英語の成績が上がらないと悩んでいる中学生へ
中学英語の勉強方法のページの内容
ここでは、中学生向けに
英語の勉強方法について解説します。
中学生になるまで
英語に関わらなかった子からすると、
英語はとても難しい教科に感じる
かもしれません。
しかし、そんなことありません。
きちん勉強していけば、
誰でも簡単に成績を上げることができます。
実際に私の教え子でも、
平均30点だった点数が70点まで、
上がった子がたくさんいます。
その時に伝えた勉強法を全て公開します!
目次
まずは英単語の暗記と教科書の音読をしよう!
【ステップ① 0点⇒30点】
多くの中学生が
英語の成績が上がらずに悩んでいます。
では、なぜいい点数が取れないのでしょうか。
一番多い理由は、
英単語だけ覚えてテストに臨んでいるからです。
どういうことか説明しましょう。
中学1年生の子は、
まだ英語の勉強の仕方がわからりません。
そのため、とりあえず
勉強の最初のステップである、
英単語を覚えてテストを受けてしまいます。
しかし、この勉強法は、国語でいうなら、
漢字だけ覚えてテストう受けている状態です。
これでは、いい点数は取れないですよね。
せいぜい20点くらいが限界だと思います。
そこで、
英単語を覚える勉強に加えて、
教科書本文の音読を行いましょう。
すると頭の中に英文がそのまま入ってくるので、
文章の並び替え問題ができるようになります。
このように、英単語を覚えた後は、
英語の教科書の音読を最低10回、
できれば20回くらいやりましょう。
ただ20回読むのでなく、
継続することが大事になります。
1日で20回音読するよりも、
テスト2週間前から毎日、計14回読んだほうが、
内容が頭に残りやすいので、
少ない時間でもよいので毎日やるようにしましょう。
【英単語と英文を覚えるときのポイント】
①単語カードか単語帳を使おう
英単語を覚えるとき、最初に英語を見て
日本語を答えられるようにします。
その後、日本語を見て英語を答えられるようにします。
この流れで勉強をしていく時、単語カードを使うとスムーズです。
なぜ単語カードや単語帳が良いのかというと、
分かった単語と分からなかった単語を
仕分けすることができるからです。
暗記をするときは繰り返すことが重要なので、
分かった問題と分からなかった問題を仕分けすることで
2回目からは分からない単語だけ繰り返せばよいので、
より効率的に暗記することができるようになります。
全部できるようになったら、
最後に全てまとめてテストをすることで、
きちんと暗記することができるので、
暗記が苦手な子にはおすすめです。
②あらかじめ日本語訳を読んでおこう
教科書の英文を音読する前に、
あらかじめ日本語訳を何回か読んでおきましょう。
このひと手間をかけると、教科書の音読をするだけで、
自然に日本語訳まで頭に入るからです。
また、英語の発音がわからないと、音読に時間がかかります。
そこで、授業中にしっかりと発音をマスターするか、
教科書の音読を録音してあるCDなどを活用するようにしましょう。
中学校の問題集を解いて文法力を付けよう!
【ステップ② 30点⇒50点】
中学生が英語を勉強する時、
次にやって欲しいのが、
学校の問題集を繰り返し解くことです。
なぜなら、
学校の問題集に載っている問いは、
そのまま定期テストに出題されることが
あるからです。
あらかじめ解けるようにしておくだけ、
+20点くらいは点数アップできます。
この時大切なことは、ステップ1で解説した、
英文と英単語を覚えてから行うことです。
なぜなら、この2つが頭に入っていない状態では、
問題集がほとんど解けないからです。
つまり、
答えを写すだけの状態になってしまいます。
これでは、時間の無駄ですよね。
必ず、英単語の意味や教科書の文章が
頭に入った状態で、問題集を解くようにしましょう。
その後、問題集の中で解けなかった部分のみ、
解けるようになるまで解きなおしましょう。
学校の問題集を完璧にマスターすれば、
英語のテストで50点くらいは取れるはずです!
【文法問題を効率よく解けるようにするポイント】
①文章をそのまま覚える意識で勉強しよう
中学生の段階では、英文法の仕組みを理解するのは時間の無駄です。
例文をすべて覚えるという意識で、勉強するようにしましょう。
いくつか例文が頭に入っていれば、並び替え問題や穴埋め問題なども
スラスラできます。
②最初は同じ問題を繰り返すようにしよう
勉強効率が悪い子ほど、
塾の問題集、学校の問題集、買ってきた問題集など、
さまざまな問題集に手を付けています。
実は、このやり方だと、成績は上がりません。
まずは、1冊の問題集を繰り返し学習して、
完璧にマスターするようにしましょう。
その方が、点数UPにつながります。
余裕があれば、2冊目の問題集を解いてもいいですが、
1冊目の問題集を完璧にマスターした後にしましょう。
暗記ノートを作って教科書の英文を全て覚えよう!
【ステップ③ 50点⇒80点】
英語の点数を上げたいと思ったとき、
次にやってほしい勉強は暗記ノートの作成です。
なぜなら、完成したノートを使って、
教科書に載っている英文を
すべて覚えてほしいからです。
教科書の英文をすべて覚えるなんてできない
と思うかもしれませんが、
そんなに難しいことではありません。
すでにステップ①で、教科書の音読と、
英単語の暗記ができている状態だからです。
このステップをクリアしている状態であれば、
あとは、英文を書けるかどうかテストしていくだけなので、
意外とすぐにマスターできるでしょう。
ここまでの勉強ができると、
英語の定期テストで確実に80点を
超えられるようになります。
評定も4を取ることができるのです。
【暗記ノートって何?】
①暗記ノートとは何か?
暗記ノートというのは、何かを覚えるために作るノートのことです。
英語の場合、教科書の英文をすべてマスターするために
作るノートです。これを使うことで、
効率よく英文が覚えられるようになります。
②暗記ノートの作り方とは!?
暗記ノートを作る時、まず教科書の英文を全てノートに写します。
その後、英文の下に日本語訳を書いていきます。
これで完成です。
あとは、日本語訳を覚えたいときは、英文を隠し、
英文を覚えたいときは日本語訳を隠すだけです。
ここまでに紹介した英語の勉強法を実践しても、
英文を覚えられない場合、覚え方を間違えている可能性があります。
効率良く暗記するためには、3つポイントがあります。
①五感を使って覚える
暗記をする場合は五感を使って覚えることで、
効率良く暗記することができます。
五感とは
- 視覚(目)
- 聴覚(耳)
- 嗅覚(鼻)
- 触覚(肌)
- 味覚(味)
のことで人が外界を感知するために使っている感覚機能のことです。
この五感をできるだけ活用することで、
より効率的に暗記することができます。
②声に出して覚える
2つ目は、声に出して暗記をすることです。
暗記が苦手な人は特に、
書いて覚えようとしてしまいますがあまり効率が良くありません。
- 声に出して読んでみる
- 覚えた内容をテストとして1度解いてみる
- 間違えた問題だけを再度覚えてテストする
- 全部解けたら最後にまとめて書いてテストする
というような順番で覚えていくと、
いつもよりも時間をかけずに覚えることができると思います。
③睡眠学習法を活用する
人は知識を寝ているときに整理します。
それを利用して寝る前に覚えたい内容を勉強し、
できたらすぐに寝るようにしましょう。
そうすることで寝ているときに記憶が整理されて、
きちんと覚えることができていると思います。
テスト前日に覚えて睡眠をとることで、
次の日のテストですぐに
点を上げることもできると思います。
記憶は時間が過ぎれば過ぎるほど、
少しずつ忘れていってしまうので、
朝起きた時に復習の時間をとることで、
より長期的に暗記することができます。
暗記するときは、
このようなポイントを頭に入れながら
取り組むときちんと暗記できると思うので、
是非やってみてください!
他の英語の問題集で長文読解力を高めよう!
【ステップ④ 80点⇒95点】
ここまでお伝えした流れで、
英語を勉強していけば、
80点まではすぐに上がるでしょう。
80点取れれば、
評定4を取ることができるので、
正直、これ以上勉強しなくても良いかもしれません。
ただ、どうしても英語のテストで
90点以上を取りたいなら、次の勉強をしてみましょう。
学校では使っていない問題集(以下、他の問題集)を使って、
長文読解力を付けていくのです。
学校の定期テストでは、
応用問題として初めて見る長文読解が出題されます。
その対策として、他の問題集で勉強していくのです。
すると、95点まで上げることができます。
一つアドバイスをすると、
この長文読解力をつけるという勉強法は、
あまり効率的な勉強方法ではありません。
なぜなら、勉強した内容が
そのままテストに出るわけではないからです。
ただ、中学3年生の冬にやってくる、
高校入試対策としては、
いずれやならいといけない勉強法です。
志望校に合格するためには必要な勉強なので、
今のうちから手を付けておきましょう。
【長文読解力を付ける上でおすすめの英語問題集】
①書店に売っている定期テスト用の問題集
書店やアマゾンに売っている、
定期テスト対策用の英語の問題集には、
いくつか長文読解問題が載っています。
問題のレベルはそこまで高くありませんが、
確実に実力を付けるときに使用するといいでしょう。
中学1年生の子におすすめの問題集です。
②高校受験対策用問題集
高校入試対策の問題集に載っている問題で、学習する方法です。
問題のレベルがかなり高いので、最初は苦戦すると思います。
ただ入試問題は実力UPにつながる問題が多いので、
一気に英語力を上げることができます。
中学2年生、3年生におすすめの問題集です。
上記の問題集を使って、
長文読解力をつけていけば、
95点をとることも可能です。
たくさんの問題に挑戦しましょう。
リスニング力を付けてラスト5点UPするには?
【ステップ⑤ 95点⇒100点】
英語で100点を目指す場合、
絶対に乗り越えないといけないのが、
リスニングです。
日本人は元々、英語を聞く習慣がないので、
きちんと勉強しないとリスニング力は上がりません。
ではどういった方法で勉強すれば良いのでしょうか。
一番おすすめの方法は、
リスニングCDで勉強する方法です。
書店に行くと、中学生向けの
英語リスニング対策本やリスニングCDが売っています。
こういったものをひたすら聞いて、
耳を英語に慣れさせていくのです。
すると少しずつ、
テストのリスニング問題も、
聞き取れるようになってきます。
できれば、移動中は常に英語の音声を聞くという習慣をつけておくと、
勉強時間を削らずにリスニング力が鍛えられます。
なお、英語の教科書を音読すると、
発音した英語を耳で聞くことになりますよね。
つまり、音読でもリスニング力はアップします。
まだ、音読すらしていない場合、
先に教科書の音読から始めてみるといいでしょう。
どうしても苦手な子におすすめの対策
ここまでに、効率の良い英語の勉強法について、
いろいろ紹介してきました。
今まで英語をさぼってきた子からすると、
いきなりこんなステップできないと
思うかもしれません。
この場合、
まずはステップ①だけをしっかりやりましょう。
確実に30点を取れるようにすることが大事です。
そして、他の教科の勉強もしっかり行い、
英語以外の教科が80点くらい取れるようになってきたら、
ステップ②以降の勉強を進めていけば大丈夫です。
英語は他の教科に比べ、
勉強時間がたくさん必要です。
これがストレスとなって、勉強そのものが
嫌いになってしまったらもったいないです。
最初からすべての勉強をしようとせず、
無理のない範囲で、少しずつ進めてみてください。
英語の高校入試対策と受験勉強のコツとは!?
中学3年生になると、誰でも必ず高校受験を受けます。
では、このページで紹介した
英語の勉強法を進めていけば、
受験でも高得点を取れるのでしょうか。
答えは「No」です!!
なぜなら、定期テストと高校受験では、
範囲が大きく異なるからです。
そこで高校受験対策の場合は、
次の2つを意識して勉強しましょう。
①中学校の問題集ではなく受験対策問題集を使って勉強する
中学校の英語の問題集というのは、
学年ごとに1冊配られると思います。
つまり、3年間の勉強をしようと思ったら、
3冊覚えないといけません。
これは少し時間がかかりますよね。
そこで、高校受験対策専用の問題集を使って、
勉強するようにしましょう。
これだと1冊にまとまっているため、
勉強時間を短縮することができます。
書店やAmazonにいろいろ売っているので、
使いやすそうなものを選びましょう。
②過去問を解いて、志望校の問題になれる
高校受験の問題は、
定期テストの問題と雰囲気が違います。
そこで、あらかじめ過去問を解いて、
志望校の問題の雰囲気に慣れておくことが大切です。
特に長文読解は、
志望校によって文章のレベルが大きく異なります。
必ず3年分は解いて、
志望校のレベルの問題を解けるようにしておきましょう。
まずはこの2つのポイントを意識して、
受験勉強を進めてみてください。
7日間で成績アップ?道山流勉強法とは!?
ここまで説明した学習方法を行えば、誰でも簡単に英語で80点以上
取ることができます。
もちろん最後のステップまで、
実践していただければ、
100点を取ることも夢ではありません。
ただ英語の学習法というのは奥が深いです。
突き詰めていくと更に効率が良い勉強テクニックは
たくさんあります!
この方法については、
私が現在中学生とその保護者向けに、
無料で配信している7日間で成績UP無料講座で
解説しています。
さらに今なら、受講特典として、
3980円で販売していた
成績UPマニュアルをプレゼントしています。
このマニュアルの中でも、
様々なテクニックを紹介しています。
また講座の中では、
- 学習塾に入っても成績が上がらない理由
- 2つのことを決めるだけで子どもが勉強に対してやる気を出す方法
- ストレスなく勉強時間を増やすテクニック
なども解説しています。
お父さんお母さんにも参考になる講座だと思うので、
親子で一緒に受講していただけると嬉しいです。
動画で解説!!さらに詳しい英語の定期テスト対策とは!?