言い訳ばかりの子どもに悩んでいる方へ
言い訳ばかりの子どもに関するページ内容
言い訳が多い子どもへの対応方法について
解説します。
何を言っても言い訳ばかりで、
文句や反論が返ってくると
イライラしてしますよね。
ただし、
感情的になると危険です!
言い訳が多くなる子どもの心理と
イライラした時の適切な対応方法を
元教師の経験からまとめました。
冷静に向き合うことで、
子どもの責任感を育て
素直に話し合える関係を築くことができるはずです。
目次

なぜ子どもは言い訳ばかりするのか?主な理由とは?
なぜ子どもは、
言い訳ばかりするのでしょうか?
それは「自分のことを守りたい」からです。
たとえば子どもが、
何か悪いことをしたとしましょう。
悪いことをしたら、叱られます。
叱られるのが嬉しい子はいないので、
言い訳をして逃れようとするのです。
これが基本的な心理になります。
子どもだけではなく、大人も同じです。
たとえば仕事でミスをしたときに、
上司に叱られたくないために、
つい言い訳をしてしまうこともあるでしょう。
つまり、言い訳をするのは
人間誰でも同じなのです。
言い訳が多い子どもへの対処法3ステップ
では子どもが言い訳をしたとき、
どのように対応すればいいのでしょうか?
効果的な3つのステップがあります。
たとえば、
「子どもが約束していた宿題をせず、
言い訳をしてきた」
というケースを見ていきましょう。
ステップ1:まずは話を聞く
多くの方は、ここで叱ってしまうことが多いです。
「なんで宿題やってないの」と。
ただ、この対応をすればするほど、
子どもは自分を守るために
余計に言い訳をするようになります。
そのため頭から叱るのではなく、
「そっか、宿題できなかったんだね。
なんでできなかったの?」
と、まずは子どもの話を聞きましょう。
ステップ2:気持ちを受け止める
次に、子どもの気持ちを
受け止めることが大事です。
たとえば、「疲れてて宿題できなかった」など
言い訳をしてきたとします。
その気持ちに、共感しましょう。
「そっか、疲れてできなかったんだね。
やっぱり疲れてるとやる気も出ないよね」
という感じです。
ステップ3:解決策を一緒に考える
最後に、解決策を一緒に考えましょう。
「じゃあ、どうしようか。
どうするとできそうかな?」
と子どもに聞いたり、
「今日は仕方ないから早く寝て、
明日の朝一緒にやろう」
といった感じで、
子どもと一緒に解決策を考えることが大切です。
この3ステップの流れで対応することで、
子どもは少しずつ言い訳をしなくなります。
親子関係も、良くなっていくでしょう。
二度と言わせないために親ができる予防法
言い訳をやめさせるには、
事前の予防が大切です。
普段の接し方を変えることで、
子どもの言い訳は減っていきます。
ここでは2つの予防法を、お伝えします。
どちらも今日から始められる、簡単な方法です。
完璧を求めない
1つ目は、完璧を求めないことです。
言い訳をする子どものお父さんお母さんほど、
基準が高い傾向があります。
たとえば、
「3時からやろうと言っても、
3時15分になってもやらない」
という相談をよく受けます。
15分ぐらいなら、もう少し見守ってみましょう。
基準を下げることで、
子どもは反論する必要がなくなります。
できなくても怒らない
2つ目は、とにかくできなくても怒らないことです。
たとえば宿題を忘れたとしても、
子どもは悪いことをしているわけではありません。
本当は宿題をやらないといけないのに、
うまくできなかったというのが正しい解釈です。
そのため怒るのではなく、
一緒に改善策を考えて、
できるようにしてあげることが、
正しい子育てといえるでしょう。
感情的に怒るべき?悪いことをしたときの会話事例
子どもが悪いことをするときもあります。
たとえば、友達を叩いたときなどです。
この時の対処法について、
悪い例と良い例を解説しましょう。
悪い対応例
- 「なんで叩いたの?いい加減にしなさい」と強い口調で叱る
- 子どもの気持ちや理由を聞かず、一方的に怒るだけ
このような対応では、子どもが反発したり、
理由を話さなくなったりします。
良い対応例
必ず理由があります。
そのため、「なんで叩いちゃったの?」と、
冷静に理由を聞きましょう。
「最初に叩かれたから、
少しむかついてやり返しちゃった」
と言ったとします。そしたら、
「そっか。最初に叩かれたんだね。
いきなり叩かれたら、それはむかつくよね。
その気持ちはわかるよ」
と気持ちを共感した上で、
「ただ、やり返したらこれって結局どうなっちゃう?」
と聞きましょう。
「確かにやり返したら、お互い悪いことになっちゃう」
と子どもが言えば、
最後に一緒に改善策を考えます。
このように親が子どもの話を聞き、
共感しながら一緒に改善策を考えましょう。
少しずつ子どもは
悪い行動をしてしまった理由
を話せるようになります。
つまり、言い訳をしなくなるのです。
また、自分で問題点に気づき、
次にどうしたらよいかを
考える力もついていくでしょう。
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子どもの言い訳は確実に減ります。
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