子どものSNSトラブルが心配な方へ

トラブルは、未然に防ぐことができます!

中高生のSNSトラブルに関するページ内容

 

ここでは、

中高生のSNSトラブルへの対応について
解説します。

 

LINEやInstagram、TikTokなどで
中高生がトラブルに巻き込まれる
ケースが増えており、
親として心配になることがあります。

 

実はこれ、
早めの対応が重要です!

 

SNSトラブルの原因と適切な相談先、
親がすべき具体的な対応を
元教師の経験からまとめました。

 

正しい知識を持って対応することで、
子どもを守り安全なSNS利用を
サポートすることができるはずです。


中高生がSNSトラブルに巻き込まれる4つの原因とは

中高生がSNSで
問題に巻き込まれやすい理由は、
主に4つあります。

 

  • デジタルリテラシーの不足
  • 承認欲求を満たしたい気持ち
  • 文章理解力や表現力の低さ
  • 危険性への認識不足

 

です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

デジタルリテラシーの不足

デジタルリテラシーとは、
パソコンやスマホなどのデジタル機器を正しく使い、
インターネット上の情報を
見極めて活用できる力のことです。

 

たとえばSNSでは、
多くの子どもが危険性を知らないまま使っています。
何気なく、プライベートな写真を
投稿することもあるでしょう。

 

しかし今は、写真の背景などから、
AIで場所を特定できてしまうこともあります。
しかも一度ネットに出た写真は、
こちらが消しても、完全には消えないことが多いです。

 

こうしたことを知らずにSNSを使い始めると、
トラブルにつながることがあります。

 

承認欲求を満たしたい気持ち

思春期の年齢は、
承認欲求が満たされないことが多いです。
満たされないと、それを満たすために
SNSをやってしまうことがあります。

 

たとえば、誰かの悪口をSNSに書くと
「確かにそれムカつくよね」というコメントが入り、
自分の意見が正しいと錯覚してしまうのです。

 

すると、承認欲求が満たされてしまいます。
しかし、これがきっかけで、
いじめや友達関係のトラブルに発展することもあるので、
注意が必要です。

 

文章理解力や表現力の低さ

中高生は、まだまだ理解力が低いです。
そのため、相手の気持ちをSNSなどの
文章から正しく読み取ることもできません。

 

たとえば「最悪」というコメントがあったとします。
本気で最悪と言っているのか、
冗談っぽく言っているのかがわからないのです。

これが原因でトラブルになることがあります。

 

危険性への認識不足

思春期の子は、
SNSで、知らない人と交流することの危険性を
理解していないことが多いです。

 

しかし、実際にはトラブルに発展している
ケースもたくさんあります。
ゲームやアプリで仲良くなった相手でも、
実際に会うのは非常に危険です。

 

これらの原因を理解して、
子どもを守るための対策を考えていきましょう。

 

ネットトラブルが起きた時の相談先と解決までの流れ

お子さんがSNSのトラブルに巻き込まれたら、
3つのステップで解決しましょう。

 

 

対応が遅れると悪化することもあります。
早めの対応が、
被害を最小限に抑えるコツです。

 

ステップ1:親子で状況を理解する

まずは親子で、
問題の状況を把握することが大切です。
お子さんから、状況を詳しく聞くようにしましょう。

 

そのためには、日頃から
子どもから相談してもらえる良好な親子関係を
作っておくことが大切です。

 

そうすると、親子でこの問題に対して
共通の理解ができます。

 

ステップ2:証拠を残して専門機関に相談する

状況を理解した後、
明らかに危険な問題だと思ったら
必ず証拠を残しましょう。

 

たとえば、LINEグループで
いじめが起こっているなら、
その投稿を画像キャプチャーで残しておきます。

 

問題が発展すると、
消されてしまうので、
証拠が残らないからです。

 

それを持って、専門機関に相談に行きましょう。
ちょっとした言い合いぐらいなら学校、
ひどい場合は警察に相談しましょう。

 

ステップ3:関係者と話し合い

学校に相談に行くレベルの問題なら、
話し合いで解決できることも多いです。
必要であれば相手の親にも来てもらって、
そこで話し合いをしましょう。

 

このとき、2度とやらないという約束を
してもらうことが大切です。
警察に通報するレベルの場合は、
裁判になることもあります。

 

まずはこの3ステップを、
問題が悪化する前に進めていきましょう。

 

被害を未然に防ぐ!親が知っておくべき3つの予防策

SNSトラブルを防ぐために、
親ができる予防策があります。
事前の対策が、
子どもを守る最も効果的な方法です。

 

良好な親子関係を作っておく

これをやっておかないと、
なにかあった時に
子どもは親に相談できなくなってしまいます。

 

また関係が悪いと、話し合いなどもできなくなります。
必ず最初に、この関係作りをしておくことが大切です。

 

日頃から危険性を話し合っておく

LINEグループでのいじめなどは、
絶対にあってはいけません。
しかしなかなか、
ダメだよと言っても理由がわからないものです。

 

ニュースでこのような事件が出てきた時に、
一緒に見て「あなただったらどうする?」と
意見を聞いてみましょう。

 

そこで良くないことを伝えたり、
ルールを決めたりしておくことが大切です。

 

友達の親との関係を作っておく

自分が被害者だったら、子どもも親に相談します。
しかし、加害者になったときは、
なかなか親に相談しなかったりするものです。

 

そこで、あらかじめ同級生の子どもがいる
お父さんお母さんと関係を作っておきましょう。
問題があった時に、教えてもらえるからです。
結果的に、早めに対応もできるようにもなります。

 

以上の3つは予防策として、
日頃から取り組んでおくといいでしょう。

 

デジタル時代の中高生を守る!親子で決めるルール作り

SNSトラブルから子どもを守るためには、
最低限のルールを
話し合っておくことが大切です。

 

 

スマホを買ったタイミングや、
アプリを入れたタイミングで行いましょう。

 

 

このとき一方的に伝えるのではなく、
親子で必ず話し合って決めることが重要です。

 

 

では、どんなルールにすればいいのか。
私だったら、次のようなルールにします。
こちらを参考にしながら、
話し合って決めていきましょう。

 

投稿に関するルール
  • 個人情報は書き込まない
  • 他人の写真を勝手に使わない
  • 人を傷つける投稿はしない
  • 誰かが悪口を言っていても加担しない

 

SNSに関するルール
  • 知らない人とは交流しない
  • XやInstagramで知らない人から

    メッセージが来ても返信しない

  • 2段階認証は絶対設定する

    (これをしておかないと、アカウントが乗っ取られて
    犯罪に使われることがあります)

  • 顔写真は載せない

    (アイドルを目指している子なら別ですが、
    そうでない場合は不正に使われたりします)

 

家庭によって、ルールは変わってきます。
こちらを参考にしながら、
親子で話し合って決めていきましょう。

 

ルール作りには、良好な親子関係が必須

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SNSのルールを作る上で一番大事なのが、
日頃から良好な親子関係を築くことです。

 

 

親子関係が悪ければ、
どんなルールを作っても
守ってもらえないからです。

 

 

そこで質問です。
今あなたは、お子さんと他愛のない話ができますか?
ちょっとしたお願いごとを聞いてもらえる関係ですか?

 

 

もし答えが「NO」であれば、
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  • どんなところは叱らないといけないか
  • 子育てにイライラしなくなる方法
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これらをお話ししています。
実践していただくことで、
SNSのことも含めて、何でも相談できる
親子関係を築くことができるでしょう。

 

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動画で解説!!中高生のSNSトラブルの原因と相談先の詳細編

 

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