つい、子どもを怒りすぎてしまう方へ

5つの悪影響と改善法を解説!

怒りすぎる子育てに関するページ内容

 

ここでは、 子どもを怒りすぎる悪影響
について解説します。

親の言うことを聞かなかったり、
成績が下がったりすると、
ついイライラしますよね。

ただ、叱りすぎの子育ては、
子どもによくない
です。
理由と改善ステップをまとめました。
将来後悔する前に、早めに改善しましょう。



後悔する前に!子どもを怒り過ぎる5つの悪影響

そもそもなぜ、
叱りすぎの子育ては
良くないのでしょうか?


それは、
子どもに5つの悪影響が
出てくるからです。

どういったものかというと、

  • 失敗を恐れる人になる
  • 親に嘘をつくようになる
  • 落ち着いて生活ができなくなる
  • 善悪のレベルがわからなくなる
  • 親子関係が悪くなる

このような状態になります。
詳しく見ていきましょう。

失敗を恐れる人になる
たとえば子どもが
2回連続で英検に落ちてしまった場合、
あなたはどうしますか?

「何でまた落ちたの!?」
「勉強足りなかったんじゃないの!?」

と言っていませんか?

このように叱ってばかりいると子どもは、
「もう英検を受けるのをやめよう」
という気持ちになります。

つまり、失敗したことを叱りすぎていると、
いずれ挑戦することをやめてしまう
のです。

親に嘘をつくようになる
たとえば子どもがお皿を割ってしまい、
厳しく叱ったとしましょう。

すると、次お皿を割ってしまったときに、
子どもはその事実を隠そうとします。
怒られるのが嫌だからです。

このように子どもを叱り過ぎると、
自分を守るために嘘をつくようになります。

落ち着いて生活ができなくなる
1日に何度も怒っていると、
子どもは「次はいつ怒られるんだろう」と
怯えて過ごすようになります。

そのため、家では心を休めることができません。
学校や家でのストレスはたまる一方なので、
いずれ不登校や引きこもりになる恐れがあります。

善悪のレベルがわからなくなる
たとえば子どもが、

  • 手がすべってお皿を割ってしまった
  • 友達をいじめた

このような失敗を犯したとき、
同じような叱り方をしてはいけません。
どう考えても、いじめの方が悪いからです。

それなのに同じ叱り方をしてしまうと、
お皿を割るのもいじめるのも
どちらも同じぐらい良くないことと
捉えられてしまうからです。

その結果、
善悪のレベルがわからない子になってしまいます。

親子関係が悪くなる
いつも怒ってばかりいると、
子どもからのイメージが悪くなります。

すると子どもからの会話は減り、
できるだけ関わるのをやめようと
思われてしまうでしょう。


結果的に、親子関係はどんどん悪くなってしまいます。

叱りすぎることで、
このような5つの悪影響が出てきます。
ついつい叱ってばかりという方は、
この後お伝えする叱り方を意識してみてください。


全く叱らないのも問題!将来起こる悲劇とは?

とはいえ、
何も怒らないのもダメです。
善悪がつけられない子に、
なってしまうからです。



たとえば、子どもが学校でいじめをしていたとします。
ここで親が怒らずに放っておくと、
「いじめをしてもいいんだ」という考えになっていきます。


そのため、一番身近な親が、
いじめは本当にダメなことだと
厳しく叱らないといけません。

このように、

  • 他人を傷つけること
  • 法律に違反すること
  • 他人に迷惑をかけること

この3つは、小さい頃から厳しくしつけておかないと、
エスカレートしてしまったり、
犯罪につながったりする可能性もあります。



「叱りすぎ」「叱らなさすぎ」
どちらか一方に偏りすぎるのは危険です。
次に「正しい叱り方」をお伝えします。


怒るコツは「頻度」「強弱」「親子関係」を考えること

子どものためには、
どのように怒るのが
正解なのでしょうか?


ここでのポイントは、
「頻度・強弱・親子関係」

この3つです。
順に説明していきます。

頻度
1日に何回ぐらい、子どもを怒っていますか?
毎日2~3回以上という場合、怒りすぎです。
多くても1日1回、
できれば1週間に2~3回程度におさめましょう。

「叱りたくないけど、子どもが悪いことばかりする」
このような場合は、
本当にそれが悪いことか考え直してみてください。
たとえば、

  • お皿を割った
  • 門限をまもらない
  • 友達をいじめた

このような失敗を子どもがした場合、
どこを厳しく叱るべきかを
あなたの中でレベルをつけましょう。


いじめは100%加害者が悪いです。
なので、二度としないよう厳しく叱る必要があります。

しかし、お皿や門限に関しては叱るのではなく、
「なぜ失敗してしまったのか?どうすれば失敗しないか?」
と、改善策を考える形で促していくといいでしょう。

強弱
子どもを叱るレベルを考える以外にも、
「強弱をつけて叱る」ということも大切です。

本当にダメなことの場合は、
それなりに厳しく怒りましょう。

子どもも重大さを理解できます。

一方、ただの不注意やミスだった場合は
厳しく怒ってはいけません。

「片手でお皿を運ぶと、落としちゃうね。」
「両手でしっかり持ってみようか。」

このように原因を見つけ、
改善できるように促しましょう。

親子関係
親子関係が良くないと、
そもそも叱ることができません。

大嫌いだと思っているお父さんから叱られても、
「うるせー!黙れ!」と、聞く耳をもってくれないでしょう。
言われたことを、素直に聞くこともしないはずです。

そのため、日頃から
親子関係を良好にしておくことが大切です。

「頻度・強弱・親子関係」
このポイントを意識しましょう。



叱るべきかどうかを、見極めることができます。
さらに効果的にしつけることができるので、
叱る場面も減っていくでしょう。


毎日イライラして子どもが委縮するときは?

意識していても、 「ついつい叱りすぎてしまう」
これは子どものせいではなく、
親がイライラしているからです。


そもそも「叱る」のは、
子どもを良くするための行動です。
親のイライラを解消するためではありません。



もちろん、親も人間です。
わかっていても、
ついつい言いたくなることもあるでしょう。


そのときは、
一旦子どものいる場から離れるようにしましょう。

トイレへ行ったり、外の空気を吸ったりすることで、
冷静になることができるはずです。


また、イライラしてしまう根本的な原因を、
解消することも大切です。

  • 仕事に行くたびにイライラするなら転職する
  • 鉄が不足しているなら、サプリを飲む
  • 家事が忙しすぎるなら、ロボット掃除機を買う

何かできることがあるはずです。また、
定期的にストレス発散する機会もつくりましょう。

  • スポーツをして体を動かす
  • お気に入りのカフェで待ったりする
  • 仕事帰りにスイーツを買う
  • 寝る前に好きな小説を読む

なんでもいいです。
親のイライラは、子どもを叱りすぎてしまう
大きな原因のひとつです。
イライラを解消し、明るい家庭を築きましょう。


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