夜更かしばかりする子どもを改善したい方へ
子どもの夜更かしに関するページ内容
夜更かしをする子どもへの対応方法について
解説します。
なかなか寝ようとしない子どもに
困っている保護者の方は
多いのではないでしょうか。
夜更かしには様々な理由があります。
実はこれ、
放っておくと危険です!
夜更かしが子どもに与える悪影響と
その理由、親ができる具体的な対応を
元教師の経験からまとめました。
適切な対応をすることで、
健康的な睡眠習慣を身につけさせ
子どもの成長をサポートできるはずです。
目次

夜更かしする子どもに起こる4つの危険な悪影響とは
お子さんは、夜更かしをしていませんか?
特に夏休みなどの長期休みに、
夜更かしが増える子は多いです。
しかし、普段から夜更かしが続くと、
さまざまな問題が起こります。
具体的には、次の4つの大きな問題に
つながることが多いです。
学力や集中力の低下
夜更かしで睡眠時間が削られると、眠くなります。
すると、次の日の授業中に集中できなくなり、
結果的に学力も下がってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
睡眠時間が短いと、体調の悪化につながります。
ホルモンバランスが乱れて、
身長が伸びにくくなったり、
太りやすくなったりすることも多いです。
情緒不安定
思春期は、ただでさえ情緒不安定です。
睡眠不足が重なると酷くなり、
イライラしやすくなります。
免疫力の低下
風邪を引きやすくなったり、
インフルエンザなどの
ウイルスにかかりやすくなったりします。
定期テストや受験前だと、
結果にも影響が出るので注意しましょう。
以上、4つの問題が起きやすくなります。
最初は週に1回や2回の軽い夜更かしでも、
そのままにしておくと、
悪化することが多いので注意しましょう。
なぜ子どもは夜更かしするのか?主な理由は4つだけ
このような悪影響があるのに、
なぜ夜更かしをしてしまうのでしょうか?
いろいろな理由がありますが、
今回は代表的なものを4つ紹介します。
ゲームのやりすぎ
ゲームの画面から出るブルーライトで、
頭が覚醒してしまいます。
その結果、夜寝られなくなり、
夜更かししてしまうのです。
生活リズムの乱れ
たとえば、1日だけ夜更かしをしたとします。
その結果眠くなり、昼寝をしたとしましょう。
すると、また夜寝られなくなります。
このような悪循環に陥って、
生活リズムがどんどん乱れていくのです。
友達とのLINEなどのやり取り
友達とのLINEが続くと、
なかなか抜けられなくなります。
その結果、夜更かしになってしまうのです。
塾などが忙しい
塾が21時に終わって、
その後宿題をやると23時にはなるでしょう。
それからゲームを1時間したら、
あっという間に0時を超えてしまいます。
塾が原因で夜更かしになってしまうことも、
多いのです。
この4つが、子どもが夜更かしをする主な理由です。
まずは、どこにお子さんが当てはまっているのかを
チェックしてみましょう。
夜更かしをやめさせる!親ができる効果的な対応法
それでは、どのように夜更かしを
やめさせていけばいいのでしょうか。
ここでは、3つのステップで説明します。
ステップ1から順に、
やっていきましょう。
ステップ1:良好な親子関係をつくる
親子関係が良好であれば、
子どもは親のことが好きになります。
好きになると、家にいる時に
会話が生まれてきます。
すると学校で起こった小さなトラブルなども
親に相談することができるので、
ストレスを解消できるでしょう。
夜更かしの原因の一つであるゲームは、
ストレス解消でする子もいます。
親が話を聞いてあげることで、
このケースを防ぐことができるのです。
ステップ2:やるべきことができているかをチェックする
夜更かしそののもが、悪いというわけではありません。
夜更かしした結果、
やるべきことができなくなるのが問題なのです。
たとえば、夜11時に寝ている子と
12時に寝ている子がいたとしましょう。
12時に寝ている子は体力もあるので、
きちんと学校で授業を受けたり、
宿題もできたりしているとします。
一方で、11時に寝ている子は、
7時間寝ているのに授業中眠くて寝ていて、
宿題もできていないとします。
この場合、どちらが問題かというと、
11時の子です。
12時の子は他の問題を起こしていないので、
無理に寝る時間を早める必要はありません。
つまり、何時に寝ているかも大事ですが、
それよりも「やるべきことができているか」
をチェックしましょう。
ステップ3:遅くなる原因を解決する
やるべきことができていなくて、
その原因が夜更かしにあるのであれば、
遅くなる原因を解決していくことが必要です。
上記であげたような
- ゲームのやりすぎ
- 友達とのLINEがやめられない
- 塾の帰りが遅くて結果的に寝るのが遅くなっている
ことが原因である場合、
次の方法で改善をしていきましょう。
子どもの睡眠リズムを整える!寝られない原因解決策
子供が夜更かしにより、
やるべきことができていなければ、
改善が必要です。
今回は、3つのケース別で
対応法をまとめました。
ゲームのやりすぎの場合
ゲームをやりすぎて夜更かししてしまう場合、
ルールを決めていくしかありません。
子どもと話をして、
- 今ゲームをこれだけやっているから○○ができていない
- これは良くない
- じゃあどうやって直していこうか
という話をきちんとして、
生活リズムが整うレベルの
ゲームのルールに変えるようにしましょう。
こういった話をすると、
「うちの子は全然言うことを聞いてくれない」
と言われることがよくあります。
しかし、この場合は大抵、親子関係が悪いケースです。
親子関係が良くないなら、
良好な親子関係をつくる必要があります。
ただし、やるべきことがきちんとできている場合、
ゲームのルールを変える必要はありません。
友達とのLINEがやめられない場合
友達とのLINEが原因で
生活リズムが崩れている場合、
どうしたらやめられるかを子どもと相談しましょう。
通常は、グループの子に
「10時以降はできない」と言えばいいのですが、
言えない子もいます。
この場合、親のせいにしてしまうのが効果的です。
「お父さんお母さんから
10時以降やるなって言われたから、
ちょっとごめんね、抜けるね」
みたいな感じで抜けることができます。
すると、親のせいにできるので、
子どもの気持ちも楽になるでしょう。
塾の帰りが遅い場合
この場合は、塾を変えるか、
一時的に休むしかありません。
人間は、1日24時間しかないからです。
塾のせいで夜更かしが続き、
- 学校に行く
- 授業をきちんと受ける
ということができなかったら本末転倒です。
塾は強制ではないので、
無理に行く必要はありません。
そちらを削って、
睡眠時間を増やすようにさせましょう。
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