学校から通級を勧められた方へ
通級に関するページ内容
学校から通級を勧められたらどうするかについて
解説します。
発達障害の可能性があると、
学校から通級を勧められることがあります。
親としては少し複雑な気持ちになるでしょう。
ではそんなときは、どうすればいいのか。
通級に行くメリットとデメリット、
後悔するかよかったと思えるかについて
解説しました。
元教師だからこそわかる
真実をお伝えします。
目次
通級とは何か?どんな子がいるのか?
通級とは、
「通級指導学級」のことです。
軽度の障害や
発達障害グレーゾーンの子が、
籍をクラスに置きながら、
週に何度か通って授業を受ける教室です。
主に、ADHD、LD、ASDなどの発達障害の子、
難聴、肢体不自由などの
軽度の障害をもつ子が通っています。
通常学級と比べて少人数制で、
生徒に対して先生の数が多いことが
特徴といえるでしょう。
また、発達障害などの
専門の知識を持った先生がサポートしてくれることが多いため、
親としては安心して通わせることができます。
地域によって違いがあり、
- 自分の学校に通級があるケース
- 他校に設置されている通級に通うケース
- 専門の先生が各学校を回るケース
など、様々です。
小中学校での役割や支援級との違いとは?
小中学校の通常学級は、
35人ほどの人数を
一人の先生で
見なければなりません。
そのため、発達に難がある子がいても、
なかなか個別のサポートが難しくなります。
一方、通級では、
先生の人数が確保されているので、
きめ細かいサポートができます。
さらに、専門の先生が支援をしてくれるため、
より子どものニーズに合った指導が可能となるでしょう。
支援級(特別支援学級)とは異なります
通級と支援級は、別物です。
支援級は、
教育上特別な支援を必要とする子どもを
対象にした少人数のクラスで、
基本的には各学校にあります。
通常のクラスと同じ機能を持ちながら、
個々に合わせた指導を行っています。
専門の知識を持っている先生が
割り当てられることが多いですが、
元々は通常学級の先生が担当することもあります。
通級を利用するメリットとデメリット!将来後悔するの?
通級に通わせたいけど、
不安もあるお父さんお母さんもいるでしょう。
では、通級に通うメリットと
デメリットはなんでしょうか。
いちばんのメリットは、
「専門の先生が
その子に合った指導をしてくれること」です。
発達障害がある子は、他の子とは違う特徴があります。
そのため、それが理由で友達トラブルが起こったり、
自己嫌悪につながったりすることも少なくありません。
しかし、通級では専門の先生が少人数で見てくれます。
勉強面でもわかりやすい指導をしてくれたり、
生活上における苦手や困難を
改善する機会も得られるでしょう。
一方、デメリットもあります。
子どもの学校に通級がない場合は、
他校まで親が送迎しなければなりません。
親にとっては負担となることもあるでしょう。
また地域によっては、
「利用期限は1年」とルールがあるところもあります。
いずれは出なければならないというのは、
デメリットといえるでしょう。
通級に通うことで、後悔するケースはあるのか?
実は通級を利用して、
後悔するケースもゼロではありません。
たとえば、
- 子どもが嫌がるのに無理やり行かせた結果、親子関係が悪化した
- 周りの子から〇曜日だけいつもいないよねと噂をされ、劣等感を感じた
- 授業を抜けるため、通常の授業に遅れが出た
- 学習面でのサポートが少ないため、歯がゆさを感じる
などが、挙げられます。とはいえ私の経験上、
- 子どものことをきちんと理解してくれた
- 子どもが前向きになり、自信を持つようになった
- 居場所ができ、笑顔が戻ってきた
- 通常学級には行けない子が、通級だと通える
と、「通って良かった」と思う親子が多いと感じます。
メリットとデメリットを知った上で、判断していきましょう。
学校から勧められたとき、どうするかの判断方法
まずは子どもが発達障害かもしれない
と感じた時点で、
児童精神科医や
スクールカウンセラーなどの
専門家に相談しておくと
いいでしょう。
もしくは、学校の先生に
通級を勧められたタイミングで相談し、
専門の先生から見て支援が必要であるかどうかを
判断してもらいましょう。
「通わせた方がいい」という判断になった場合には、
子ども本人が納得した上で通わせることが大切です。
無理やり連れて行くと過干渉となり、
親子関係が悪化するからです。
状況によっては、
先生から子どもに伝えてもらうのもアリでしょう。
その後、一度見学に行き
話し合って決めるのがベストです。
その際、子どもがクラスに合うかどうかだけでなく、
先生の能力もチェックすることが大切です。
専門的な知識を持っている先生が、
サポートしてくれる学校もありますが、
ほとんど知識がない先生が、
担当する学校もあります。
この場合、対応が子どもに合わないケースもあるでしょう。
また、昨年まではいい先生だったのに、
移動できた先生がよくないこともあります。
大切なお子さんの居場所なので、
しっかりと親もチェックすることが大切です。
発達障害が落ち着く思春期の子育て法
お子さんが発達障害だとしても、
悲観的になる必要はありません。
特徴を理解して
子どもに合った対応をすることで、
学校生活も社会生活も
問題なく送ることができるからです。
その時に大事なことが、
子どもは親にどういったことを求めているかを
理解して子どもに接することです。
そこで、現在私が配信している
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が参考になるかと思います。
このページでお伝えできなかった、
- 子どもが親に求めていること
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