完璧主義になっているお父さんお母さんへ

知らぬ間に子どもの心をすり減らします!

完璧主義が子どもに与える影響に関するページ内容

 

ここでは、

完璧主義の親が子どもに与える影響について
解説します。

 

何事も完璧にこなそうとする親の姿勢は、
一見いいことのように思えるでしょう。
ただ子どもにとって、
負担になることがあります。

 

さらに、
親がこの状態に疲れていたら危険です!

 

完璧主義が子どもに与える悪影響と、
親自身の疲れへの対処法を
元教師の経験からまとめました。

 

適度な完璧主義を心がけることで、
親子ともにストレスを減らし
健全な関係を築くことができるはずです。


完璧主義の親が子どもに与える4つの深刻な悪影響

完璧主義の子育てをすると、
子どもにどういった影響が
あるのでしょうか。

 

 

実は親が想像している以上に、
大きな影響が4つあります。

 

自己肯定感が下がる

たとえば、テストで95点を取ったとします。
本来なら、とても素晴らしい成績です。

 

しかし完璧主義だと
「なぜ100点が取れなかったの?」
と言ってしまいます。

 

子どもは「95点も取れたのに認めてもらえない」
と感じ、自分に自信を失います。
自己肯定感も下がってしまうのです。

 

新しい挑戦ができなくなる

子供は、自分では頑張ったのに
親から認めてもらえないと、
「頑張るだけ無駄」と考えるようになります。

 

それどころか、失敗を恐れるようになり、
新しいことに挑戦しなくなります。

「失敗したら叱られる」と思うからです。

 

たとえば、受験で失敗を恐れて、
安全な学校しか受けなくなります。

 

親子関係が悪くなる

褒められる機会が減ると、
子供は「自分は親から愛されていないのでは?」
と感じます。その結果、
親子関係が悪くなってしまうのです。

 

子どもが疲れてしまう

親から常に完璧を求められると、
生活しているだけで疲れてしまいます。
いずれ、気力もなくなってきます。

 

親が完璧主義でいると、
子どもにこのような影響を与えてしまうのです。

 

疲れるまでがんばる親の心理と完璧主義になる3つの原因

前述したように、
完璧主義の子育ては悪いことだらけです。

 

 

ではなぜ多くの親は、
完璧主義になってしまうのでしょうか?
主な原因は3つあります。

 

子ども時代の経験

親自身が厳しい基準で育てられた場合、
それが当たり前だと思ってしまいます。

 

たとえば部活で全国大会に出るのが
当たり前の環境にいた人は、
子どもにも同じ基準を求めがちです。

 

過去の経験が、
現在の子育ての基準になってしまうのです。

 

周りからの目線

周りの子どもと比較してしまうことも、
原因の一つです。
「友達の子は100点なのに、
うちの子は95点しか取れない」

 

このような考えが、完璧主義を生み出します。
「なぜ100点とれないの?」という言葉につながるからです。
最近はSNSでも、
そのような比較が生まれやすくなっています。

 

強すぎる責任感

「立派な人間に育てなければいけない」
という責任感が強すぎると、
完璧主義になりやすくなります。

 

責任感があることは素晴らしいことですが、
強すぎると悪影響なので注意しましょう。

 

主にこの3つの原因から、
完璧主義になってしまいます。

 

危険な兆候をチェック!疲れた時に現れるサインとは?

完璧主義になっていると、
親も子どもも疲れてしまいます。

 

 

特に、次のサインが出ていたら、
お互いに注意が必要です。
親と子どもにわけて、見ていきましょう。

 

親に表れるサイン
イライラしやすくなる

子どもの小さな行動にも、イライラする状態です。
普段なら気にならないことでも、
腹が立ってしまいます。

 

過度に心配症になる

子どもの将来について、
過度に心配するようになります。
「この子は大丈夫だろうか」と、
常に不安を感じてしまいます。

 

休むことに罪悪感を感じる

「子どものために何かしなければ」と思い、
休むことができなくなります。
自分の時間を持つことに、
罪悪感を感じてしまいます。

 

 

子どもに現れるサイン
親の顔色を常に伺う

何か言われるのではないかと、
常に警戒している状態です。

 

失敗を隠そうとする

ちょっとしたミスでも叱られるため、
嘘をついてしまう状態です。

 

新しい挑戦を避ける

失敗のリスクがある場合は、
「やらない」という選択をする状態です。

 

このような変化が現れます。
これらのサインが見られたら、注意が必要です。
次にお伝えする方法で、
完璧主義を見直していきましょう。

 

子育ての負担と子どものストレスを減らす改善ステップ

完璧主義の子育てを
スムーズにやめる方法があります。

 

 

無理して頑張ろうとするのではなく、
以下の方法で少しずつ改善していきましょう。

 

STEP1:「いい親」の条件を変える

「完璧な子どもに育てる親」ではなく、
「子どものいいところを褒め、
不完璧な部分も受け入れる親」
を目指しましょう。

 

子どもの95点を「すごいね!」
と褒められる親になることが大切です。

 

STEP2:8割で十分と考える

子供だけではなく自分自身も
完璧を目指すのではなく、
8割できれば十分と考えましょう。

 

たとえば毎日手作り料理を作るのではなく、
週5回で十分。残りは総菜や外食でOKと考えます。
テストも100点ではなく、80点取れれば十分です。

 

STEP3:バランスを大切にする

責任感が強すぎる場合は、
少し人のせいにするくらいがちょうどいいです。

 

もちろん、
何でも人のせいにしている場合は、
少し責任感を持ちましょう。
バランスを整えることが大切です。

 

この3STEPを意識することで、
完璧主義を直すことができます。
子育てが、今より楽になるはずです。

 

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今回お伝えした内容は、
完璧主義への対処法の一部です。

 

 

根本的な解決には、
思春期の子どもの気持ちを
理解することが必要でしょう。

 

 

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理解し実践していただくことで、
心の負担が軽くなります。
家庭が明るくなり、家族の会話も増えるでしょう。

 

 

お子さんは学校や部活、将来の夢に向かって
前向きに取り組めるようになるはずです。

 

 

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動画で解説!!完璧主義の親が子どもに与える悪影響の詳細編

 

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