スクールカーストについて知りたい方へ

4月に話題になる!スクールカーストって何?

スクールカーストのページ内容

 

ここでは、
スクールカーストについて
解説します。

 

毎年、中学校や高校が始まる
4月になると話題となるのが、
スクールカーストです。
そもそもこれってなんでしょうか?

 

いじめとの違いや、
上位、下位、1軍、2軍、3軍
とは何かについて解説しました。

 

一歩間違うといじめにつながる可能性がある
危険な制度です。親ができる対応法も
併せてチェックしていただければと思います。


スクールカースト、学校カースト、クラスカーストとは?

スクールカースト

スクールカーストとは、

クラス内で起こる上下関係のことです。
地域によっては、

 

  • 学校カースト
  • クラスカースト

 

と呼ばれることもあります。
たとえば、クラスの中に元気で
やんちゃな子がいたとします。

 

 

こういった子達はクラスをまとめたり、
盛り上げたりすることが多いでしょう。
そういった子は1軍や上位と呼ばれます。

 

 

クラスの中では大人しく、
主張ができないタイプの子は、
2軍や下位と呼ばれます。
いじめられっ子は3軍と呼ばれることもあります。

 

最近流行り始めた言葉?

スクールカースト、クラスカースト、
学校カーストなどという言葉は、
私が教師をしていたころは
ありません使われていませんでした。

 

 

1軍2軍と決められていて、「お前2軍団だろ!」
という言葉も出ていませんでした。
ただ、クラス全体を見ると、

 

  • やんちゃな子のグループ
  • 大人しい子のグループ

 

といったグループ編成はあったと思います。

 

 

これは集団心理によって起こる現象で、
学校だけでなく職場やクラブチーム、
部活動などでも、起こることがあります。

 

 

「人数が多い所では、自然にそういった構図になる」
ということです。

 

 

上位(1軍)と下位(2軍、3軍)の子どもの特徴

上位

上位や1軍と呼ばれている子、

下位や2軍3軍と呼ばれている子には
どういった特徴があるのでしょうか。

 

 

まず上位については元気な子が多く、
自己主張をはっきりする子が多いです。
どちらかというと、

 

  • やんちゃなタイプ
  • リーダータイプ

 

の子が多いです。
リーダーの取り巻きの子達も
クラスの全体で見たら、上位や
1軍と呼ばれるところに所属することになります。

 

 

1軍や上位が良いわけではなく、
そういう子たちが
そのように見られているだけ
だということを考えてください。

 

いじめのきっかけになるので注意が必要

次に下位や2軍、
3軍と言われる子達の特徴ですが、

 

  • 大人しい子
  • 自己主張が苦手な子
  • いじめられやすい子

 

が多いです。
大事なことなので繰り返しますが、
下位や2軍、3軍が悪いというわけではありません。

 

 

ただスクールカーストという視点でクラスを見たときに、
そのように言われることが多いというだけの話です。
とはいえ、これらの分類によって、
いじめなどが起こることもあるので注意しましょう。

 

【子ども向け】上位を目指す必要はあるのか?

上位を目指す

言葉の意味合いから、

上位は良い、下位は悪いという
イメージを持つかもしれません。
しかし、そんな事はありません。

 

 

友達やクラスメイトから、
「2軍、3軍、下位」などと言われても、
上位を目指す必要は無いと思います。

 

 

なぜなら、そもそも盛り上げ隊長や
リーダーシップができる人が偉い、
おとなしい子はえらくないというルールは
社会的にありえないからです。

 

 

元気な子達は元気な子達同士で
仲良くすれば良いですし、
大人しい子は大人しい子同士で
仲良くすればいい
わけです。

 

 

どちらが良いというわけではなく、
自分自身が一番居心地の良い子たちと
一緒にいることが大切です。

 

 

無理に元気なグループに入って
「上位と呼ばれたい」「1軍に入りたい」
と思う必要はありません。

 

 

むしろ自分の性格と合わない子たちと
一緒に居ようとすると疲れてしまいます。
仲の良い子と一緒に過ごすことが、
学校生活を楽しくする秘訣です。

 

【親向け】いじめに発展しそうなときのサポート法

いじめ

さて、ここからは、

お父さんお母さん向けの話です。

 

 

自分が上位グループと思っている子たちは、
下位グループの子を
「お前は下位グループなんだからこれやれ」
「お前二軍だろ」とバカにすることがあります。

 

 

これが過度になってくると
いじめに発展しまうこともあります。
これは絶対に許してはいけません。
命を懸けて、子どもを守りましょう。

 

 

その際、大切なことがあります。
それは、日ごろから子どもが悩んだときに、
すぐに相談できる親子関係を作っておく
ことです。

 

 

お父さんお母さんとの関係が悪ければ、
子どもは何かに悩んだときに、
誰にも相談できません。
これでは、解決したくてもできないでしょう。

 

 

そうならないように、
あらかじめ良い親子関係を作っておくことが大切です。

 

学校の先生と連携することが、解決の最初のステップ

もし子どもが、下位、2軍と言われたことが理由で
学校に行きたくないと言っているなら、
まずは担任の先生に相談しましょう。
先生から指導してもらうことが大切です。

 

 

それでも解決しなければ、
相手の親子と話し合いの場を作りましょう。
そこで「二度とやらない」と、約束させることが大切です。

 

 

なお、スクールカーストの雰囲気は、
4月に決まることが多いです。
雰囲気的に1軍や2軍が決まるため、
ゴールデンウィーク前後
子どもが悩み始めるケースが多いでしょう。

 

 

この時期は特に、
子どもをチェックすることが大切です。
悩んでいたら早めに解決しましょう。

 

いじめを受けた時にすべき3つの対応法

いじめ

今回お伝えした内容を意識して、

良好な親子関係を作っておけば、
スクールカースト問題に悩むことはありません。

 

 

しかし、現時点で
いじめに悩んでいる子もいます。
すでに子どもが「学校に行きたくない」と
言っているかもしれません。

 

 

その場合は、次のページで解説している
中学生のいじめの原因と解決法
を読んでみてください。

 

 

親としてどのようにサポートしていけば
良いのか詳しく書いているので、
解決ステップがわかるはずです。

 

 

 

 

また、いじめには発展していなくても
なかなか友達ができず悩んでいる子も増えています。

 

 

その場合、
以下のページで紹介している方法を
試してみてください。

 

 

心の底から信頼できる友達ができれば、
スクールカーストなんて気にならなくなるはずです。

 

 

 

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