母子登校に限界を感じた方へ

元教師がいつまで続けるべきか解説!

母子登校に関するページ内容

 

ここでは、

母子登校の原因と克服法について
解説します。

 

小学校や中学校で、
子どもが不登校になると、
母子登校になることが多いです。

 

最初は頑張れても、
いずれ「疲れた」「もう限界」と
悩む方も多い
と思います。

 

いつまで続ければいいか、
やめたいと思ったらやめてもいいか、
解説しました。


子どもが母子登校になる2つの原因とは?

母子登校とは、
母親が一緒に登校しないと

 

  • 学校に行くことができない
  • 授業を受けられない
  • 教室に入ることができない

 

このような状態のことを言います。
これには、2つの原因があります。

 

①愛情バロメータが低い

1つ目は、愛情バロメータが低いからです。
愛情バロメータとは、
「子どもがどれだけ親の愛情を
感じているのかを表した数値」です。

 

お父さんお母さんの愛情がしっかり伝わると、
愛情バロメータはグッと上がります。

 

すると子どもは、愛されていると感じるため、
行動するためのエネルギーが湧いてきます。

そのため、元気に学校に行ったり、
勉強したりすることができるようになります。

 

一方、愛情バロメータが低いと、
行動するためのエネルギーがありません。
その結果一人で学校へ行けず、
母子登校をせざるを得ない状況になってしまうのです。

 

②学校のストレスが多いから

2つ目は、学校でのストレスです。
思春期は、精神的に不安定になりやすく、
学校でのストレスを抱えがちです。

 

しかしそのストレスが大きいと、
発散できずエネルギー不足状態となります。

 

その結果、
学校へ一人で行くことができない
という状況になってしまうのです。

 

愛情バロメータが低いこと、
学校のストレスが多いこと、
この2つが母子登校になる原因です。

 

小中学校の不登校を克服する魔法の声かけ法

では、母子登校や不登校を
解決するには、
どうしたらいいのでしょうか?

 

 

実は、
魔法の声かけ法があります。

 

  • 『なんの動画見てるの?』
  • 『先生に相談してみようか』
  • 『何かあったらいつでも迎えに行くよ』

 

この3つです。
詳しく見ていきましょう。

 

『なんの動画見てるの?』

リビングで子どもがYoutubeを見ているとします。
あなたは、なんと声をかけますか?

 

「そんなの見ていないで勉強しなさい」ですか?
「なんの動画を見てるの?お母さんにも見せて~」ですか?

 

どちらが良好な親子関係を築けるかというと、
圧倒的に後者です。

子どもにとって嬉しい言葉であり、
会話を通して楽しい家庭になるからです。

 

こういった声掛けで、愛情バロメータが上がります。
その結果、一人で学校へ行くエネルギーが出てきます。

 

『先生に相談してみようか?』

子どもが学校でのストレスを抱えている場合、
「先生に相談してみようか?」
と声をかけてみてください。

 

思春期にありがちな友達トラブルは、
上手に先生に間に入ってもらうと
スムーズに解決できることが多いからです。

 

ストレスの原因を解決することで、
学校への前向きな気持ちが出てくるでしょう。
ただし、そもそも学校自体がストレスなら、
フリースクールや適応指導教室などを検討するのもおすすめです。

 

『何かあったらいつでも迎えに行くよ』

不登校が改善し母子登校ができるようになっても、
子どもは「学校で何かあったらどうしよう」と
不安な気持ちを持っています。

 

このとき、「何かあったら親が助けてくれる」
という安心感があれば、
不安を軽減させることができるでしょう。

 

そのため普段からこの言葉を伝えてあげてください。
子どもは安心感をもって、
学校に行くことができるようになるでしょう。

 

この3つの声かけをするよう意識していきましょう。
愛情を的確に届けることができ、
さらに学校への不安を軽減させることができるはずです。

 

疲れてしまい「もう限界」と感じた時は無理しなくてOK

母子登校が続くと、
親としては大変です。

 

 

仕事や家事、育児に加え、
学校に行かなければならないため、
「もう限界」となる時もある
でしょう。

 

 

そんなときは、無理しなくて大丈夫です。
送迎できず子どもが1日休んだからといって、
ずっと学校に行けないわけではないからです。

 

 

むしろ1日休むことで、
子どもも身体の疲れがとれます。

そしてエネルギーが回復し、
元気に学校へ行けるようになるでしょう。

 

 

ただし、余裕があるときには美味しいご飯をつくり、
親子で楽しく会話をしましょう。
今以上に愛情バロメータが上がり、
母子登校の克服につながるはずです。

 

【どうしても仕事を休めないときは?】

 

子どもが学校を休んだ場合、
理想は親も仕事を休んで家にいることです。
そのほうが、子どもも安心するからです。

 

しかし、どうしても休めないこともあるでしょう。
その時は、

 

  • 休み時間に電話をする
  • 小まめにLINEを入れる
  • お昼ご飯を作って冷蔵庫に入れておく
  • 帰りにデザートなどを買っていく

 

こういった気遣いをするといいです。
子どもは、親から大切にされていると感じるでしょう。

 

いつまで続けるべきかの判断方法と解決の目安

では、母子登校は、
いつまで続けるべきでしょうか?

 

 

理想をいえば、
子どもが「一人で行く」
と言い出すまでは、
送ってあげた方がいいでしょう。

 

 

不登校後に母子登校になっている場合は、
学校に慣れる期間が必要だからです。
親が付き添ってくれることで、
子どもは学校へ行く勇気をもらえるのです。

 

 

ただし、これは一時的です。
愛情バロメータが上がってこれば、
子どもは自信を持てるようになり、
「一人で行ってみようかな」と言い出す
でしょう。

 

 

そのときは、「応援するよ!頑張ろうね」と
背中を押してあげるようにしましょう。
先ほどの魔法の言葉3つは、継続してくださいね。

 

【単なるわがままになっているときは?】

 

最初は、心が疲れていることによって、
母子登校をしていたとしても、
徐々に単なるわがままになることがあります。

 

  • 「面倒だから、送っていけ」と命令する
  • 「送らないなら、俺行かないからな」と脅す

 

この場合は、聞いてはいけません。
「そういう言い方をするなら、送りません」と伝えたり、
いつまでなら送れるかを伝えて期日を決めたりして、
わがままが悪化しないようにしましょう。

 

短期間で不登校を解決できる思春期の子育て法

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このように、
しっかりと対応をしていけば、
子どもは必ず学校に行けるようになります。

 

 

そして母子登校、不登校どちらの場合にも、
短期間で改善させるためのポイントは、
「愛情バロメータUP」です。

 

 

子どもが「私は親から愛されている」
と感じれば感じるほど、子どもは自信がつきます。
そして、元気よく学校に行くことができるようになるからです。

 

 

ではどうしたら愛情バロメーターを
上げることができるのでしょうか?

 

 

この方法については、
「思春期の子育て講座」という形で、
無料でお伝えしています。

 

 

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