衝動性が強い子どもの対応に悩んでいる方へ
衝動性が強い子どもに関するページ内容
衝動性が強い子どもへの対応について
解説します。
ADHDなどの発達障害があると、
衝動性が強くなることがあります。
この場合、対応方法を間違えると、
誰かを傷つけしまうこともあるでしょう。
では、親としてどのように対応すればいいか。
他害行為が出ている時にもできる
治し方をまとめました。
元教師で1万組以上の親子の子育てを
サポートしたからこそ伝えられる方法です。
そのままやっていただければ、
お子さんは確実に今より落ち着くと思います。
目次
衝動性が強い子どもの特徴と学校で起こる悪影響
衝動性が強い子どもの特徴は、
主に3つあります。
この特徴が学校で出ると、
様々悪影響もあるので、
注意しましょう。
すぐに反応してしまう
1つ目の特徴は「すぐに反応してしまう」ことです。
たとえば、学校の授業中に、
手を挙げる前に発言してしまうなどが挙げられます。
ひどい場合は授業を妨害することになり、
成績が下がることもあるでしょう。
待つことが苦手
2つ目は「待つことが苦手」です。
順番を守ることができず、
給食などで横入りをするなどです。
こういった状況が続くと、
友達とのトラブルを引き起こすことがあります。
感情のコントロールが苦手
3つ目は「感情のコントロールが苦手」です。
カッとなってつい手を出してしまうことがあります。
体が大きくなったり、エスカレートしたりすると、
友達や先生をケガさせてしまう可能性もあります。
衝動性が強い子供は、
学校でこういった特徴が出ると
トラブルに発展することも多いです。
では、この場合どうすればいいのか。
次の方法で対応していきましょう。
親がすべき!衝動性が強い子どもへの3つの対応法
衝動性が強い子どもに、
親ができることは主に3つあります。
- 感情のコントロール法を一緒に考える
- 体を動かす活動を促す
- 上手くいった行動を褒める
この3つです。
詳しく見ていきましょう。
感情のコントロール法を一緒に考える
衝動的に手を出してしまう行動は、
将来、法的な問題に発展することもあります。
そのため、感情のコントロール法を
学ぶことが大切です。たとえば、
- その場を離れる
- 深呼吸をする
などもいいでしょう。
親が「こうしなさい」と伝えても
子どもは聞かないため、
子どもと一緒に考えることが大切です。
体を動かす活動を促す
カッとなって手を出したり、
物に当たったりしてしまうのは、
イライラがたまったときです。
そのため、日頃から運動を行って
エネルギーを発散させるといいでしょう。
ストレス解消にもなり、
子どもが落ち着きやすくなります。
上手くいった行動を褒める
ルールや順序を守れたときには、
しっかりと褒めましょう。
子どもは「また褒められたい」という
気持ちがあるため、
ルールや順序を守ろうとする意識が出てきます。
以上の3つを行うと、
家庭でも子どもの衝動性を
落ち着かせることができます。
日頃から意識してみましょう。
学校や家庭で、親・友達・先生などに他害行為をする時は?
とはいえ、子どもが衝動性を抑えられず、
他害行為に発展してしまった場合は、
どうすればいいのでしょうか。
他の人に手を出してしまった場合、
まずは安全を確保することが最優先です。
たとえば、家で妹に手を出した場合は、
一旦二人を引き離しましょう。
その上で、
本人が冷静になるまで待つことが大切です。
すぐに叱っても興奮しているため、
落ち着いて話を聞けないからです。
そして、冷静になったタイミングで、
何が原因で手を出したかを確認しましょう。
そのときに、なぜその行動をしてしまったのか、
子どもの気持ちを聞くことも大切です。
最後に、その行動が他人に与える影響を伝え、
改善策を一緒に考えることが重要です。
たとえば、「イライラして手を出したくなったんだね。
でも、妹は叩かれて痛がっているよ」と伝え、
どうすればよかったのかを一緒に考えていきましょう。
- イライラしたときには手を出すのではなく、言葉で伝える
- 一旦その場を離れて、別のことを考えてみる
など、いろいろな方法があります。
こうした方法を
子どもと話し合っていくといいでしょう。
特徴をポジティブにとらえて将来社会で活躍する方法
「衝動性が強い」という特性は、
悪い面だけではありません。
「思い立ったら
すぐに行動に移せる」
というポジティブな面もあります。
起業家やプロジェクトリーダーにとって
必要な要素ともいえるため、
何か新しいことを進めていく仕事が
合っているといえるでしょう。
そこで、
子どもを将来社会で活躍させるために、
「本人がやりたいと思ったことには、
積極的に挑戦させること」が大切です。
こうした癖をつけておくことで、将来失敗を恐れずに、
様々なことに挑戦できるようになるでしょう。
ただし、避けるべき状況は伝えておくことも大切です。
行動によっては、一歩間違うと命を失ったり、
人生が台無しになったりするリスクもあります。
こうしたことは、事前に伝えておきましょう。
子どもの中で、
うまく衝動性と付き合いながら正しい判断できるよう、
見守っていきましょう。
話ができる良好な親子関係を作るには?
ここまで解説してきた方法で、
子どもに対応をしていくと、
衝動性や問題行動は
少しずつ落ち着いてくるでしょう。
ただし、子どもが部屋に引きこもっていたり、
無視や暴言、暴力などがあったりする状態では、
なかなか話をすることもできないでしょう。
こうした状態で
親の思いばかりをぶつけていても、
状況は今よりも悪化してしまうことがあります。
では、どうしたら子どもの症状が落ち着き、
冷静に話をすることができるようになるのでしょうか?
実は、○○をUPさせることが大切です。
こちらは、現在私が無料で配信している
思春期の子育て講座の中で解説しているので、
参考にしていただければと思います。
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以前、3,980円で販売していた、
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こちらも読んでいただけると幸いです。
※全国のPTA講演会でもお話ししている内容です。
動画で解説!!衝動性が強い子どもの対応法の詳細編