わが子がADHDだと悩んでいるあなたへ

うちの子落ち着きがないこれって障害なの?

注意欠如・多動症の子供の特徴のページ内容

 

ここでは、中学生の保護者向けに、
ADHDの子供の特徴について
解説します。

 

注意欠陥多動性障害と言われる、
ADHDですが、実は10個の特徴があります。
この特徴に当てはまるかどうかで診断できます。

 

もし当てはまる場合、
親としてどのように対応していけばよいのか?
学校に依頼することは何か?など、
思春期の子どもがいる親向けにまとめました。

 

間違った対応方法をしてしまうと、
子どもがずっと悩んでしまいます。
そうなる前に正しい対応をしていきましょう。


診断方法は簡単!10個のチェックリスト

チェックリスト

 

もしあなたのお子さんが、
「ADHDかもしれない!」と思ったら、
一度以下の条件に当てはまるかを
チェックしてみてください。

 

 

ADHDも他の発達障害と同じで、
全てスペクトラムでとらえることが
できます。目安として3つ以上当てはまるなら、
軽いADHD傾向がある。

 

 

6つ以上ならADHD傾向。
9つ以上ならADHD傾向が強い。
という診断をしてください。

 

 

なおこれらの条件は、
あくまでも私の経験則に基づくものです。
医学的な根拠はないことを理解したうえで、
診断をするようにしてください。

 

チェック項目①集中力に欠ける

最も代表的な特徴で、
ちょっとしたことに気をとられて、
集中できないという特徴です。

 

チェック項目②他の友達以上にけがをしやすい

同じように遊んでいるのに、
お友達よりもはるかに多い頻度で
怪我をするという特徴です。

 

 

チェック項目③覚えた内容をすぐに忘れてしまう

道山流学習法できちんと勉強しているのに、
覚えた内容をすぐに忘れてしまうという特徴です。
漢字10個覚えたのに翌日1つも覚えていないなどです。

 

 

チェック項目④落ち着いて人の話を聞けない

授業中きちんと座った状態で話を聞けなかったり、
お父さんお母さんの話を最後まで聞くことができない
という特徴です。

 

 

チェック項目⑤他の子よりも感情の起伏が激しい

少しでも嫌なことがあるとすぐにかっとなり叫んだり、
何かの勝負で友達に負けると想像以上に落ち込んだりと、
他の子以上に感情の起伏が激しい特徴です。

 

 

チェック項目⑥授業中に座っているのが辛い

45分の授業で座っているのが辛く、
すぐに後ろを向いて友達に話しかけたり、
酷い場合は立ち歩いてしまったりすることです。

 

 

チェック項目⑦始めたことが長続きしない

どんな習い事を始めてもすぐに辞めてしまい、
1か月以上続いたことが一度もないというような特徴です。
半年続けられるなら該当しません。

 

 

チェック項目⑧宿題などを今すぐ実行することができない

今すぐやりなさいと伝えても「後でやる」と言い、
一向に宿題やお手伝いなどができない特徴です。
学校では先生にお願いされたことを守れず遊んでしまうことです。

 

 

チェック項目⑨突然衝動的に何かやりたくなる

突然「サッカーをやりたい」と思ったら、
夜でも公園に行ってサッカーをします。
「やりたい」という衝動を止められません。

 

 

チェック項目⑩注意力に欠ける

歩いているときに何かにぶつかったり、
筆箱をすぐになくしてしまうなど注意力に欠ける
という特徴です。

 

 

あなたのお子さんは、
これら10個の特徴のうち、
いくつに当てはまりましたか?

 

 

ちなみに私自身が子どもの時は、
6つくらい当てはまっていました。
私は完全にADHD傾向があります。

 

 

今でも1週間に1回くらいは、
スマホを床に落としてしまいます。
カバーをつけていなかったら、
毎週画面が割れている状態です。

 

 

人間誰でも少しは当てはまると思います。
いくつ当てはまるかチェックしてみてください。

 

薬や病院に頼るのは良いのか?

薬を飲む子供

薬物治療というと、
なんだか危険な香りがするのですが、
そんなことはありません。

 

 

過去に私がアドバイスした方の中には、
薬を使うことでADHDの症状が落ち着き、
成績が上がった子がたくさんいます。

 

 

また私のお仕事の中にも、
薬を飲んでいるときは普通の子と変わらないのに、
薬を飲み忘れると途端に暴れだす
という子がいました。

 

 

医者に頼りすぎのは良くないですが、
快適な生活を送るうえで役立てるのは、
非常によい方法だと思っています。
ADHDの子がよく使う薬は次の2つです。

 

①ストラテラ

2009年から使用が認められた薬ですが、
未だに12歳以下の子には使用が認められていません。

 

 

多動性、衝動性などを抑える効果があるのですが、
効果が出るまでに最低2週間、
長いと2か月ほどかかると言われています。
頭痛や体のだるさなどの副作用が出ることもあります。

②コンサータ

眠気がなくなり集中力があがりますが、
人によって手の震えなどの副作用がでることがあります。
ストラテラと違って飲んだ1時間後くらいから効果が表れ、
10時間ほど持続します。また飲まない日は眠くなります。

 

 

ポイントはどちらの薬も、
人によって効果と副作用に個人差があるということです。
そのため服用する場合は必ず医師の診断を受け、
症状が改善しなければすぐに辞めることが大事です。

 

家での接し方で注意すべきこと

家のイラスト

ADHDの子どもの場合、

家で接するときにも注意が必要です。
例えば部屋の片付けです。

 

 

ADHDの子どもは、
片付けが苦手な子が多いです。
部屋がぐちゃぐちゃになることがあります。
こうなった時、あなたならどうしますか?

 

 

まずダメなのが、勝手に片づけることです。
これをすると子どもは反発します。
ただ放置しておくと衛生的に良くないです。
そこでおすすめの方法が「許可を取って片付ける」です。

 

 

「触られたくない場所以外は片付けようか?」
「週末お母さんと一緒に片付けない?」

 

 

こういった形で声をかけてあげてください。
嫌がるなら無理に片づけはダメですが、
親子関係が良好なら許可してくれるはずです。

 

 

また、ADHDの子は衝動性が強いです。
そのためすぐにカッとなって物を壊したりします。

 

 

そこで、イライラしているときに親がぶつかってはダメです。
子どもの表情が曇り始めたら一旦距離を取ってください。
心が落ち着いてから話せば理解できます。

 

 

毎回同じキーワードでイライラするなら、
そのキーワードをメモしておいて、
今後その話題を出さないように意識しましょう。
こちらから防げるぶつかりは回避することが大事です。

 

子供の特徴別!先生にお願いすべきこと

中学校

子どもがADHDであるなら、

絶対に学校の先生と連携を取りましょう。
なぜなら子ども一人で学校生活を送るのは
非常に大変だからです。

 

 

まずやっていただきたいのは、
先生にADHDの症状があることを伝えることです。
そのうえで「何かあったらすぐに連絡してほしい」
と伝えることです。

 

 

こちらから協力的な姿勢を見せることで、
学校側も気を遣うことなく連絡ができます。
次に以下の2つの点について、
サポートをしてほしいと伝えましょう。

 

①忘れ物をしやすい点

ADHDの子は忘れ物をしやすいです。
大事な提出物などを忘れたり、
家に持って帰ることができなかったりします。

 

 

そこで本当に大事なものは、
学校の先生から直接連絡をもらうように、
お願いしてください。

②落ち着いて授業を受けられない点

多動性の症状が強い時は、
1時間座って授業を受けるのが厳しいです。
耐えられなくなると授業エスケープを
してしまうこともあります。

 

 

そうなると学校としては対応が大変です。
もし授業エスケープが酷い場合は、
親が迎えに行くから連絡してほしいと、
伝えておくようにしましょう。

 

 

また子どもにも、
授業を受けられなくなったら、
先生に連絡をしてもらえば迎えに行くと
伝えておくようにしてください。

 

 

この2点を伝えておくだけで、
子どもは安心して学校に通うことができます。
逆にこの点を伝えておかないと、
学校に行くのが辛くなるため不登校になります。

 

 

できるサポートはすべて行って、
そのうえで頑張れるような環境つくりをしてあげてください。

 

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動画で解説!!ADHDの子どもの特徴詳細編

 

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