高校の赤点の基準を知りたい方へ
赤点に関するページ内容
高校の赤点について
解説します。
中学と違って、
高校は義務教育ではありません。
そのため、定期テストで点数が極端に低いと、
進学することができなくなります。
では、何点取ったら赤点になるのか?
どうしたら挽回できるのか?
元教師+1万組の親子の
勉強をサポートしてわかったことを
まとめました。
目次
高校の定期テストで赤点をとったらどうなるの?
高校の定期テストで、
赤点をとったら、
どうなるのでしょうか。
実は、
3つの影響があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①留年のピンチ
1つ目は、留年になる可能性があることです。
もちろん1回の赤点で、
即留年になることはありません。
ただ、補習の結果や今後のテスト次第では、
留年になってしまうでしょう。
②奨学金がもらえない
2つ目は、奨学金がもらえなくなる可能性があります。
奨学金の条件に「学力基準」が入っていることが
あるからです。
たとえば「評定平均値が3.5以上であること」という条件の場合、
赤点をとってしまうと「評定3.5」は難しいでしょう。
この場合、奨学金がストップされることもあります。
③学校推薦型選抜がもらえない
3つ目は、学校推薦型選抜がもらえないことです。
昔の言葉でいう「指定校推薦」のことです。
これも前述の奨学金と同じく、
「評定4以上」などの基準が決まっているからです。
赤点をとると内申点が下がるため、
学校推薦は見込めなくなるでしょう。
このように3つの影響が出てきます。
この中でもほとんどの場合、
影響するのが①の「留年」でしょう。
どのようにすれば、回避できるのでしょうか?
赤点の基準は何点?自分でもできる計算方法
その前に、
まずは赤点の基準について
理解しておきましょう。
何点から赤点になるかは、
学校によって異なります。
とはいえ、2つのケースがほとんどです。
①平均点の半分以下
1つ目は、「平均点の半分以下」を赤点とするパターンです。
最もよくあるパターンといえます。
「平均点÷2」が赤点ラインとなるため、
たとえば、数学の平均点が60点だった場合、
赤点になるのは30点以下ということです。
②学校ごとで一律の点数
2つ目は、「〇点以下は赤点」と
決められているパターンです。
テストの難易度や平均点に関わらず、
一律で30点、40点など決められていることもあります。
2つのパターンをお伝えしましたが、
①の「平均点の半分以下」
を赤点とする学校が多いです。
つまり、高得点とまではいかなくとも、
平均点ぐらい常にとっておくことができれば、
赤点にはならないといえるでしょう。
留年しないためには、補習や追試で高得点を取ろう
とはいえ、
万が一赤点をとってしまったら
どうすればいいのでしょうか。
実は次の方法で、
留年を回避することができます。
詳しく見ていきましょう。
①補習を受ける
「補習」と呼ばれる特別授業が、
行われる場合があります。
主に、授業後や長期休みなどに、
赤点を取った人を対象に行われます。
部活があったとしても、
補習を優先しなければいけません。
これに出ないと、必要な単位をとることができず、
留年となってしまうからです。
指定された補習を受けることで、
一定の点数が与えられます。
それをテストの点数に付け加えてもらい、
赤点を挽回できるという仕組みです。
②追試で点数を取る
赤点をとった人を対象に、
本試験一週間後、二週間後などに
再度テストが行われることがあります。
この追試で一定の点数を取ることができれば、
留年を避けられることが多いです。
ただし、点数が取れないと落第します。
受ける側はプレッシャーに感じると思いますが、
ここでしっかりと挽回することが大切です。
基本的にはどちらかで、
留年を回避できる仕組みになっていることが多いです。
補習や追試には必ず参加し、
基準点をクリアしましょう。
事前に予防しよう!高校生の定期テスト対策法
そもそもの大前提として、
赤点を取らないことが
何より大切です。
そのために、
高校生の定期テスト対策で
大切なことを
3つお伝えしましょう。
①苦手科目を集中的に勉強する
赤点をとらないためには、
苦手科目を克服することが大切です。
得意科目で100点をとったとしても、
苦手科目が赤点だったら
留年の可能性が出てくるからです。
苦手科目でも捨てることなく、
しっかり勉強時間を確保して取り組みましょう。
②ワークやプリントを繰り返す
学校から配布されたワークやプリントを、くり返しましょう。
テストは、学校の配布物の中から出ることが多いからです。
そもそも赤点の基準は低いです。
基本的な問題が解ければ、赤点にはならないでしょう。
③必要以上に勉強しない
赤点をとらないように勉強することは、大切です。
ただし、勉強漬けの高校生活って楽しいでしょうか。
もちろん、
- ハイレベルの大学へ入学したい
- 勉強をいちばんに頑張りたい
こういった考えで高校へ入っているのならいいです。
ただ、部活や友達との遊び、
様々な経験をするために高校へ入っている場合、
勉強漬けの毎日では後悔が残るでしょう。
そのため、そもそも高校を選ぶときに、
余裕をもった進路選択を行うことが大切です。
自らの偏差値以上の学校へ入学すると、
赤点をとってしまう可能性も上がります。
こうしたことも踏まえながら進路選択を行い、
苦手科目を克服していくことが大切です。
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