまうケースの対応法を、
3つのステップにわけて解説します。
まずは落ち着くのを待つ
まずは、子どもが落ち着くまで待つことが大切です。
イライラしているときに話をしても、
子どもの頭には入っていかないからです。
もちろん、子ども自身や対応する側に
危険が及ぶ場合は止める必要があります。
その行為がなぜダメなのかを話す
子どもが落ち着いたタイミングで、
なぜその行為がダメなのかを冷静に伝えましょう。
たとえば暴力の場合、
「自分が手を出されたら、どういう気持ちになるか?」
「相手を傷つけてもいいのか?」
ということを話しましょう。
冷静なれば、よくないことと理解できるはずです。
くり返し同じことをしないためにも、
ダメなことはダメだとしっかりと伝えることが重要です。
どのように改善するかを一緒に考える
最後に、イライラしたときに気持ちを落ち着かせる方法を
一緒に考えましょう。
- その場を離れる
- 好きな音楽を聞く
- 親しい人と話す
- 好きなおやつを食べる
など、イライラやストレスの解消法はたくさんあります。
事前に知っておくだけで、気持ちを落ち着かせることができるはずです。
以上、3つのSTEPを踏むことで、
他害行為は改善していくでしょう。
親子関係が良くなると、子どもも約束を守れるようになる
とはいえ
上記のことを行っても、
最初から完璧にできる子は
少ないです。
一緒に対応策を決めても、
はじめは手を出してしまったり
相手に悪さをしてしまったりと、
失敗することもあるかもしれません。
ただ、何度も何度も根気よく
話をしていくことが大切です。
このとき、親子関係が悪いと
子どもは親の話を聞きません。
それどころか親に迷惑をかけようと、
さらに手を出す可能性もあるでしょう。
そのため、「良好な親子関係」を日頃からつくっておくことが大切です。
子どもは、大好きな親との約束であれば、
守ろうとしてくれるでしょう。
どうすれば良好な親子関係をつくることができるのか?
では、どうすれば良好な親子関係をつくることができるのでしょうか。
たくさんのテクニックがありますが、
大切なことは「子どもが求めていることをする」ことです。
- 話をしっかりと聞く
- 子どもの好きな料理を作る
- 一緒にゲームをする
などを、子どもが何を求めているか考えましょう。
それをすることで親の愛情を感じ取り、
関係が良くなっていくはずです。
子どもの問題行動を短期間で改善する方法
ここまでお伝えしたことを意識して
子どもと向き合っていけば、
他害行為は改善します。
ただ先ほどもお伝えしたように、
良好な親子関係を築いていないと、
子どもは親の言うことを聞き入れてくれません。
そこで読んでいただきたいのが、
私が現在無料で配信している
「思春期の子育て講座」です。ここでは、
- 思春期の子どもの気持ちと接し方
- 子育てにイライラしなくなる方法
- 子どもとの会話が3倍に増えるコミュニケーション術
- 最高の親になる方法
- 親に対する暴言や暴力の解決法
などを無料で解説しています。
ここでは書ききれなかった、
良好な親子関係を構築するための
細かいテクニックなどもご紹介しています。
読んでいただくことで、
自然とお子さんへの向き合い方が変わるため、
家庭の雰囲気が良くなっていくはずです。
その結果、暴言や暴力、他害行為などもなくなり、
子どもとの会話も増えていくと思います。
今なら、
以前3980円で販売していたマニュアルを
受講特典して無料でお渡ししています。
この機会に、是非チェックしていただければ幸いです。
※すでに5万人以上の方が受講し、PTA講演会などでも話している内容です。
動画で解説!!他害行為をする子どもへの対応法の詳細編