毎朝読書をしている中学生の子へ
食後の睡魔に関する相談
私の学校では毎朝10分間読書をします。
何かおすすめの本ってありますか?
また朝読書ってどういう効果があるのですか?
先生から「意味があるからやれ」と言われますが、
いまいち理由がわからないです。
何を行うにしても、
きちんと効果を理解してからやるのと、
そうでないのでは大きな差です。
ここでは私なりに、
朝読書の効果性とおすすめ本を
まとめたいと思います。
毎朝実施している中学校であれば、
きっと役立つお話だと思いますよ。
目次
朝読書の効果と中学校側のねらい
朝読書をする効果って、何だと思いますか?
いろいろな考え方が
あると思うのですが、
私の個人的な意見としては、
「視野を広げる」ことだと思っています。
普段中学生というのは、
毎日学校、部活、塾の繰り返しです。
学力や運動能力を高めるという意味では、
非常に効果的な時間の過ごし方なのですが、
視野を広げるという点だと非常にまずい過ごし方です。
なぜなら、
新しい行動をしたり新しい場所に行くからこそ、
視野が広がるからです。
とは言ってもそれができないのが中学生。
そこで視野を広げる手段として
おすすめなのが読書なのです。
読書を通して、
著者の考えや体験に触れることで、
新しい視野や視点が得られます。
学校側のねらいとしても、
視野を広げることや授業だけでは学べない知識を得る
という目的で朝授業を取り入れていると思います。
毎朝10分間時間を使うデメリット
多くの中学校で行っている朝読書の時間というのは、
毎朝10分間くらいだと思います。
例え10分間であっても、
継続的に本を読んでいくことで、
視野が広がったり知識を得たりできます。
では朝読書は全てメリットなのでしょうか?
実は違います。大きなデメリットもあります。
それは何かというと、「10分」という時間です。
以前私のクラスにいたある子に、
朝読書の10分間を使って、
道山流学習法を実践させたことがあります。
このままだと高校に行けないレベルの点数だったからです。
すると2週間で平均10点だった点数が、
1教科だけ50点に上がりました。
わずか10分の時間とはいえ勉強に充てれば、
点数を上げることができるのです。
朝読書を続けることで、メリットも大きいのですが、
朝の大切な時間を失っているというデメリットもあります。
本嫌いな子におすすめの書籍ベスト3
もしあなたが今、本があまり好きでないとしたら、
おすすめの本が3つあります。
最初はこれらの本から始めてみると、
本が好きになるかもしれません。
最近は小説がドラマ化されているケースが多いです。
特に池井戸潤さんの書籍はドラマでも人気で、
非常に読みやすいです。
- オレたちバブル入行組:半沢直樹としてドラマ化
- 下町ロケット:2012年ドラマ化
- 陸王:2017年ドラマ化
この3冊は、
誰が読んでもかなり楽しめると思います。
私のおすすめは最近ドラマ化になった陸王です。
私は小さいころ小説が好きではありませんでした。
そんな私が本を読むきっかけになったのは、
知的生き方文庫という棚を見つけた時です。
世の中で生きていくために役立つ知識が、
まとまった書籍があるというのを知り、
私はいろいろなジャンルの書籍を読みました。
小説が苦手な子はこういったジャンルを読むとよいです。
その中でも中学生が読みやすいのは、
「鏡の法則」という書籍です。
つい涙が出てしまうおすすめ本です。
本が嫌いな子は分厚い本を見るだけで、
読む気がうせてしまうという子が多いです。
そういった子の場合、短編集がお勧めです。
毎朝10分という短い時間で、
1話完結で読むことができると、
本を読むのが楽しくなります。
いろいろ読んだ短編集のなかで、
中学生が読むのにお勧めなのは、
「名言セラピーシリーズ」です。
つい友達に話したくなる心温まる話が、
たくさん載っています。
道山クラスの学級文庫人気ランキング
私は教師時代から、朝読書は本当に価値のあるものだと
思っていました。
そこで本に興味がない子たちには、
一人一人その子が興味を持つ本を購入して、
学級文庫として渡していました。
他の先生たちからは、
「子どもたちにお金をかけすぎ」
と陰口をたたかれましたが(笑)
本当にたくさんの子が本好きになりました。
当時私が子どもたちに紹介した結果、
「食い入るように読んだ本」が3つあります。
最後にそれを紹介したいと思います。
※過去にもメルマガで紹介しているものです。
水野敬也さんの書籍で、
ドラマ化映画化もされているベストセラーです。
「人生で学べる知恵」が物語になっているので、
本嫌いな子でもスラスラ読めます。
男の子にも女の子にも、
人気のあった一冊で、
あまりに人気があったため、
他のクラスからレンタルしに来る子もいました。
どちらかというとヤンチャな子ほど、
本を読むのは嫌いだと思います。
そういった子から人気があったのが、
「毎日が冒険」という高橋歩さんの本です。
元々ヤンキーだった歩さんが、
勉強を頑張って大学に入ったけど、
結局やりたいことが見つからず起業し、
大成功するというサクセスストーリーです。
今やりたいことが見つからない子にとっては、
非常に刺激になる本だと思います。
道山はこの本を読んでから旅行好きになりました。
本を読んで泣きたい!という女子生徒から
絶大な支持があった書籍です。
1つ1つの物語が短編なので、
本を読むのが苦手な子にもおすすめです。
24の物語が書いてあって、
その半分以上が読んでいるだけで、
涙が出てきます。
著者の中山和義さんは、
こういった物語シリーズをたくさん出しているのですが、
私はこの本が一番好きです。
※すでに絶版になっているので中古でのみ購入可能です。
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