過干渉な親の子供ってどんな性格になるの?
過干渉の親の子供のページ内容
ここでは、
過干渉な親の子供の性格について、
詳しくまとめました。
最近ジワジワと理解が広まってきた過干渉。
ただ間違って理解されている方が
非常に多いです。
そこでこのページでは、
過干渉の親の子どもが、
どういった性格になるのかお伝えします。
もしこの性格になっていたら、
子どもへの接し方が過干渉になっている
可能性が高いということです。
でも安心してください。
きちんと改善する方法もお伝えします。
目次
そもそも過干渉とは何か?毒親との違いや意味を解説
今でこそ当たり前に使われるようになった、過干渉や過保護という言葉。
しかし多くの方がきちんと意味を理解していません。
過干渉というのは、
「過剰干渉」を略したものです。
つまり、干渉しすぎることを
過干渉と言います。
もう少し具体的に言うと、
子どもをコントロールしすぎることです。
子育て以外でも仕事や
人間関係で使われます。
私は思春期の子育てアドバイザーという立場なので、
今回は子育てを例に解説します。
例えば子どもがテストで悪い点数を取ったら、
「次はもっと良い点数を取れるように勉強しなさい」
と言いたくなるでしょう。
親として当然ですよね。
「勉強しなさい」と言うことは過干渉ではありません。
ただ、1度言っただけですぐに言うことを聞く子は少ないと思います。
そこで親は、繰り返し言うわけです。
すると少しずつ子どもがイライラし始め、
どこかのタイミングで爆発して親に反発します。
思春期の子供は親にコントロールされたくないと
感じるからです。
もし子供が限界に達していたら、
「過干渉」になっていると考えられるでしょう。
子育てをしていくうえで、
干渉することは大事なことです。
ただそれをやりすぎてしまうと過干渉になり、
子供はどんどん荒れていきます。
注意しましょう。なお、
過干渉かどうか客観的に判断できるように、
チェックリストをまとめました。
全員が毒親ではない!ただ悪影響はたくさんある
一昔前までは、それほど過干渉という言葉は、
使われておりませんでした。
しかし最近は、
過干渉の親=毒親
と言われることが増えています。
毒親と言われると、
さすがに悲しい気持ちになりますよね。
では過干渉の子育てをしている場合、
すべてその親が悪いのでしょうか?
私は、そうは思いません。
なぜならお父さんお母さんは
「子どもを良くしたい」という気持ちで、
子どもを干渉しているだけだからです。
ただ、
そのやり方(具体的には順序)を間違えているため、
どんどん子どもは親の言うことを聞かなっています。
つまり、
子どもを干渉する正しいやり方(順序)を理解すれば、
誰も過干渉で悩むことはなくなるのです。
※この手順については後程紹介する
思春期の子育て講座(無料)でお伝えしています。
子どもへの悪影響は避けられない
参考までに、
私はこれまでに1万組以上の親子の
子育てをサポートしてきました。
その結果わかったことは、
過干渉の子育てをすると、
たくさんの悪影響が出るということです。
これは、避けられません。
そこで、もしお子さんが次の2つの特徴に当てはまるなら、
過干渉の子育てになっている可能性があります。
悪化する前に改善しましょう。
チェック①無気力or毎日イライラしていませんか?
過干渉の子育てをすると、子供はどういった性格に
なっていくのでしょうか?
その子がもともと持っている気質や、
生活環境などによって変わってくるのですが、
主にこの2つの性格が表れてきます。
もしこのどちらかの性格になっていたら、
過干渉になりかけている可能性があります。
早めに対策をしていきましょう。
性格①無気力で将来に夢や希望が持てなくなる
最初は「無気力タイプ」です。過干渉は言い換えると
親が子どもをコントロールしすぎる行為です。
悪化すると子どもは
「どうせ僕の人生はお父さんに決められるんだ」と感じます。
すると自分の人生に希望が持てなくなるため、
どんどん無気力になっていきます。
希望が無くなるため、勉強や部活もやらなくなり、
部屋に引きこもりゲーム依存になるのです。
性格②毎日イライラし、親に暴言や暴力をする
もう一つは「イライラタイプ」です。
自分をコントロールしようとする親に対して、
怒りや憎しみを持ってしまうのです。
すると家の中で暴れたり、親に暴言を吐きます。
この行為は自分の人生を取り戻そうとして、
行っています。心の中では
「俺の人生は俺に決めさせろ」
という想いで暴れているのです。
チェック②恋愛や友達作りが苦手な性格になっていないか?
過干渉の子育てをしていくと、無気力タイプやイライラタイプのどちらか
なっていくのですが、
実は二次災害が起こります。
それは恋愛や友達作りが
苦手になってしまうのです。
どういうメカニズムか説明しましょう。
過干渉の子育てをすると、
子供は親を信じらられなくなります。
子供にとって、本来親というのは
この世で最も信頼できる存在です。
その親を信頼できなくなるというのは、
人間を信頼できなくなるということです。
すると恋愛をして、彼氏や彼女ができても、
常にその人に裏切られるような気持ちになります。
その結果、いずれ上手くいかなくなるのです。
また、友達を作ろうと思っても、
そもそも同級生の子を信頼できません。
どこかで必ずトラブルが起きます。
一度トラブルが起こると「やっぱり信頼できない」となるため、
その子とは口を聞かなくなるのです。
このように、過干渉な親の子供は、
恋愛や友だちとの人間関係に苦労することが多いです。
【必読】過干渉と過保護の違い
ここまで、過干渉で育てられた子どもの性格について解説してきましたが、
過干渉と過保護の違いを
きちんと理解できていない方がいます。
そこで次のページでは、
過干渉と過保護の違い
について解説しました。
過保護に接しようとして、
過干渉になってしまっていると、
子どもは荒れてしまいます。
そうならないように、
どういった点が違うのか
参考にしていただければと思います。
また、過干渉で子どもを育て、
無気力な性格になると、
学校に行けなくなることがあります。
そこで次のページでは、
不登校の解決法についてまとめました。
今お子さんが学校に行けていなければ、
過干渉が原因かもしれません。
なお、私は過干渉の親に悩む子どもも、
サポートしています。
そういった子たちに伝えていることを、
以下のページにまとめてあります。
【まだ間に合う】子供への向き合い方を変える方法
ではどうしたら、過干渉を辞めることができるのでしょうか?
最初に意識してほしいのは、
自分を責めすぎないことです。
上にも書きましたが、
あなたはお子さんのことを想って、
いろいろ言ってしまうのだと思います。
つまり、親だけが悪いわけではないのです。
そこまであなたを追い詰めてしまった家族や
偏差値至上主義を浸透させた社会、
正しい子どもへの接し方を伝えられていない教育者(私)
にも責任があるのです。
むしろこうして自分で解決策を調べ、
改善に向けて前進していることはすごいことだと思います。
その気持ちがあれば
きっと変わることはできると思います。
現在は私は、
過干渉を辞めたくても辞められないお父さんお母さん向けに、
思春期の子育て講座を無料で配信しています。
この講座では、
- 上手に自分の気持ちをコントロールし過干渉を辞める方法
- 思春期の子どもが喜ぶ親の接し方
- 不登校やスマホ依存、激しい反抗期の改善ステップ
などについて詳しくお伝えしています。
無料で受講できますので参考にしていただければと思います。
※のべ3万組以上の方が受講し、PTA向け講演会でも話している内容です。
動画で解説!!過干渉に育てられた子供の性格の詳細編