子どもが服のこだわりが強く困っている方へ

適切な対応がわかれば、親自身の不安やストレスも減ります!

服のこだわりが強い子どもに関するページ内容

 

ここでは、

服のこだわりが強い子どもについて
解説します。

 

「特定の服しか着ない」
「タグや縫い目が気になる」など、
服へのこだわりが強い子どもは
少なくありません。

 

服へのこだわりの強さは、
感覚過敏や発達特性と
関連している
ことがあります。

 

元教師の経験から、
服へのこだわりがある子どもへの
適切な対応方法についてまとめました。


服へのこだわりが強い子ども3つの原因チェック法

もしお子さん服へのこだわりが強い場合、
以下の3つのどれに当てはまりそうか、
チェックしてみましょう。

 

 

状況によって対応方法が異なるため、
一番近いものがどれか考えてみてください。

 

外見を気にする年齢になった

幼少期は服にこだわりがなかったのに、
年齢が上がるにつれて

 

「カッコよく見られたい」
「かわいくなりたい」
と考えるようになったケースです。

 

流行やブランドに敏感になり、
服選びに時間をかけることもあるでしょう。

 

人目を避けたい

人目を避けたいという理由から、

 

  • 全身黒ばかり着る
  • 大きめの服で体型を隠す

 

などのケースがあります。

 

この場合は、
自己肯定感が低くなっていることが多いため、
注意が必要です。

 

発達障害の特性

材質に強いこだわりがある場合、
自閉症スペクトラム(ASD)タイプの
発達障害の可能性もあります。たとえば、

 

  • 綿100%の服しか着られない
  • ウールやポリエステルなどの

    特定の素材に触れると不快感を感じる

 

などです。
他にも、着心地、特定のデザインや色への
こだわりが強いこともあります。

 

以上3つが、
子どもが服への強いこだわりを持つ理由です。
まずは、どこに子どもが当てはまるかを
チェックしてみましょう。

 

年齢によって服へのこだわりが強くなる場合のサポート法

服への強いこだわりを持つ理由が、
「外見を気にする年齢になった」
である場合、特に問題ありません。

 

 

外見に気を使うようになるのは、
正常な成長の一環だからです。

 

 

そのため、服へこだわりがあったり、
服選びに時間がかかったりしていても
無理に直す必要はないでしょう。

 

 

ただし、ポイントがあります。
「ルールを守れているかどうか」です。

 

 

たとえば、派手な服装やアクセサリーが
学校で禁止されているのに、
身につけて登校している場合は改善が必要です。

 

 

一度お子さんと
話し合いをしましょう。

 

 

こういった対応をしないと
「ルールなんか守らなくていい」
と考えるようになってしまいます。

 

 

いずれ親との約束も守らなくなり、
スマホ依存やひどい反抗にも発展してしまう
でしょう。

 

 

ルールとして決まっているなら、
守らせることが大切です。

 

他の子も守っていない場合はどうする?

わが子以外にも校則を守っていない子がいる場合、
ルールがルールではなくなっていると考えられます。

 

 

この場合、
先生から守れていない子に注意をしてもらうか、
そもそも校則自体を見直してもらうかを
学校側に相談するといいでしょう。

 

学校でクラスメートからの目を避けたい場合は注意しよう

服への強いこだわりを持つ理由が、
「人目を避けたいから」という場合は
注意が必要です。

 

 

親子関係の悪化により、
自信を失っている可能性が
あるからです。

自己肯定感が下がり、

 

  • 全身黒ばかり着る
  • 大きめの服で体型を隠す
  • 髪を伸ばして顔を隠す
  • 常にマスクをしている

 

などで、目立たないようにしている可能性が考えられます。
この場合、親がやるべきことは3つです。

 

  1. 無理に直そうとしない
  2. 「その服が好きなんだね」と、子どもの趣味受け止める
  3. 子どものことを頭から否定するのはやめて、

    良いところを褒める

 

服を否定すると、さらに自信を失ってしまいます。
まずは共感して、良いところを褒めることで、
自信を回復させましょう。

 

 

親子関係も良好になっていくため、
子どもの自己肯定感が上がります。
徐々に、「人目を避けたい」という気持ちは
なくなっていくはずです。

 

発達障害が原因だった場合に親が注意すべきこと

服への強いこだわりを持つ理由として、
「発達障害」もあります。

 

 

なぜなら、
ASDタイプの発達障害の特性のひとつに、
「感覚神経が敏感」があるからです。

 

 

特に「ザラザラする服が苦手」
という子は少なくありません。

 

 

これは単なるわがままではなく、
本人にとっては苦痛といえるでしょう。

 

 

こうした場合は、
特定の素材を避け、
子どもが快適に着られる服を選んでください。

 

 

とはいえ、材質への強いこだわりだけでは
「発達障害」と判断できません。

 

 

様々な特徴が重なることで、
発達障害と診断されるからです。
たとえば、

 

  • 予定が変わるとパニックになる
  • 決まったルーティンがないと落ち着かない
  • 人間関係の構築が苦手

 

こういった特性もないかチェックしましょう。
複数該当する場合は、
一度専門機関で
検査を受けるのがおすすめです。

 

 

相談先は、心療内科や公認心理師があります。
早めに専門家のアドバイスを受けることで、
適切なサポートができるでしょう。

 

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動画で解説!!服のこだわりが強い子どもへの対応法の詳細編

 

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