HSCの特徴と診断方法を知りたい方へ

絶対に不登校になるわけではありません!

HSCの子育てに関するページ内容

 

ここでは、

HSCの特徴と診断方法について
解説します。

 

最近、HSC(Highly Sensitive Child)という
周りの空気に敏感な子どもが増えています。
学校などの集団生活にも気を遣うため、
不登校になりやすいとも言われています。

 

そこで、HSCの特徴や、
簡単にできる診断方法、
安心して生活できる子育て法
などを
まとめました。

 

元教師として実際に向き合った経験と、
1万組以上の親子をサポートして
わかったやり方です。そのまま実践すれば、
お子さんも安心して学校に通えるはずです。


知っておきたい!HSCの4つの特徴

HSCには、

主に4つの特徴があります。

 

  • 他人が気付かないことに気付ける
  • 周りの刺激を受けやすい
  • 感情の起伏が激しい
  • 共感する力がある

 

この4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

①他人が気付かないことに気付ける

「小さな変化にも気付くことができる」
という特徴があります。

 

友達の髪型が少し変わった、
先生が新しい服を着てきたなど、
他の人がわからないようなことにも気付くことができます。

 

②周りの刺激を受けやすい

他の人が気にならないことも、敏感にキャッチします。
そのため、夫婦喧嘩や親のイライラした姿を見るだけでも、
心が苦しくなってしまうこともあるでしょう。

 

悪い刺激を受けやすいため、
心も身体も疲れやすいことがあります。

 

③感情の起伏が激しい

カッとなったり、落ち込みやすかったり、
怖がったり、驚きやすかったりなどします。

 

これは、他の子たち以上に
周りの空気を吸い込みやすいからです。

感情の反応が強いともいえるでしょう。

 

④共感する力がある

苦しんでいたのが自分でなくても、
同じ気持ちになって苦しくなることがあります。
共感力が高く、
他者の悲しみや不安などの感情を強く受け取ってしまうからです。

 

親の心を読んだり、
他人の辛い思いに同調することができます。

 

主に、この4つの特徴があります。
これらは長所ともいえる半面、
本人にとって負担となることを理解しておきましょう。

 

お子さんはどう?10問でわかる診断チェック

子どもがHSCかどうかは、
なかなか判断しづらいと思います。
そこで、簡単に診断できる
10個の質問をします。

 

 

いくつ当てはまるか、
チェックしてみましょう。

 

質問1 ちょっとしたことにビックリしやすい
質問2 何か行動するときに慎重
質問3 うるさい場所が苦手
質問4 友達や親が悲しんでいると自分も悲しくなる
質問5 親や先生が考えていることが想像できる
質問6 直感で決めると上手くいきやすい
質問7 予定が急に変わるとパニックになる
質問8 汚れや物の散らかりが気になる
質問9 人の外見が変わるとすぐわかる
質問10 完璧主義であることが多い

     

    いくつ当てはまりましたか?このうち、
    6個以上当てはまると、
    HSCの可能性があります。

     

     

    とはいえ、これらは誰でも1つや2つは
    持っている特徴です。

     

     

    多ければ多いほどHSC気質が高く、
    少ないほど低いと考えましょう。

     

     

    ちなみに私自身は、
    ②③⑤⑦⑧⑩の6個当てはまりました。
    そのため、HSP気質があるといえます。

     

     

    ※このチェックリストは、HSP研究の第一人者である
    エイレンNアーロンのチェックリストをベースに、
    私の教師時代の経験を
    掛け合わせて作成したものです。

     

    HSCの子育てで注意する2つのポイント

    お子さんが
    HSCとわかっても、
    不安になる必要はありません。

     

     

    あるポイントを意識することで、
    子どもの心を軽くすることが
    できるからです。
    それは、

     

    • 家庭の雰囲気を良くする
    • 無理せず通えるサポートをする

     

    この2つです。
    詳しく解説します。

     

    ①家庭の雰囲気を良くする

    HSCの子は、空気を吸いやすい特徴があります。
    そのため、家庭の雰囲気によって、
    気分が左右されます。

     

    家庭が明るいければ幸せな気持ちになり、
    暗ければ心が辛くなってしまうでしょう。
    こういった特徴があるので、
    明るい笑顔あふれる家庭をつくることが大切です。

     

    また家庭がうるさすぎる場合は、
    一人になれる空間をつくってあげましょう。

     

     

    ②無理せず通えるサポート

    HSCの子は、他の子以上に疲れやすいです。
    程度がひどい場合は、学校に行くだけで
    心も身体も疲れてしまう子もいます。
    この場合、話を聞いて吐き出させてあげることが大切です。

     

    症状が強く通うのが難しいなら、
    カウンセリングルーム、登校支援室、フリースクールなど、
    ストレスが少ない居場所を探しましょう。
    学校にこだわる必要はありません。

     

    このようにHSCの特徴を理解して、
    子どもに合うサポートをすることが大切です。

     

    不登校になる「やってはいけない3つの接し方」

    ここまでを踏まえ、
    HSCの子には
    どのように接していけば
    いいのでしょうか?

     

     

    ここでは、
    「やってはいけない3つの接し方」
    をお伝えします。

     

     

    ①怒鳴る

    1つ目は「怒鳴る」です。
    HSCの子は、感受性が豊かです。

     

    大声を出されると、心が苦しくなってしまいます。
    叱らなければならないときには、
    冷静に伝えるよう心掛けましょう。

     

    ②頑張らせる

    2つ目は「頑張らせる」です。
    子どもが学校に行けなくなった場合、
    サボっているのか心が辛いのかを見極めましょう。

     

    人混みが苦しくて心が辛い、
    陰口を言われていると感じて苦しいなどの場合、
    無理させると長期的な不登校になる恐れがあります。
    無理に、頑張らせないようにしましょう。

     

    ③家庭だけで解決する

    学校でのトラブルは、学校との連携が必須です。
    家庭だけで対処するには、限界があるからです。

     

    たとえば授業がうるさすぎて疲れているなら、
    子どもの特徴を伝えて、
    配慮してもらうといいでしょう。

     

    すべてが解決するというわけではありませんが、
    うるさい子には注意してもらうなどをして、
    環境が改善することもあるはずです。

     

    この「やってはいけない接し方」をやっていると、
    不登校になる可能性が上がります。
    そのため、

     

    • 怒鳴らずに冷静に伝えること
    • 無理をさせないこと
    • 学校と協力して子どもが過ごしやすい環境をつくること

     

    この3つを心掛けていきましょう。

     

    繊細さんへの子育て方法とは?

    勉強

    HSPもHSCも、
    一つの特性です。
    基本的な子育て法は、
    他の子と変わりません。

     

     

    ではどういった育て方をしていけば、
    子育てを成功させることができるのでしょうか?
    実は7つの大事なポイントがあります。

     

     

    このポイントさえ意識しておけば、
    不登校や引きこもりになったり、
    ひどい反抗につながることはないでしょう。

     

     

    また学校でトラブルが起きた時も、
    すぐに親に相談するようになるため、
    問題が悪化する前に防ぐことができます。

     

     

    私が無料で配信している
    「思春期の子育て講座」で
    この7つのポイントを解説しています。

     

     

    もし今、
    思春期のお子さんがいたら、
    必ず役立つ講座です。
    よかったらこちらも参考にしていただけると幸いです。

     

     

    ※不登校解決マニュアルなども特典として配布しています。

     

    【動画で解説】繊細な子どもへの接し方注意することの詳細編

     

    子供の発達障害の記事一覧に戻る

     

    中学生の勉強方法TOPに戻る