高校受験の仕組みを知りたい方へ
高校入試の仕組みのページの内容
ここでは、
高校受験の仕組み
について解説します。
単願と併願はどっちがいいのか?
推薦と一般って何が違うの?
全日制、通信制、定時制って何?
高校入試の方法ってややこしいですよね。
そこで、元教師だからわかる
受験方法や流れを解説しました。
受験前になって
「やっぱり単願にすれば良かった」
と後悔する前に、チェックしてみてください。
目次
公立(都立・府立)と私立の違い!どちらがいいの?
高校は、
大きく分けると2つにわかれます。
「公立」と「私立」です。
では、どちらの方がいいのでしょうか?
実はそれぞれの特徴を理解すると、
公立、私立、どちらを選ぶべきか、
考えられるようになります。
公立
公立は、国や都道府県、市町村が運営しています。
税金でまかなわれているので、学費は安くなります。
また、文部科学省の方針に従って教育方針が定められており、
似たような雰囲気の学校が多いといえるでしょう。
私立
私立は、学校法人いわゆる企業が運営しています。
学費は、公立に比べると高い傾向があります。
しかしその分、設備が充実していたり
先生のサポート体制が充実している学校が多いといえるでしょう。
きれいな学習スペースや蔵書数の多い図書館、
ランチルーム、人工芝のグラウンドなど
快適に過ごすことができる施設や設備が整っている学校もあります。
公立と私立では、
学費、教育方針、設備、サポート体制など
様々な面で違いがあります。
それぞれの特徴をおさえておきましょう。
【私立は高いはウソ?】
公立高校は安い、私立高校は高い
というイメージがあると思うのですが、
助成金や奨学金を含めるとあまり変わらない場合もあります。
一度、進路説明会で費用などを相談してみましょう。
高校入試の仕組み!全日制、定時制、通信制の特徴とは?
高校には、公立私立のほかにも
制度の違いもあります。
「全日制、定時制、通信制」
の3つです。
全日制しか考えていない
という子も多いのですが、
最近は通信制に通う子も
増えています。
全日制
全日制とは、中学校と同じようなスタイルといえるでしょう。
8時~15時ごろまで、授業があります。
その後、部活を行って帰宅するというパターンです。
基本的には、各学年の進級要件を満たすことで
次の学年に進級することができます。
そして、3年間で卒業することができます。
定時制
定時制は、単位制をとっています。
3年以上の在籍と74単位を取得できれば、卒業することができます。
大学に近い仕組みといえるでしょう。
朝から通うコースもあれば、
昼や夜から通うコースもあります。
登校すれば必ず卒業できるわけではなく、
必要な単位をとることができれば卒業ができます。
通信制
通信制も、定時制と同じく単位制をとっています。
つまり、必要な単位をとることで卒業できます。
定時制との違いは、登校日数です。
週1~5日程度通う学校もあれば、
年5日程度の合宿に参加すればいい学校まで様々あります。
インターネットを活用したカリキュラムが組まれており、
生徒はライフスタイルに合わせて自由に登校できます。
レポートを提出すれば、単位をもらえるという仕組みです。
制度が違えば、
学習スタイルや在籍する年数なども異なります。しかし、
どれも卒業すれば高校卒業資格は得られます。
様々なパターンで、高校に通えるといった視点を持ち、
志望校選びを行っていきましょう。
学科の選び方は?普通科、工業科、商業科など
そのほかにも、
高校選びでは「学科」を
決めていかねばなりません。
学科には「普通科」と、
それ以外の「専門科」があります。
それぞれの特徴をまとめました。
普通科
普通科では、中学校と同じような教科を勉強します。
つまり、国語、社会、数学、理科、英語
をはじめとする5教科が中心といえるでしょう。
普通科に通う目的は、大学や専門学校など
次の学校へ進学することだからです。
もちろん中学校よりは、勉強の難易度もぐっと上がります。
たとえば国語は、現代文、古文、漢文
数学は、数学1、数学Aというように
同じ教科でもさらに内容が分類されて深く学んでいきます。
専門科
「専門科」とは、工業科、商業科、国際科といったような
専門的な知識や技術を身につける学科です。
その専門知識を生かして、就職することもできるほか、
科に関連する大学や専門学校へ進学することもできます。
ここでは、工業科と商業科を例に挙げていきます。
工業科
工業科では、工業や産業についての授業が多くあります。
たとえば、機械系や電気・電子・情報技術系などの
普通科ではないような科目があり、専門的なことを学べます。
卒業後は、
電力会社や自動車関連企業などへの就職や
工業系の大学への進学が多いといえるでしょう。
商業科
商業科では、ビジネス社会で活躍するために必要なことを学びます。
たとえば、普通科目以外にも簿記や情報などの科目があります。
学校によって学べる内容は異なり、会計を詳しく学ぶ高校、
情報処理に力を入れている高校など、
さまざまな特徴があるといえるでしょう。
卒業後は、企業などの事務職として
就職する割合が高い傾向にあります。
他にも、経済やビジネス関連の大学への進学
も多くなってきています。
このように、
「普通科」と「専門科」では、
学ぶ内容や卒業後の進路にも大きな差があります。
それぞれの特徴をしっかりと理解して、
選択を行っていくことが重要といえるでしょう。
単願と併願の違いとは?どっちがおすすめ?
では、実際に志望校が決まったら、
どのように受験するのかを
考えていきましょう。
たとえば「単願」「併願」という言葉を
聞いたことはありますか?
単願とは、1校のみ受けること
併願とは、2校以上受けることをいいます。
たとえば公立高校を志望する場合には、
併願で受けることが基本です。
単願にすると、万が一第一志望への受験が失敗した場合、
行く高校がなくなってしまうからです。
その一方、私立が第一志望の場合には、
単願で受けることが多くなります。
学校によりますが、「単願ならば合格を約束する」
という仕組み(確約)があるところが多いからです。
つまり公立高校の場合は、
「併願」ですべり止めを受けておくのが一般的といえるでしょう。
私立高校が第一志望の場合で、行きたい高校に「確約制度」があれば、
それを使って、単願で受験するといいでしょう。
ただし、「単願」「併願」の仕組みは
学校や都道府県によって異なります。
また、内申点や欠席日数などの条件
をクリアすることが求められます。
志望校が決まったら、
どのような受験方法があるのかをチェックし、
高校受験を有利に進めていきましょう。
一般入試と推薦入試の特徴と学力差
では最後に、
入試の種類について
お伝えしていきます。
受験方法では、
「単願か併願か」以外にも、
「一般入試か推薦入試か」という方法も
選んでいくことになります。
一般入試というのは、
公立の場合は、5教科のテスト+面接、
私立の場合は、3教科のテスト+面接であることが多いです。
※都道府県や学校によって、違いがあります
推薦入試は、
面接+α(ミニテストor小論文or実技テスト)
であることが多いです。
つまり、当日のテストの偏差値で
合否が左右されない(されにくい)
のが推薦入試の特徴といえるでしょう。
そして、私立の単願の場合は、
推薦入試が主であることが多いです。
しかし公立の場合は、一般入試がメインといえます。
推薦入試は枠が少なく、受かりにくい傾向があるからです。
一般入試か推薦入試か、という判断も
志望校に確実に合格するためには重要です。
まずは高校受験の仕組みを知って、
有利になるように進めていきましょう。
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志望校や受験方法が決まったら、
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