子どもが「高校に行かない」と言っている方へ

その選択で、将来後悔しませんか?

中卒で働く人生のページの内容

 

ここでは、
高校に行かない選択
について解説します。

 

進学せず、中卒で働くという人生を
希望する子が増えています。

 

この場合、素直に応援すべきケースと、
何としても高校に行かせた方がいいケース

があります。

 

元中学校教師で、
就職担当をしていたからこそわかる現実も
解説するので参考にしてみてください。


高校に行かないという息子。将来どうなるの?

高校に行かないと、
将来どうなるのでしょうか?

 

 

実は、
高校に行かないこと自体は、
全く問題ありません。

 

 

たとえば「寿司職人になりたい」
という夢がある場合、
様々な進路が考えられます。

 

  • 中卒で寿司店へ弟子入りする
  • 専門学校で勉強して就職する

 

などです。
中卒だとしても
しっかりと修行を積めば
夢を叶えられるでしょう。

 

 

ただし、
なんとなく高校に行きたくないという場合は、
要注意です。

 

  • 高校にも行きたくない
  • 働きたくもない

 

このような状態だと、
やることがなくなって
ニートになってしまうからです。

 

 

どういう目的で高校に行かないのか、
という理由が大切です。

 

中卒で働く子の割合は?生涯賃金は違うのか?

では、中卒で働く子は、
どれぐらいいるのでしょうか?

 

 

調べてみた結果、
約0.5%だそうです。

1学年200人だとすると、
1人いるかどうかという数字でしょう。

 

 

高校入学後に中退した子も合わせると、
全体の2%ぐらいになるそうです。
そこまで入れても、
クラスに1~2人ぐらいといえるでしょう。

 

 

次に、生涯賃金(死ぬまでに稼ぐ金額)
も見ていきましょう。
男性の場合は、

 

  • 中卒:約1憶7000万円
  • 高卒:約1憶9000万円
  • 大卒、大学院卒:約2億5000万円

 

というデータがあります。
中卒は、大卒と比べて働く年数は長くても、
生涯賃金は大卒の方が大きくなっています。

 

 

ただし、あくまでも平均値です。
中卒でも大卒以上に稼いでいる人もいれば、
大卒でもニートで稼ぎがない人もいます。

 

 

この事実を知った上で、
高校に行くか行かないかを選択するといいでしょう。

 

【厳しい現実】子どもが「進学しない」と言う2つの理由

子どもが
「進学しない」と言う場合、
2つのケースが考えられます。

 

  • やりたいことがある
  • 親子関係が悪い

 

この2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

やりたいことがある

先ほど紹介したように、
「寿司職人になるため、弟子入りしたい。だから高校に行かない」
という場合です。

 

このパターンの場合、問題ありません。
その夢が明確であれば、応援してあげるのがいいでしょう。

 

ただし、選択肢は教えてあげましょう。
寿司職人になるなら、
中卒で弟子入りする以外にも方法があるからです。

 

「調理師の専門学校で食の勉強をして、
調理師免許という資格をとってからなることもできるよ」

 

という他の選択肢を教えてつつ、
それぞれのメリットとデメリットを考えさせましょう。

 

ここまでしっかり考えて選択することができれば、
高校に行かなくても後悔することは少ないでしょう。

 

親子関係が悪い

やりたいこともないのに進学しないのは、要注意です。
行動するためのエネルギーがないために、
「高校に行かない」という選択をしているからです。

 

根本的な原因は、親子関係が悪いことといえるでしょう。
子どもは、親からの愛情をきちんと受け取れていないと、
人生に希望を見出せなくなるからです。

 

一方、親子関係が良好だと、
子どもは根拠のない自信をもつようになります。
「たとえ失敗しても親が助けてくれる」と思うからです。

 

そのため、受験を含め
様々なことにチャレンジができるようになるのです。

 

親子関係が悪いことが原因で、
高校へ行かないと言っている場合、
早い段階で親子関係を良くして、
自分の人生の希望を持てるようにすることが大切です。

 

将来ニートになる前に親がすべき3つのサポート

親子関係が悪い場合、
どのようにサポートすればいいのでしょうか?

 

ここでは、3つのサポートをお伝えします。
これらを順に、
行っていきましょう。

 

 

①愛情バロメータUP

まずは、愛情バロメータを上げましょう。
ここが上がれば子どもは将来への希望を持ち、
頑張ることができるようになるからです。

 

「〇〇しなさい」とばかり言っていませんか?
これは、子どもをコントロールしようとする言葉です。
親子関係が悪くなるので、言いすぎないようにしましょう。
そして、できるだけ子どもの要求を聞いてあげることが大切です。

 

  • 家でくつろぎたい
  • ハンバーグが食べたい

 

このような要求があれば、できる限り満たしてあげましょう。
親の愛情を的確に子どもに伝えることができ、
子どもも今よりもっと親のことを好きになるはずです。

 

②アクティブ進路探し

次に、アクティブ進路を親子で一緒に探しましょう。
アクティブ進路とは、
心の底から行きたいと思える進路のことです。

 

  • 将来どういうことをしたいのか?
  • どんな学校に行きたいのか?

 

というのを一緒に探していきましょう。
これが決まると、ここへ進むために
自ら努力できるようになるはずです。

 

条件に合う学校の、体験入学に参加したり、
実際に見に行ったりすると見つかります。

 

③脇役サポート

最後に、脇役サポートをしましょう。
親はでしゃばらずに、子どもが求めるサポートを行うことが大切です。

 

「何でも手伝うからね」
「疲れたでしょ?おやつ用意しておくね」

 

このように、子どもが喜ぶ声かけや
やる気の出るサポートをしてあげましょう。
このとき、

 

「そんな勉強じゃ成績上がらないよ」
「この方法がいいよ」

という、いきすぎたアドバイスはダメです。
やる気も愛情バロメータも、下がってしまいます。

 

あくまで親は脇役です。親子関係が良ければ、
頑張っても結果が出ないときには相談してくるでしょう。
そのときにはじめてアドバイスをするといいです。

 

この3つを、しっかりやっていきましょう。
今「高校に行かない」と言っていても、
早ければ1ヶ月、遅くても3ヶ月あれば
自分の人生をしっかり見つめ直してくれるはずです。

 

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