ひとり親で子どもの反抗期が心配な方へ

ひとり親ならではの、ポイントがあります!

ひとり親家庭の子どもの反抗期に関するページ内容

 

ここでは、

ひとり親家庭での子育てのポイントについて
解説します。

 

ひとり親で子育てをしていると、
反抗期を迎える前に
どんな準備をしておけばよいか
悩むことがあります。

 

実はこれ、
事前の対応がとても大切です!

 

反抗期になる前にしておくべき
子育てのコツと心構えを
元教師の経験からまとめました。

 

適切な関わり方を身につけることで、
親子の信頼関係を深め
スムーズに思春期を乗り越えることが
できるはずです。


ひとり親家庭の子どもが反抗期前に抱える4つの不安心理

ひとり親家庭の子どもは、
反抗期になりやすいのか?
そういった明確なデータは、
ありません。

 

 

ただ、ひとり親家庭の子が
抱えやすい不安があります。

 

愛情への不安

ひとり親の場合、
親はどうしてもひとりで
全てをやらないといけません。

 

家事も仕事も子育ても、
すべてをこなす必要があります。
そのため、子どもを学童に預けたり、
鍵っ子として家で待たせる時間が増えるでしょう。

 

すると親と関わる時間が減り、
子どもは「寂しい」
と感じやすくなります。

 

その結果、愛情への不安を
感じてしまうこともあるのです。

 

将来への不安

統計を見ると、
ひとり親家庭の方が経済的に厳しい家庭が多いです。
もちろん、すべての家庭がそうではありませんが、
割合として多いのが現実です。

 

子どもはニュースなどでそうした情報を見聞きして、
「うちの家計は大丈夫かな」
「将来、進学できるかな」
といった心配をすることがあります。

 

親への不安

ひとり親の場合、
家事も仕事も子育ても全部やらないといけないため、
どうしても頑張らないと回りません。

 

その姿を子どもが見ていると、
「お父さん(お母さん)は
ひとりでこんなに頑張って、倒れないかな」
と心配になってしまうことがあります。

 

周りの目への不安

最近はだいぶ減っていますが、
たまに「ひとり親だから○○だ」
といったことを言う人がいます。

 

そうした言葉を聞くと、
「自分も言われるんじゃないか」
といった不安を持つ子もいます。

 

以上4つが、
ひとり親家庭の子どもが抱えやすい不安です。

 

 

こうした不安を子どもが抱えると、
心が不安定になり、
反抗期がひどくなることがあります。

 

 

もちろん、ひとり親の子がすべてそうなるわけではありません。
夫婦で子育てをしていても、同じようになることもありますし、
ひとり親でも全く不安を抱えない子もいます。
あくまでも、傾向の話です。

 

反抗期になる前に準備すべき3つの子育て

では、ひとり親家庭であっても、
子どもの不安を解消し、
愛情をしっかり伝えるためには、
どうすればいいのでしょうか。

 

 

次の3つのことを
意識してみてください。

 

子どもの話を聞く時間を毎日作る

忙しくて時間が取れないという方が、
ほとんどだと思います。
しかし、寝る前の5分でもだけでもいいので、
子どもの話を聞く時間を作りましょう。

 

  • 同性であれば

    一緒にお風呂に入って話を聞く

  • 食事中にスマホをやめて

    会話の時間にする

 

のもおすすめです。
長時間である必要はありません。
毎日子どもと向き合う時間を
作ることが大事です。

 

頑張りを褒める

子どもは褒められただけで、
「お父さん(お母さん)は私のことを見てくれている」
と思うようになります。

 

すると子どもに愛情が伝わり、
結果的に親のこともさらに好きになるのです。

 

そこで、こまめにほめることを意識しましょう。
たとえばお皿を台所に持ってきてくれたら
「手伝ってくれてありがとう」と伝えるなどです。

 

一緒に楽しむ時間を作る

子どもと一緒に楽しむ時間を作るのも
おすすめです。
ただ、どこまでお金をかけられるかは、
家庭によって異なります。

 

経済的に遊びにお金を使えない場合は、
お金をかけなくても一緒にできることを探しましょう。
たとえば、

 

  • 一緒に料理を作る
  • 散歩をしながら話をする
  • テレビを一緒に見る

 

のもおすすめです。
親にとってはリフレッシュになり、
子どもとの会話も増えるでしょう。

 

お金がかからない方法でも、
工夫次第で楽しい時間を作ることができます。

 

これらのことをしていくと、
ひとり親家庭であっても問題なく子どもに愛情が伝わり、
不安も解消されていきます。
その結果、反抗期は和らぐでしょう。

 

時間がないひとり親が意識すべき3つのこと

ひとり親家庭のお父さんやお母さんに、
特に意識してほしいことがあります。

 

  • 時間より質を意識する
  • メモや手紙で気持ちを伝える
  • 周りの人の力を借りる

 

の3つです。これを意識すると、
より子育てが楽になります。

 

時間より質を意識する

「子育てには時間をたくさん使うべきだ」
と思う方もいます。
もちろん時間があればやりやすいです。
ただ、仕事が忙しいと時間がとれません。

 

そんなときは、「質」を意識しましょう。
短時間の話しかできなかったとしても、
しっかり子どもの話を聞いて、
うなずいて共感して、いいところを褒める。

 

これで、子どもに愛情が伝わります。

 

一方で、1時間2時間話す時間があったとしても、
「あれしなさい」「これしなさい」と命令ばかりしていたら、
子どもからすると苦痛な時間になってしまいます。

 

時間ではなく、
子どもが愛情を感じられるような質を意識しましょう。

 

メモや手紙で気持ちを伝える

なかなか一緒にいる時間がなかったり、
すれ違いの日々を送っている方もいます。
特に高校生になると、子ども自身も忙しくなってきて、
話す時間がない場合もあるでしょう。

 

そんな時は、お弁当に
ちょっとしたメモを添えるだけでも変わります。

 

「昨日はこれをやってくれてありがとう。
今日も1日頑張ってね」
と一言書いておくだけでいいのです。

 

メモを嫌がる子の場合は、
無理にやる必要はありません。
子どもが喜ぶなら、
やってあげると愛情が伝わります。

 

周りの人の力を借りる

ひとり親家庭の方は自立している方が多く、
何でも自分でやろうと思ってしまうことも多いです。

 

それはいいことですが、
裏を返すと人を頼れていないともいえます。
もし精神的にも肉体的にも限界に近づいているなら、
できるだけ周りの人の力を借りましょう。

 

学校の先生や祖父母など、
身近にいる人にまずは頼ってみる。
それが難しければ、お金の力で家事を委託するなど、
できることから始めてみてください。

 

特に、なかなか子どもと向き合う時間がとれない場合は、
祖父母に子どもが関わる時間を作ってもらいましょう。
祖父母からの愛情でも、子どもの反抗期は落ち着きます。

 

パートナーがいないのはマイナス?実はいいこともある

ひとり親で子どもを育てている方の中には、
「子どもに悪いことをしてしまった」
「他の子と比べて苦労させている」
とマイナスに思われる方がいます。

 

 

しかし、これは間違いです。
子どもにとって、
プラスになることもあります。

 

 

私が過去に相談に乗ってきた方で一番多いのは、
「パートナーが子どもに手を出したり、言葉がきつくて、
このままだと子どもが精神的に参ってしまうから離れた」
パターンです。

 

 

そうした場合、そのまま一緒にいたら
もっと状況は悪化していたでしょう。
つまり、子どものために離れたのです。

 

 

また、家事などを子どもに手伝ってもらうことで、
子どもが早く自立する準備ができます。

これも、メリットの一つです。

 

 

さらに、親が常に頑張っている姿を見て
育っているので、子ども自身も
「大人になったらこれくらい頑張ろう」
という高い基準を持てるようになります。

 

 

マイナスのことばかりではありません。
すべては考え方次第です。

 

 

もし今、ひとり親ということを
ネガティブに捉えていたら、
ポジティブに捉えてみることも意識してみてください。

 

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