お子さんを一人暮らしさせるべきか迷っている方へ
一人暮らしに関する相談
中学教師を目指して国立の教育大学を受験します。
まだ偏差値のレベルに達していないので
自信が無い状態ですが、
とにかく模試の結果が良くなる為に頑張っております。
もし第一志望が叶わなければ、
自宅から遠い一人暮らしの生活となります。
本人としてはそれも覚悟の上で考えてる様ですが、
私としては自宅でサポートしてあげたい気持ちです。
離れると仕送り等の経済的な面で不安な事もあり、
どう息子に伝えていけば良いのかと悩んでおります。
国立大学に拘らず自宅から通える
私立大も考えるの良いのかとも思いましたが、
どういう選択をしていけば良いと思われますか?
お金の負担も考えると、
いつから子どもを一人暮らしさせるべきか
悩むこともあると思います。
大学受験の考え方と一緒に、
解説します。
目次
子どもはいつから一人暮らしさせるべき?メリットを解説
私自身、
「一人暮らしはさせた方がいい」
と考えています。
生きる力が自然と身に付き、
自立できるからです。
- 洗濯をやらなかったら、着るものがなくなる
- 料理を作らなかったら、お腹が減る
- 弁当を買うにも、バイトをして稼がなければいけない
- 掃除をしなかったら、部屋が散らかる
このような状況なので、一人で生きていく力がつきます。
さらに、今までサポートしてくれていた親への
感謝の気持ちも出てくるでしょう。
では、いつから一人暮らしをさせるといいのでしょうか?
一般的にタイミングは、3つあります。
高校進学、大学進学、就職時です。
高校進学の場合
高校で一人暮らしをする場合は、
学校の寮に入ることがほとんどでしょう。
寮長がいるので、
ある程度子どもをサポートしてもらうことができます。
そのため、親としては安心できるでしょう。
大学進学の場合
家から通うことができない大学の場合、
アパートを借りるか、寮を選ぶことになります。
費用的には、寮の方が安いです。
一方、部屋を借りる場合、
家探しからしなければなりません。
負担は増えますが、
より生きる力を身に付けることができるでしょう。
就職時の場合
高校、大学で一人暮らしをしなかった場合、
社会人でさせましょう。
学生時代に仕送りするのが難しいならば、
このタイミングでさせれば大丈夫です。
一人暮らしは、自立できるという
大きなメリットがあります。
どのタイミングを選ぶかは、
状況や子どもの意志で決めるようにしましょう。
お金の問題はどうする?かかる費用の目安とは?
一人暮らしはメリットがあっても、
お金の面が気になると思います。
社会人の場合、
自分の給料から払えばいいので問題ないでしょう。
しかし高校や大学の場合は、
仕送りが必要です。
これが厳しい場合は、
無理してまで一人暮らしをさせる必要はないでしょう。
ただし、寮を活用すると大幅に金銭面は抑えられます。
家を借りた場合の家賃は、毎月約5~8万円です。
それが寮であれば、毎月約5千~2万円となります。
学校に寮がある場合、検討するといいでしょう。
家賃だけでなく、生活費も大きいです。
大学生の場合、バイトをさせるといいでしょう。
金銭面はもちろん、社会経験を積めるからです。
ただしプロスポーツ選手を目指したり、
学業に専念しなければならないなど、
バイトの時間がとれないこともあります。
そのときは、親が支援するしかありません。
寂しい、心配など親の気持ちの切り替え方
金銭面だけでなく、
「寂しい、心配」という
親の気持ちも出てくるでしょう。
しかし子どもの成長のためには、
親が乗り越えないといけません。
その際、
次の2つのポイントを意識すると
いいでしょう。
「寂しい」という気持ちの乗り越え方
「寂しい」気持ちは、
今までやりたかったことをしたり
新たな趣味をつくったりして紛らわせましょう。
今までは子育てが忙しく、
自分の時間をつくるのも難しかったと思います。
この機会にやりたいことをして、
寂しさを紛らわしていくのが理想といえるでしょう。
「心配」という気持ちの乗り越え方
いざ一人暮らしをさせるのは、心配になりますよね。
その場合、寮のある学校にするのがおすすめです。
寮長がいて、ある程度の生活ルールがあるため、
親として安心できるでしょう。
ただ、愛情バロメータが高ければ、
子どもは自分の力で自立してやっていくことができます。
あまり心配する必要はないでしょう。
一方、愛情バロメータが低い場合は、自立が難しいです。
家事や体調管理ができず、
生活習慣の乱れにつながるでしょう。
家が不良のたまり場みたいになる可能性もあります。
そうならないためにも、
愛情バロメータを上げてから
一人暮らしをさせるようにしましょう。
親が思っている以上に、
子どもは一人で生活できます。
「寂しい」という気持ちは、
趣味をすることで紛らわしましょう。
「心配」という気持ちは、
愛情バロメータを上げた上で、
子どもを信じることが大切です。
自宅から通える私立、一人暮らしの国立どっちがいい?
「自宅から通える私立」
「一人暮らしの国立」
今回の相談者さんは、
この2択で迷われています。
実は経済面を考えると、あまり変わりません。
学費の目安をみると、
- 私立大学:半期で50万 高いと100万
- 国立大学:半期で25万 高いと50万
このように毎月5万くらいの差があります。
それと家賃を考えたら、あまり変わらないのです。
ただし、「一人暮らしの私立」は、
経済的な負担が大きくなります。
金銭的に厳しい場合は、
自宅から通える私立を考えさせましょう。
そうは言っても、
いちばん大切なのは、本人の意志です。
どうしてもと言うなら、奨学金などを検討するようにしましょう。
【奨学金を借りるときの注意点】
万が一奨学金を返済ができなくなって自己破産する場合、
借金は連帯保証人が支払うことになります。
たいていは、親が保証人になっているので、注意しましょう。
40歳くらいまで払い続けることも場合が多いので、
結構な負担となります。きちんと説明したうえで、
借りてまで進学するかを考えさせるといいでしょう。
自立に大切なのは、愛情バロメータUP!
一人暮らしは自立ができる、
という大きなメリットをお伝えしました。
ただし、
自立をするためにもっとも大切なのは、
愛情バロメータを上げることです。
愛情バロメータが低い状態だと、
子どもは将来の希望が持てません。
一人暮らしをしたとしても、生活習慣が乱れたり、
不規則な生活を送ってしまうでしょう。
自立とは、程遠くなってしまいます。
そこで、私が配信している
「思春期の子育て講座」
を参考にしながら、
愛情バロメータUPをしましょう。
思春期の子どもの気持ちを理解できるようになるので、
正しい接し方もわかるはずです。
その結果、親子関係が良好になります。
するとお子さんは、将来の夢を見つけたり、
目標に向かって頑張ることができるようになります。
さらに自立も早くなるでしょう。
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これらも参考にしていただければ幸いです。