娘の反抗期が酷いと悩んでいるお父さんへ
反抗期の娘への対応法解説ページ内容
ここでは、
反抗期で父親が嫌いな娘への
対応方法をまとめます。
可愛かった娘さんも思春期になると、
「お父さんは嫌い」「臭い」などと、
父親を避けることが出てきます。
酷い場合は無視することもあるでしょう。
安心してください。
思春期の子どもの心理を理解すれば、
短期間で元の関係に戻ることも可能です!
元教師で年間3000組の親子の
サポートをしているからこそわかる対応法を
解説しました!
目次
【中学生の反抗期対策の基本はこちら】
このページで紹介しているのは、
反抗期の娘にたいしてお父さんがどのように対応するかです。
中学生の反抗期に対する具体的な対処法については、
以下のページで解説しています。男の子の反抗期で悩んでいる場合、
こちらも参考にしていただければ幸いです。
父親が嫌いという娘、、、これって本心?
そもそも、「お父さんが嫌い」と言っている子は、
本当にそう思っているのでしょうか。
実は親子関係によって異なります。
少し厳しい話ですが、常日頃から、
子どもが喜ばない子育てをしている場合は、
本心で言っています。
お父さんのことを
「うざい」「できれば関わりたくない」
と思っているわけです。
ここで、無理矢理父親が子どもに関わろうとすると、
さらに親子関係が悪くなってしまいます。
一方、日ごろか親子関係が良好な場合、
心の底では嫌だと思っていません。
ただ思春期の女の子の場合、
友達が「お父さんうざいよね」というと、
それにつられて自分もそんな気持ちがして、
なんとなく避けてしまうということがあります。
そういった流れで、
自分も嫌っているような感覚に、
なってしまうのです。
つまり、親子関係が良好な場合は、
本心では嫌っていないので
そこまで深く考える必要はありません。
時間が経てばそういった言葉は減ってくるので大丈夫です。
思春期は大人に変化する時期
また思春期は子どもから
大人に変わる時期です。
そのため、女性ホルモンが出やすくなる
時期でもあります。
すると本能的に、自分の父親のことを
好きになったらいけない気持ちになって、
父親を避けてしまいます。
そういった理由から、
どうしてもお父さんを避けがちになってしまう
ということもあります。
激しい反抗期はいつまで続くのか?
では、思春期特有の反抗期は、いつまで続くのでしょうか。
子どもによって若干の差はありますが、
平均して高校卒業のタイミングで
反抗期が終わるケースが多いです。
イメージとしては、
中1中2から反抗期が激しくなり始め、
受験がある3年生で
一旦落ち着きます。
そして、高1高2は冷静に反抗しているような状態が続き、
高3から大学生になるタイミングで、
完全に落ち着くというケースです。
ただしこれも、親子関係が悪い場合、
大人になってもずっと反抗が続いてしまいます。
ひどい場合は
縁を切られてしまうケースもあります。
高校生くらいで反抗期が落ち着くのが理想ですが、
親子関係が悪い場合は長引くこともあるので、
早い段階で良好な親子関係を
作っておくことが大事になります。
思春期の子どもの心理を生かした3つの接し方
では、反抗期の娘に対して、お父さんはどのように接していけば
良いのでしょうか。
上手に関係を維持するポイントが
3つあります。まずはこの3つを
意識していただくと良いでしょう。
①女性として接する
前述したように、
思春期は子どもから大人に切り替わるタイミングです。
そこで、子ども自身も女の子から
女性という感覚に気持ちが変わってきます。
お父さんも、
この気持ちに合わせた対応をすることが大事です。
小学校低学年ぐらいであれば、頭を撫でる、
抱きしめる、抱っこをするといったことも行いますが、
女性に対してそういった行動をしたらセクハラになりますよね。
こういった行動はやめていくことが大事です。
②身だしなみに気を付ける
思春期は、身だしなみに気を使う時期です。
そんな時にお父さんで目の前でおならをしたり、
家の中をパンツ一丁で歩きまわったりすると、
子どもはどう感じるでしょうか。
自分の親とはいえ、本能的に避けてしまいますよね。
子どもが小学生であれば笑って終わりますが、
思春期になるとそれができなくなります。そのため、
女性が自宅にいるという感覚で身だしなみや
マナーに気をつけていくことが大事なのです。
③要求を聞いてあげる
男の子でも同じですが、反抗期は親を避ける時期です。
しかし、普段は避けていても、
いざという時は頼る時は頼ってきます(笑)
その時に、
「いつも俺のことを避けているくせに、頼る時だけ頼るな」
という対応したらどうでしょう。
こういった対応をしたら子どもは完全に親から離れてしまいます。
そこで、普段は親を避けていたとしても、
なにか要求してきた時はチャンスと考えましょう。
できるだけ子どもの要求を聞いてあげるのです。
するとお子さんは、
「自分はこんなにお父さんのことを避けているのに、
要求を聞いてくれるんだな。」
「自分のことを愛してくれているんだな。」
と、感じます。
その結果、
早い時期で反抗期が終わるようになります。
子どもが無視する場合の効果的な改善法
親子関係が悪くなってしまうと子どもは親を完全に無視する
という状態になります。
頼み事すらしない、
関わる接点がないという
状態も起こってきます。
このような状態になったときは、
発想を変えることが大事です。
たとえば、
お父さんが、娘さんから完全に避けられていても、
お母さんとの関係は良好ということもあるでしょう。
そんな時は、子どもに言いたいことは
お母さんに丸投げをする
という方法がベストです。
もちろん、子どもが荒れて
夜中まで遊んでいるときは、
お父さんが叱らないといけません。
しかし、そういった大きな問題ではない、
「勉強しない」「受験の相談をしてこない」
程度の話なら、お母さんに丸投げしてしまいましょう。
お母さんを通して伝える方が
スムーズに伝わります。
ひとり親家庭の場合は、親戚に頼ろう
最近は、ひとり親家庭も増えています。
父子家庭の場合、お母さんからの
アプローチができないと思います。
このときは、身近にいる女性にお願いしましょう。
たとえば、自分の兄弟、学校の先生、
塾の先生、反抗期が終わった姉などです。
母親ではなくても、
近くにいる女性経由で話を伝えると、
親の意思も子どもに伝わりやすくなります。
この時、1つ大事なポイントがあります。
それは絶対に子どもの愚痴を言わない事です。
よくあるケースの1つに、
夕食を食べ終わった後にお父さんがお母さんに対して
「あいつはなんで〇〇なんだ」
と愚痴を言っている家庭があります。
これは絶対にダメです。
話がどこかで漏れて、
子どもに伝わってしまうことがあるからです。
お父さんが子どもの愚痴を言っている状態で
「ああしろ、こうしろ」と自分の意思を伝えても、
子どもには絶対に伝わりません。
むしろ、
「あいつ最近頑張ってるな」「褒めてあげないとな」
という感じで、ポジティブな言葉を伝えることが大事です。
直接子どもに言うことができなくても、
第三者経由で娘さんに伝えれば、
お父さん自身のイメージが良くなってくるはずです。
すると、反抗期も早く終わると思います。
【必読】子どもの反抗期に疲れてしまったときの考え方
今回お伝えした内容を意識して、子どもの反抗期に向き合っていただければ、
少しずつ落ち着いてくると思います。
ただ、既に手に負えない状態に
なっている子もいるでしょう。
子どもが全く親の話を聞かなかったり、
お父さんお母さん自身が反抗期に
疲れてしまっているケースです。
この場合は、次のページで解説している
反抗期に疲れてしまった悩みの解決策
というページを読んでみてください。
ちょっとしたポイントを抑えて子どもに向き合うだけで、
短期間で改善させるられるようになります。
また、子どもが男の子でお父さんとの関係が悪い場合、
このページで紹介したステップとは少し流れが異なります。
父親と男の子の関係を改善するステップについては、
以下のページにまとめたので、こちらも参考にしてみてください。
最後に、そもそも父親が子育てに参加してくれない!
と悩んでいる方もいます。実はこれは、
お父さんが悪いわけではありません。
上手く子どもに関わる方法を知らないだけだからです。
そこで次のページでは、
お父さんが上手に子どもに関わる方法をまとめました。
よかったらこちらも参考にしてみてください。
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