子どもが宿題をやらないと悩んでいる方へ
宿題をやらない中学生に関するページ
中学生の子どもがいるお母さんから、
うちの子は宿題をやりません!という悩みを頂きました。
うちの子は宿題をやりません。
親がどれだけ叱ってもゲームばかりしています。
発達障害なのでしょうか?
上手に宿題をやらせるコツなどあれば、
教えていただけると助かります。
子どもが宿題をやらないという悩みを持っている
お父さんお母さんは本当に多いです。
安心してください。これからお伝えする手順で対応すれば、
きちんと宿題ができる子どもになります。
目次
小中学生の子供が宿題をやらない2つの理由
そもそもなぜ子どもは、宿題をやらないのでしょうか。
考えられる理由は、
次の2つのどちらかです。
まずは、どちらかに該当しないか、
チェックしてみてください。
①宿題をやる必要が無い
最初は、「宿題をやる必要がない」と思っているパターンです。
わかりやすい例を出します。
担任の先生が宿題を忘れて厳しく怒る場合、
絶対に宿題をやりますよね。
なぜなら怒られるのが怖いからです。
逆に先生が優しく、宿題をやらなくても怒らない、
宿題のチェックすらやらなかったら
「宿題をやってもやらなくても変わらない」と、
思うようになります。
こうなると子どもは宿題をやらなくなります。
これが1つ目のパターンです。
②宿題をやるメリットが見つからない
次に「宿題をやるメリットが見つからない」というパターンです。
例えば、すでに行きたい高校があって、
その高校に入るために成績を上げていかないと
いけないという気持ちがある子であれば、
宿題頑張ってやります。
しかし、行きたい高校もなく、
なおかつ宿題自体に必要性を感じていない場合、
勉強や宿題をやるメリットがわかりません。
目の前のゲームやスマホをやっていた方がいいと思い、
宿題をやらなくなってしまいます。
これが、2つ目のパターンです。
基本的に宿題をやっていない子は、
必要がないと思っているか、
メリットが見えていないかのどちらかになります。
あなたのお子様がどちらのタイプに
当てはまるのかチェックしてみましょう。
発達障害や病気が理由の可能性のケース
前述した2つ以外にも発達障害や病気で宿題やらない子もいます。
細かく言うと「やらない」ではなく、
「やれない」になります。
やりたくてもやれないケースなのです。
たとえば、発達障害の場合、
- アスペルガー症候群
- ADHD
- 学習障害
学習障害の場合、
勉強する能力が他の子に比べて低いので、
学校から出された宿題を1人ですることができません。
サボっているわけではなく、
- 答えがどこに書いてあるかわからない
- 学校からどんな宿題を出されているのかわからない
- 問題文を読むことができない
からです。この場合、
子どもだけでは宿題をするのは難しいので、
お父さんお母さんのサポートが必要になります。
もしお子さんが学習障害や
発達障害の場合は、
宿題をやっていないのではなく、
やれない可能性を考えてみましょう。
対策① 宿題ができないならゲームを禁止する
では、宿題をやらない子を直す対策をまとめていきます。
最初にやるべきことは、
「ゲーム禁止作戦」です。
例えばお子さんは、
学校から帰ってきたらすぐにゲームを
しているとします。
この場合、宿題ができていないのなら、
できるまで禁止という制約をつければ良いのです。
学校側で、
「宿題をしなかったら居残りや部活に参加ができない」
という制約をつけているのであれば、
子どもは家でも宿題をやります。
しかし、学校側がそういったことを
何もやってくれない場合もあります。
すると、子どもはわざわざやる必要が無いと考え、
後回しになります。
もちろん何も制約がなくても、
進路などが見つかれば
やるようになります。
しかし、中学1年生や2年生の子段階では、
進路を見つけるのは大変です。
そういった時期は、ある程度こちらで
制約をつけていくことが大事です。
その際、お子さんが日頃から
ゲームをしているのであれば、
「昨日、宿題忘れたよね?今日は、禁止ね」
と制約をつけてあげましょう。
当たり前ですが、親子関係が良好でないと
子どもは激しく反発します。
その場合は親子関係の改善からになります。
ある程度、良好な親子関係ができているならば、
親が制約をするだけで
子どもは宿題をやるようになります。
1つだけポイントをお話します。
「宿題が終わったら、ゲームをしていい」ではなく、
「きちんと出来ているなら、ゲームをしていい」
という制約の方がいいです。
大事なのは、宿題をする時間帯ではなく、
期限内に出せているかどうかだからです。
「昨日はきちんと出せたから、今日はゲームしていいよ」
「今日もきちんとできれば、明日もゲームできるよ」
という感じで、提出日までにできているかどうかで、
制限をかけるようにしましょう。
対策②一人でできないなら親が手伝う
制限をつけても、1人でできない場合は、宿題が進みません。
この時はお父さんお母さんがきちんと
サポートしてあげることが大事です。
具体的には、
- 丸つけを手伝ってあげる
- 今日宿題が出た場所を提示してあげる
- 一緒に考えてあげる
などです。こういったサポートをすると、
少しずつ一人でもできるようになります。
もちろん今の時代というのは、
共働きやひとり親などの家庭で
お父さんお母さんがなかなかサポートすることが
できないというケースが多いと思います。
この場合は塾の先生にお願いしたり、
家庭教師を雇ってサポートを
代行してもらうという考え方も必要です。
自分でやるか専門家に任せるかは、
家庭環境や金銭状態で決めると良いでしょう。
子どもに1人でやりなさいというのは大変だと思うので、
できる限りお父さんお母さんが
サポートしてあげると良いと思います。
【親向け】子どもが自ら勉強しない時は?
今回お伝えした内容を意識して、
子どもの宿題に向き合っていただければ、
少しずつ宿題をやるようになると思います。
ただ、すでに何度も宿題について話しているのに、
子どもが全く親の話を
聞いてくれないケースもあるでしょう。
子どもがゲームやスマホに夢中になって、
お父さんお母さんが頭を抱えている
ご家庭もあるかもしれません。
そんな場合は、次のページで解説している、
子どもが勉強しない真の原因に
ついてチェックしてみてください。
勉強をしない原因がしっかりと理解し、
対策を行えば子どもの成績は簡単に上がるようになります。
【超重要】良好な親子関係を作る3ステップ
最後になりますが、現在私は思春期のお父さんお母さんに
向けて全国で勉強会を開催しています。
思春期の子どもに対する接し方や
勉強方法についてお話していますが、
遠方でなかなか足を運べないという方に向けて、
無料の講座を配信しています。
題して「思春期の子育て講座」です。
この講座では、
- 思春期の子どもの複雑な心理
- 子どもとの会話が3倍増える声掛け法
- 上手に勉強させる誘導テクニック
などを無料で解説しています。
また、今なら3,980円で販売していた
子どもの問題行動改善マニュアルも
受講特典としてお配りしています。
これまでに2万人以上の方に読んでいただいた、
人気の講座なので、もしまだ読まれていなければ、
こちらも参考にしていただければ幸いです。
動画で解説!!宿題をやらない子供の対応法の詳細編