中学生のタブレット学習のデメリットを知りたい方へ
中学生のタブレット学習に関するページ内容
中学生のタブレット学習にについて
解説します。
中学校での授業に
タブレットを導入する流れが
急速に広がっています。
ただ過度なタブレット依存は、
思考力などの学力低下、
高校進学後の学習に影響を与える
可能性があります。
元教師の視点から、
タブレット学習の適切な活用法と
注意点についてまとめました。
目次

中学・高校のタブレット学習で起きる3つのデメリット
最近多くの中学校や高校で
取り入れられているタブレット学習。
色々なメリットがあります。
一方で、以下のような
デメリットも指摘されているため、
間違った使い方をするのは危険です。
基礎学力の低下
1つ目は「基礎学力が低下すること」です。
特に、
- 手書きの機会が減ることで、
漢字を書く能力が低下する
- 計算をアプリに頼ることで、
計算力が衰える
- 画面上の文字を読むだけで済んでしまい、
記憶に定着しにくい
こうしたことが起こります。
そのためタブレット学習で、
全てを完結しようとすると、
学習効率が下がることが多いです。
集中力の問題
2つ目は「集中力が低下すること」です。
タブレットを使って学習していると、
他のアプリやゲームが気になることがあるでしょう。
その結果、集中力が停会して学習効果が落ちます。
実際に、授業中にタブレットを使って
調べ学習をしている時間に、
YouTubeを見ている生徒がいることも
問題になっています。
学習習慣への悪影響
3つ目は、「学習習慣への悪影響」です。
授業で先生が黒板を使って説明したことも、
写真を一枚とれば記録できます。
その結果、ノート整理をしなくなり、
学習内容の振り返りが難しくなるでしょう。
また、困ったら検索すればいいので、
自分で考える力が育ちにくくなります。
中学生や高校生のタブレット学習は、
便利である一方、こういったデメリットもあります。
では、こうしたデメリットは克服できるのでしょうか。
中学生や高校生の基礎学力低下を防ぐ3つの工夫
もちろん可能です。
中学生や高校生が、
- 基礎学力の低下
- 学習習慣への悪影響
というデメリットを補い、
タブレットを効果的に活用するためには、
以下のような工夫をしましょう。
テスト勉強は「手書き」で行う
基礎学力を補うために、
テスト勉強は手書きで
行うようにしましょう。
ノートに手書きで
勉強する時間をつくることで、
漢字や文章を書く力が養われます。
手で書く以外にも、
口に出して覚える方法も効果的でしょう。
答えを見る前に自分で考える
2つ目は、「答えを見る前に自分で考えること」です。
AIを使えば、一瞬で答えや解説を教えてくれます。
しかし、こうした機能を使うのは最後の手段とし、
まずは自分で答えを導き出す習慣をつけましょう。
必要な部分だけタブレットを活用する
3つ目は、「必要な部分だけ
タブレットを使うこと」です。
- わからない問題の解説を見るとき
- わからない日本語訳を確認するとき
など、目的を明確にしてAIを活用しましょう。
瞬時にわかりやすい解説をしてくれるため、
時間短縮になります。
タブレット学習のいいところはうまく使いつつも、
自分で考えることや、
手で書いたり口に出して覚えたりすることも
意識することが大切です。
集中力・視力低下を防ぐために自宅でやるべきこと
次に、集中力低下や
視力の低下などの悪影響を
防げる方法についてお伝えしましょう。
ちょっとした意識をするだけで、
大部分を防ぐことができます。
家では宿題提出以外はタブレットを使わない
宿題をタブレットで行っているなら、
始める前に使う時間を決めましょう。
最初に時間を決めておけば、
無駄に長時間使ってしまうことが
なくなるからです。
予習などは、従来のノート学習を
中心にするといいでしょう。
ルールを明確化する
自分の部屋で使っていると、
夜遅くまで使ってしまう子もいます。
「タブレットは夜8時まで」「リビングで使う」など、
家庭でのルールを
親子で話し合って決めることが大切です。
スマホと同じようなルール設定をするといいでしょう。
タイマーを活用する
タブレット学習の際には、
30分ごとにタイマーをセットしましょう。
適度に休憩を入れることで、
集中力を持続させることができます。
休憩中にはタブレットから離れて、
遠くを見ることで視力低下も防げるでしょう。
以上の3つを意識すれば、
中学生や高校生の子であっても、
上手にタブレット学習を進められるはずです。
結論!タブレット学習はアリorナシ?スウェーデンの事例
上記を踏まえて、
果たしてタブレット学習は
アリなのか、ナシなのか。
私の意見をまとめましょう。
実は、スウェーデンやフィンランドのような
学力上位国では、
近年タブレット学習のデメリットが
問題視されています。
その結果、「アナログ教材」や「手書き学習」に
戻す動きが見られているそうです。
特に、6歳未満の子どもには
デジタル学習を完全停止しています。
また教師にも、
印刷された教材を使用することを推奨
しているそうです。
その結果、教師や保護者からは
「子どもの集中力が向上した」という報告が
出ていると言います。
こうしたことも踏まえ、私の意見としては、
「基本は紙の教材を中心にしつつ、
タブレットは補助的に活用する」のが
最適な方法だと考えています。
イメージとしては、
- 紙媒体での勉強:9割
- タブレット学習:1割
といった感じです。
タブレットの利便性を活かしつつ、
従来の学習方法も取り入れることで、
バランスの良い学習ができるでしょう。
こうした日々の積み重ねが、
成績UPや受験の合格にもつながっていきます。
【必読】オール5の子が実践している5教科の学習法
タブレット学習はデメリットもありますが、
メリットも多くあります。
補助的に上手に活用していただければ、
塾なしで短期間で成績を上げることができるでしょう。
とはいえ、子供のやる気がなかったら、
成績を上げることはできないですよね。
また、いくらタブレットを使ったとしても、
通常の勉強のやり方を間違えていたら、
効率が悪くなってしまいます。
そこで、現在私は、
「7日間で成績UP無料講座」という形で、
- オール5を取っている子が行っている勉強法
- ストレスなしで勉強量が増える計画の立て方
- 子どもが勝手に勉強を始める声掛け術(親向け)
などをわかりやすく説明しています。
これまでに8万人以上の方に読んでいただいた
人気の講座です。
さらに今なら、3980円で販売していた
グングン成績が上がる方法マニュアル
も受講特典としてプレゼントしています。
すべて無料で読めますので、
よかったらこちらも参考にしていただき、
お子さんの成績を上げていただければと思います。
なお、講座は保護者向けです。
※全国のPTA講演でも話している内容で、書籍化(中学生の勉強大全:主婦の友社)もされています。
動画で解説!!中学生のタブレット学習のデメリットの詳細編