大学受験のサポート法がわからない保護者の方へ
大学受験対策完全版に関するページ内容
大学受験における親の適切なサポートについて
解説します。
受験期の親は、
焦りのあまり子供に
過度に干渉してしまいがちです。
しかし親が勉強法や志望校を
一方的に決めつけることは、
子供の意欲低下を引き起こします。
元教師の経験から、
受験生の子を持つ親が
すべきこと・してはいけないことを
具体的にまとめました。
なお、今回は元高校教師の紺野さんから教えて
いただいた情報をベースに記事を書きました。
そのため、より現在の状況にあった情報に
なっているかと思います。
目次

大学受験の志望校選びのコツと決めるべきタイミング
大学受験の準備を進める上で最も重要なのは、
自分がどの大学に進学したいのかという
「目的地」をしっかりと決めることです。
そのためには、お子さんに、
「自分はどういう人間なのか」
「どこでどんなことを学びたいのか」
を明確にさせましょう。具体的には、
- 自分はどういう人間か
- 興味や情熱のある分野
- 得意な事、才能
こうした自己分析をすることが大切です。
これらがしっかりできている子は、
長い受験でも最後まで頑張り抜くことができます。
自分に合った大学を志望することで、
確信を持って勉強に取り組むことができます。
その結果、受験成功につながるのです。
志望校はいつ決めるべき?
志望校が決まる時期は、人それぞれです。
高3の2学期まで決まらない子もいれば、
小4から「この教授のこの学部に入る」と
決めている子もいます。
ただ現実として、
志望校が明確になる時期が早いほど、
合格率は上がっています。
そのため早い時期から方向性を決め、
オープンスクールや学校祭に参加し、
学校の雰囲気を知った上で進路を決めていきましょう。
推薦、一般、総合型・・・大学受験の入試方法の決め方
次に、志望校が決まったら、
どのような方法で大学受験をするかです。
まず入試の形式は、
大きく分けて3種類あります。
一般入試、推薦入試、総合型選抜です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一般入試
一般入試では、試験当日の得点が
合否を決定する重要なポイントとなります。
高校の内申点は、全く合否に関係ありません。
国公立大学の場合、
大学入学共通テストと二次試験の両方が課されます。
私立大学では、1~2日間で完結する試験が主流です。
推薦入試
推薦入試では、
指定校推薦と公募推薦があります。
指定校推薦は合格率が非常に高く、
内申点や欠席日数、学業成績が重要視されます。
総合型選抜
総合型選抜は、学力だけでなく
これまでの活動や実績、
面接や小論文での自己表現で評価されます。
倍率は一般入試より高い傾向がありますが、
自己分析が得意で情熱をもって
取り組んできた経験がある子には向いているでしょう。
これらの入試方法の中から、
自分の良さが最大限に引き出せる方法を
決めていくことが大切です。
偏差値をグングン上げる超効率勉強法3ステップ
次に大学受験は、
どのように勉強していけばいいのでしょうか。
ここでは主に、
一般入試対策の勉強をお伝えします。
ステップ①過去問チェック
受験勉強を始める前に、
まず志望校の過去問(赤本)に目を通し、
ゴールを把握するといいでしょう。
最初にどんなテストかをチェックすることで、
納得した上で勉強を進められるようになります。
ステップ②基本をマスター
次に、学校の教科書や
学校から配布された問題集を
くり返し学ぶのがおすすめです。
たくさんの参考書を手に取るのではなく、
1冊の教材をボロボロになるまで使った方が
知識として定着するからです。
その際、学習した日付を書いて、
何周くり返したかを把握できるようにしましょう。
最低3回は問題集を解くことで、
深い知識になります。
ステップ③応用力付け
教科書や基本的な問題集が終わったら、
プラスαでレベルの高い問題集をチェックしましょう。
これらも繰り返し解くことで、
応用力をつけることができます。
数学だったら、チャート式や
focus goldなどの参考書を
辞書代わりに持つのもいいでしょう。
自分のレベルにあった薄めのもので、
解説が詳しくのっているものがおすすめです。
指定校推薦や総合型選抜の対策は?
指定校推薦を目指す場合、
学校の定期テストに全力を注ぎましょう。
また現在は、主体的な態度や日頃の取り組みも、
成績に反映されるようになっています。
小テストや授業態度、
提出物などもしっかり行っていきましょう。
内申点が上がれば、
志望校の推薦がもらえる確率も上がります。
総合型選抜では、小論文対策が重要です。
小論文は、型を覚えて
パターン練習する必要があります。
そのためには、いろいろなテーマや物事について、
自分なりの考えをもつことが大切です。
高3になって焦って始めるのではなく、
早い時期から対策を行うようにしましょう。
また面接も重要です。
清潔感、身だしなみ、言葉遣いなどの態度はもちろん、
- 心の底から行きたいと思っている学校か
- どのような人間であるのか
- 会話に一貫性があるか
という本音や情熱の部分もチェックされます。
自分をよく見せようと話を盛って、
内容が矛盾しないように注意しましょう。
親ができることは2つだけ?志望校を決めるのはアリか?
大学受験を控える子どもをサポートする際、
親ができることは大きく分けて2つです。
何をすればいいかわからない場合、
まずはこの2つから始めてみてください。
これだけで合格率が上がります。
「毎日の食事」に気を配ること
お金だけ渡して
外食で済ましてもらうのではなく、
日々の料理や弁当で愛情を伝えましょう。
子どもが勉強を頑張る
エネルギーになります。
また栄養バランスを考えた食事は、
集中力や健康を支える
大切な要素にもなります。
「学習環境」を整えること
リビング学習を好むのか、
それとも自室の静かな場所での勉強を好むのかは、
子ども一人ひとり異なります。
そのため、
本人の意見を尊重しながら
最適な環境をつくりましょう。
塾を利用するかどうかも、
子ども自身が必要性を感じているかを
基準に判断するといいです。
志望校選びは親が決めてもいい?
多くのお父さんお母さんが、
子どもの志望校を親が決めようとします。
しかし、これはおすすめできません。
自分で決めた志望校だからこそ、
勉強を頑張れるからです。
こちらに関しては、
親はあまり口を挟まない方がいいでしょう。
大学受験で親ができることは、
高校受験の時と大きな違いはありません。
子どもの望む環境を整えながら、
志望校合格に向けて最後までサポートを行いましょう。
やる気・勉強時間・勉強効率をさらに上げる裏技
「目的地」が明確になったら、
あとはひたすら勉強です。
とはいえ、周りも頑張る中で、
がむしゃらに勉強するだけでは
偏差値はなかなか上がりません。
そこで、読んでいただきたいものがあります。
私が無料で配信している
「7日間で成績UP無料講座」です。
ここでは、
- やる気が3倍になる声掛け法(親向け)
- ストレスなしで勉強量が増える計画の立て方
- 勉強効率が大きく上がる教科別テクニック
などを解説しています。
これまでに8万人以上の方が受講し、
凄い子だと次のテストで5教科合計120点ほど
上がっています。
中高生の親向けの講座になりますが、
本人が読んでも役立つ内容です。
よかったらこちらも参考にして、
大学受験に合格していただければと思います。
なお、今なら3980円で販売していた、
成績UPマニュアルもプレゼントしているので、
こちらも参考にしていただければ幸いです。
※全国のPTA講演会などでも話している内容です。
動画で解説!!大学受験対策で親がすべきことの詳細編