なぜ、置き勉はダメだったのか?本当の理由を知りたい方へ

どうして学校に教科書を置いていってはダメなの?

置き勉に関する相談

道山先生、こんにちは。

僕は置き勉賛成派です。
毎日教科書を持っていくのは重いし、
持って帰ると次の日忘れるからです。

 

でも先生は、ダメと言います。
なんで置き勉は禁止されているのでしょうか?
メリットの方が大きいと思うのですが、、、

 

この子の気持ちすごくよくわかります。
なぜなら私自身も中学生の時、
置き勉をしていたからです(笑)

 

 

そして最近、
文科省が置き勉を許可する
というニュースも発表されました。

 

 

そこでこの記事では、
今まで置き勉がダメだった理由と、
置き勉をするメリットや注意点について、
まとめたいと思います。

文科省が置き勉を許可するというニュースを発表

文科省

先日、文科省が、

「置き勉を許可する」というニュースを
発表しました。

 

 

正確には、
各都道府県の教育委員会に、
おきべんを許可するように動いている
そうです。

 

 

今まではずっと禁止だった置き勉ですが、
どうしてこのタイミングで許可する動きになったのでしょうか?
主な理由は次の2つだと考えられます。

 

①体への負担が大きい

小学生が大きなランドセルを背負って、
学校に通っている姿を見るとわかるのですが、
毎日歩いて登校している小中学生にとって、
背中に背負う荷物というのは大きな負担です。

 

 

ある会社が調査をしたところ、
小学生は毎日平均5キロ前後の荷物を背負って、
学校に登校しているようです。

 

 

以前から、あまりに重たい荷物を背負っての登校は、
成長にも害が出てくる可能性があるという指摘があったのですが、
今回それを踏まえて方針を変更するように動いているのだと思います。

②参考書や学習塾などの発達

後程詳しく解説しますが、
これまで置き勉が禁止されていた理由の一つが、
「自宅で教科書を使って復習するため」です。

 

 

学校に教科書などを置いていくと、
自宅で復習ができなくなるため、
勉強に遅れが出てくる可能性があったのです。

 

 

しかし今の時代、
参考書や学習塾などが発達しているので、
教科書を使わなくても復習できるようになりました。
ある意味、時代が変わってきたのだと思います。

 

 

以上の2つの理由から、
文科省は今回置き勉のルールを改訂し、
学校に教科書等をおいて行くことを許可する方針で、
調整を始めているのだと思います。

 

なぜ、これまでは禁止されていたのか?本当の理由を解説

教科書

ではなぜこれまでの間、

置き勉は禁止されていたのでしょうか?
いろいろな理由があるのですが、
1つは「復習の重要性」です。

 

 

学校で習ったことを、
その日に復習するという勉強法は、
最も効率の良い方法です。

 

 

学校に教科書や問題集が置いてあると、
自宅で復習ができないため、
置き勉は禁止されていたということです。

 

 

もう1つ理由があります。
それは「盗まれる危険性」です。
今でこそ戸締りが厳重化されているのですが、
以前の学校というのは、放課後も教室に入ることができました。

 

 

その結果、
他の子が部活動をしている間に、
誰かが学校に侵入して教科書などを盗むことが
できる状態でした。

 

 

何かあったとき、
学校が責任を取ることができないので、
置き勉を禁止していたのです。

 

学校に教科書などを置いていくメリットと注意点

置き勉

置き勉が許可された場合、

多くの子が学校に教科書やノートを
置いていくと思います。

 

 

では実際、
置いていく場合発生する、
メリットやデメリットはあるのでしょうか?

 

一番のメリットは登校時の負担軽減

やはり一番のメリットは、
登校時の負担が減るということです。

 

 

特に遠方から登校している子は、
1キロ荷物が軽くなるだけでも、
かなり楽になると思いいます。
その結果、

 

  • 朝、遅刻する可能性が下がる
  • 帰宅後の疲れが軽減される

 

などの二次的なメリットも出てきます。

デメリットは勉強できなくなること

一方デメリットは、
自宅で復習ができなくなることです。
あと、戸締りをしっかりしないと、
なくなるリスクもあります。

 

 

ただ、これらのデメリットは、
次のポイントで紹介する方法を使えば、
ある程度は軽減できます。

 

以上のメリットとデメリットを考えて、
置き勉するかどうかを決めていくのが良いと思います。

 

自由化後はテスト前だけ持ち帰るのがベスト

教科書

上記のメリットとデメリットを踏まえ、

どういった形で進めていくのが良いのか?
最後に私自身の考えをお伝えします。

 

 

まず普段の学校生活では、
基本的に以下のもの以外は、
学校においていくようにしましょう。

 

 

  • 英語と数学の教科書
  • 宿題に使う問題集1~2冊
  • 勉強する問題集1冊
  • 連絡ノートなどのメモノート

 

 

予習・復習の仕方のページで解説しているように、
英語と数学はできる限り毎日予習復習をすべきです。
これをしないと勉強に遅れが出る可能性があるからです。

 

 

 

 

また、7日間で成績UP無料講座で解説しているように、
できる限り早い段階から学校の問題集を進めていくと、
テスト前に勉強がかなり楽になります。

 

 

 

 

勉強にやる気がある場合は、
これらは毎日持って帰ると良いです。
もしそこまで勉強にやる気がない場合は、
定期テストの3週間前になったら持ち帰るようにしましょう。

 

 

最悪3週間前からしっかり勉強を進めれば、
目標とする点数を取ることができると思います。
※詳しい勉強方法は7日間で成績UP無料講座で
解説しているので、参考にしてみてください。

 

【必読】忘れ物多い子どもの特徴と改善法

忘れ物

置き勉をするようになると、

絶対に出てくるのが忘れものです。
学校に教科書を持っていくのを忘れる
というのは減るかもしれませんが、

 

 

日頃持っていくものが減るので、
特別な持ち物があったときに忘れる
可能性が高くなるからです。

 

 

そこで、次のページでは、
忘れ物をなくす方法についてまとめました。
この方法を意識していただければ、
忘れ物をする可能性を大きく下げることができます。

 

 

その結果、
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この記事を書いた人

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思春期の子育てアドバイザー

親を変えることで、子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化。
  • 反抗期が激しく親と食事すらとらない子が、5教科合計481点獲得
  • 勉強嫌いでスマホ依存の子が、次のテストで5教科合計113点UP
  • 不登校だった子が学校に行けるようになり、5教科合計462点獲得
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子どもが自ら勉強するようになる方法を解説する「7日間で成績UP無料講座」には、これまで5万人以上の方が参加し、次のテストで5教科合計100点以上UPした子が続出している。

著書:高校受験 志望校に97%合格する親の習慣(青春出版社)、中学生の勉強大全(主婦の友社)、ウチの子思春期(すばる舎)など。

メディア掲載:読売新聞、東洋経済オンライン、女性セブン、進研ゼミ中学講座、名古屋テレビアップ!、日経xwomanなど。