正しい勉強法がわからない高校生へ
高校生の勉強法のページの内容
ここでは、
高校生の勉強法について解説します。
中学生の勉強法と高校生の勉強法って
同じ部分と180度異なる部分があります。
間違った勉強法を続けていると、
いずれ授業についていけなくなります。
そうなってからでは遅いですよね?
そこで最低限押さえるべき
ポイントをまとめました。
このポイントさえ押さえて勉強を進めれば、
他の子のより2倍以上効率よく、
定期テストの点数を上げることが
できるようになります!
目次
【中学生本人とその保護者の方はこちらがおすすめ】
このページでは、高校生の勉強法と大学入試対策のやり方を解説します!
現在あなたが中学生orその保護者で、
高校入試対策を進めていきたい場合は、
以下のページから読んでいただければと思います。
大学入試の仕組みを理解して勉強を進めよう
高校生本人とそのお父さんお母さんに、最初に理解していただきたいことがあります。
それは高校の勉強の仕組みです。
というのも、
中学生とは大きく変わるからです。
以下3つの違いがあるので、
理解しておいてください。
①内申点があまり関係なくなる
中学生の場合、
高校受験の合否の6割は、
内申点が決めると言っても過言ではありません。
だから目の前の定期テストの勉強がすごく大事です。
一方高校の場合、
推薦で大学に進学する場合を除き、
内申点はほとんど関係ありません。
出席日数なども合否にはほとんど関係ないです。
※ただし、一定の日数以上欠席があると
進学できなくなります。予め学校の先生に、
進学できる最低限の出席日数を
確認しておくことをお勧めします。
②赤点を下回ると退学
中学生の場合、
1,2年生の時はテストで0点をとっても、
3年生で挽回すれば高校に進学できました。
高校生になると、
赤点という仕組みが出てきます。
定期テストの平均点の半分以下の点を取り続けると、
いずれ退学になってしまうのです。
どれだけ勉強をさぼったとしても、
赤点だけは取らないようにすることが大事になります。
③2教科で進学できる学校がたくさんある
大学には公立と私立の2つがあります。
公立の場合は高校入試と同じで、
5教科(正確には9教科)必要な学校がほとんどです。
しかし私立の場合、
2教科だけで合否を決める学校もあります。
英語だけずば抜けて実力がある場合、
英語と小論文だけ勉強すれば、
一流大学に進学することができるのです。
高校生になったら、
こういった違いを頭に入れたうえで、
勉強を進めていくことが大事になります。
では、各教科の勉強法をまとめていきます。
国語は正しい読み方を理解し、古文は古語を覚える
中学生で言う国語は、高校に進学すると現代文と
古文の2教科に分かれます。
現代文と古文は分けて、
勉強方法を考えていくことが大事です。
現代文の勉強法
現代文は、中学生でいう物語と論説文です。
長文を読んで問題に答える形です。
中学生の場合、この部分は、
- 音読
- 学校の問題集の暗記
で勉強することができました。
※詳しくは以下のページを参考にしてみてください。
高校生になると、
この方法が通用しなくなります。
なぜなら、多くの学校で、
学校で習った文章がテストに出なくなるからです。
そこで、
長文読解の解き方を覚えていくことが大事になります。
これらは長文読解の解き方をまとめた参考書が、
書店に売っているので、そちらを見ると勉強できます。
古文の勉強法
中学生でも古文は出てきたと思うのですが、
高校は難易度が大きく上がります。
現代語訳が書いてない問題が一般的になるからです。
そこで大事なのは「英語」と考えて勉強することです。
英語の勉強法で大事のは、
英単語を覚えることですよね?
これと同じで、古文は古語を覚えることが重要になります。
書店に行くと、
古語をゴロで覚える問題集などが売っているので、
まずはこれでたくさんの古語を覚えていきましょう。
このように、
高校生の国語の勉強法は、
現代文と古文(漢文含む)に分けて、
進めていくようにしてください。
【国語の毎日の勉強でやってほしいこと】
中学と違って丸暗記まではしなくてもいいですが、
現代文の教科書を翌日習う範囲を1回だけ音読すると良いです。
漢字と古語はテスト前にまとめて覚えるのは大変です。
1日3個ずつでも良いので定期的に覚えていくようにしましょう。
社会は語句の丸暗記+流れの理解がポイント
次に社会です。社会も高校になると、
以下の6つに分かれます。
- 地理
- 日本史
- 世界史
- 倫理
- 政治経済
- 現代社会
です。学校によってどの科目を教えるか異なります。
この中から学部によって学ぶべき教科が変わるのです。
わかりやすく説明すると、社会が得意な子は3科目学び、
苦手な子は2科目だけ学ぶ。という感じです。
社会の勉強法は、
中学生の勉強法とあまり変わりません。
ただし、高校の場合は、
上記の勉強法に加えて、
流れをつかむことが大事になってきます。
中学生の場合、
ただ語句を丸暗記するだけで点数が取れました。
高校でもある程度は取れるのですが、
同時に流れを理解できていないと点数が取れません。
- 授業をしっかり受けて流れを理解する
- YouTubeで分かりやすい先生を見つける
- ポイントを押さえている参考書で勉強する
などが大事になります。
中学生のように、ただ年代を覚えるだけの勉強は、
量が多すぎて無理になるので注意しましょう。
【社会の毎日の勉強でやってほしいこと】
翌日習う分野の教科書を一通り読んでおきましょう。
これだけで、翌日の授業の理解度が2倍にUPします。
社会は定期テストの直前に覚えてしまった方が効率が良いです。
ただワークだけは前もって進めておくと、テスト前楽になります。
数学は自分に合った参考書を見つけるのが大事
高校の数学は、中学と違って難易度が大きく上がります。
お父さんお母さんに質問しても、
答えられないことが多いでしょう。
塾の先生も、
数学が得意な方でないと、
理解できない問題も多いです。
そこで大事なのが、
自分に合った参考書を見つけることです。
現在書店に売っている参考書は、
レベルが非常に高いです。
正直高校の先生の授業を聞くより、
参考書を読んだほうがわかりやすいことも多いです。
一度書店に行って、
自分がわかりやすいと思うものを買ってきましょう。
そして授業で分からなくなった時は、
参考書を読んで理解することが大事です。
その後は中学生と同じで、
問題集を繰り返していく形になります。
なお高校の数学は、
- 数学A
- 数学B
- 数学Ⅰ
- 数学Ⅱ
- 数学Ⅲ
の5つに分かれます。
ただ全員が全てを学ばないといけないわけではないです。
数学が苦手という子は、2つだけ学び、
得意な子は全て学ぶみたいなイメージです。
勉強方法については、
A~Ⅲまで同じです。
【数学の毎日の勉強でやってほしいこと】
1度だけでよいので、翌日授業で習う問題の例題を解いておきましょう。
それだけで授業の理解度が大きく上がります。
その日習った問題を、家に帰ったら最低5問は解きなおしましょう。
少し復習するだけでテスト前の勉強がかなり楽になります。
理科が得意な子は物理、苦手な子は生物で勝負する
次に理科です。理科も高校の場合は、
次の4つに分かれます。
- 生物
- 化学
- 物理
- 地学
の4つです。
正確には基礎と応用にも分かれますが、
ここでは4つに分かれるという流れで、
説明していきます。
理科の場合、
この4教科の何を選ぶかによって、
勉強方法が大きく変わります。
数学や理科が得意な子
理科が得意な子の場合、
物理を選択することをお勧めします。
というのも、
物理は数学とほとんど同じで、
解き方さえ覚えれば、
スラスラ解けてしまう教科だからです。
一方苦手な子からすると、
問題を1行読んだだけでチンプンカンプンになります。
数学や理科が苦手な子
数学や理科が苦手な子は、
生物を取ることをお勧めします。
生物は植物や動物の特徴など、
丸暗記するだけで点数が取れるからです。
正直理解する部分はほとんどなく、
丸暗記(努力だけ)で点数が取れる教科です。
あなたが将来どの道に進むかによって、
理科を何教科とるかが変わってくるのですが、
2教科以上必要な場合、化学と地学の中から、
好きな方を選択すればよいです。
勉強方法ですが、
物理は中学生の理科の勉強方法の、
「解き方を覚えるパート」と同じです。
生物は、
「語句を覚えるパート」と同じです。
地学と化学は2つのやり方を、
mixして勉強していきます。
ただ少しだけ工夫が必要です。
高校の数学の勉強法と同じで、
1冊自分がわかりやすいと思う参考書を
買っておくと良いです。
というのも、
中学生の時に比べ、
理解するパートがややこしいからです。
授業を聞いているだけで理解するのは至難の業です。
自宅に帰って参考書を見て復習することが大事になります。
【毎日の勉強やってほしいこと】
次の日授業でどんなことを習うのか、予め目を通しておきましょう。
これだけで次の日の授業の理解度がUPします。
もし授業を聞いていてわからない問題が出てきたら、
すぐに先生に質問して理解するようにしましょう。
英語は英単語と文法問題集を繰り返して実力をつける
最後は英語です。英語は中学生の勉強とほとんど同じです。
最初はとにかく英単語を覚えましょう。
ただ覚える量が中学生と比べて増えるので、
中学生と同じような方法だと大変です。
そこで「速読英単語」という問題集を
購入すると良いです。
例文と一緒に覚えていく参考書なのですが、
中学生の時と同じように、
わざわざ単語カードを作らなくても、
同じような速度で覚えることができます。
もしこの方法でなかなか覚えられなければ、
中学生と同じ方法で覚えていきましょう。
また、中学生の時と同じように、
教科書の音読をしているだけだと、
勉強時間が間に合わなくなります。
そこで学校で配布される文法の問題集を
繰り返し解いて、文法を理解していく方法に、
切り替えることが大事です。
高校生になると覚える英単語と文法の量が、
中学生よりもけた違いに増えるので注意しましょう。
【毎日の勉強やってほしいこと】
予め次の日に習う英単語の日本語訳を調べておきましょう。
これをするかどうかで、授業についていくのが楽になります。
その日に習った文法は、その日のうちに覚えてしまいましょう。
ワークを1度解きなおせば、ある程度頭に入ります。
大学推薦もらうには
高校受験の推薦と、大学入試の推薦は仕組みが
全然違います。
大学に推薦で合格したい場合、
1年生の時からしっかりと対策する
必要があります。
そこで次のページでは、
大学入試の推薦の仕組みについて
解説していきます。
一般入試と比較すると、
楽に合格できるので推薦を
狙えるようであれば推薦を目指して、
対策していきましょう!
勉強効率を上げる方法は中学生と同じ
私は元々公立中学校の教師です。なぜ今回高校生の勉強法を
まとめたのかというと、
結局根本的な勉強方法は同じだからです。
これはどういうことか。
私が中学生の成績を上げるときに
意識している3つのポイント・・・
- 子どものやる気を上手に引き出す
- ストレスがかからないように勉強量を増やす
- 暗記スピードと勉強の集中力を3倍にする
ことを行えば、
高校生であっても成績は上がるのです。
その証拠に、私がサポートしている高校生の子は、
サポート後すぐにクラス順位が8位上がりました。
もしあなたやあなたのお子さんが、
現在高校生という状態であっても、
私お伝えしている3つの成績UPテクニックを行えば、
すぐに点数が上がります。
以下の講座でこのテクニックを
全て無料で公開していますので、
良かったら参考にしてみてください。
※私のクライアントの9割は中学生の子どもがいる親なので、
基本的には中学生の親向けの文章で配信しています。
動画で解説!!高校生の勉強法の詳細編