叱ると怒るの違いがわからない方へ

怒っても、子どもは変わりません・・・

叱ると怒るの違いに関するページ内容

 

ここでは、

叱ることと怒ることの違いについて
解説します。

 

子育てをしていると、
つい感情的になってしまう
場面が多くあります。

 

子どもの成長のために必要な「叱る」と
感情的な「怒る」の違いを理解し
適切に対応する方法

元教師の経験からまとめました。

 

親が自分の言動に気をつけることで、
子どもとの信頼関係を深め、
健全な成長を促すことが
できるようになります。


叱ると怒るの決定的な違い3つ~子どもへの影響

叱ると怒るには、大きな違いが3つあります。

 

  • 目的
  • 伝え方
  • 子どもの変化

 

です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

目的が違う

叱るのは、子どもの行動を正し、
成長を促すためのものです。
子どもが悪いことをしたとき、
それを直すために行います。

 

一方、怒るのは親の感情を発散させているだけです。
イライラした気持ちを出すためのものなので、
子どもの行動は変わりません。

 

伝え方が違う

叱るときは、冷静に改善点を伝えていきます。
目的は、行動を正すことだからです。
反対に、怒るときは
感情的に子どもを責めてしまいます。

 

「あなた何をしているの」などと言って、
人格も否定することがあります。

 

子どもの変化が違う

叱られた子どもは
「確かにここは良くなかった」と理解できます。
一方、怒られた子どもは、
親への恐怖心や反発を感じるだけです。

 

もし子どもが親に恐怖や反発を持っているなら、
それは叱っているのではなく、
怒ってしまっているということです。

 

このように、叱ると怒るは、
これら3つのポイントで異なります。
親子関係を良くするには、
怒るのではなく叱ることを意識しましょう。

 

子どもの成長を促す効果的な叱り方3つのポイント

では、お子さんを叱る場合、
どのようなことを意識すれば
いいのでしょうか。

 

 

子どもの成長につながる叱り方には、
重要なポイントが3つあります。

 

行動を叱って人格は叱らない

1つ目は、行動を叱って
人格は叱らないことです。

 

片付けができていないときは
「ここが散らかっているね、片付けないといけないね」
と行動を注意しましょう。

 

「こんなこともできないのか」などと言うのは、
人格を否定する言い方なのでやめましょう。

 

タイミングを意識する

2つ目は、叱るタイミングを意識することです。
子どもも親も感情的になっているときは、
叱ることができません。

 

危険な状態なら一時的にとめることは大切ですが、
注意するのは落ち着いた後にしましょう。
「一度落ち着こう、落ち着いてから話そう」と言って、
時間を置くのがいいです。

 

解決策を一緒に考える

3つ目は、解決策を親子で考えることです。
「ちゃんと片付けようね」だけでは足りません。
やり方がわからず、できていないこともあるでしょう。

 

そのため、今後どうするかを
一緒に考えることが大切です。

 

思春期の子には特に、
子どもの意見も聞きながら
納得できる解決策を見つけましょう。

 

これらの3つのポイントを意識することで、
子どもは主体的に行動できるようになります。

 

親が感情的に怒らないための対処法

怒るのではなく、
叱ることを意識するようお伝えしました。
ただ親も人間なので、
感情的になることはあります。

 

 

それでも怒らないようにするために、
次の3つのことを試してみましょう。

 

定期的にストレスを発散する

疲れていると、
つい子どもに感情をぶつけてしまいます。
仕事や夫婦関係のイライラが、
子どもに向かうこともあるでしょう。

 

そこでストレスやイライラを感じる前に、
自分の時間を作って発散することが大切です。
先にこういった予定を、
スケジュールに入れましょう。

 

深呼吸をする

子どもに怒る前に、一度深呼吸してみてください。
10秒ほど時間をかけて、
息を吸って吐くだけでも違いが出るでしょう。

 

つい感情的に怒鳴って、
後悔することも減るはずです。

 

場所を変えて話す

深呼吸する余裕がないときは、
場所を変えて話す習慣をつけましょう。

 

子どもが物を壊したとしても、
その場で怒らず「こっちにおいで」
と別の場所へ移動します。

 

これだけで、
いつもよりも落ち着いた状態で
「どうしてこうなったの」と聞けるはずです。

 

定期的にストレスを発散しながら、
イライラしたときには
深呼吸をしたり場所を変えたりしてみてください。
感情的な怒りを減らすことができるでしょう。

 

子育てで親子の絆を深める叱り方のコツ

上記の方法以外にも、
親子関係を良くしながら
叱るテクニックがあります。

 

  1. サンドイッチ法
  2. 質問・共感・教育法

 

です。詳しく見ていきましょう。

 

サンドイッチ法

「褒める→叱る→褒める」という順番で伝えます。
たとえば子どもが暴言を吐いたとき、

 

「手を出さなかったのは偉かった」と褒め、
「でもその言葉はよくないね」と叱り、
「前よりは少しずつできるようになってきているよ」
と褒めます。

 

この順で伝えると、
子どもは前向きに受け止められるでしょう。

 

質問・共感・教育法

まず「なぜそんな言葉を使ったの?」と質問し、
「確かにイライラするよね」と共感します。
そして「でもその言葉は相手を傷つけるよ」
と教育します。

 

サンドイッチ法はやや難しいので、
最初は質問・共感・教育法から始めると
いいかもしれません。

 

 

慣れてきたら、サンドイッチ法も試してみましょう。
子どもの気持ちに寄り添いながら叱ることで、
親子の絆を深めながら、
子どもの成長につなげることができるはずです。

 

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