朝から不機嫌な子どもをどうにかしたい方へ

ポイントを意識すれば、朝のイライラが減ります!

朝から不機嫌な子どもの対応に関するページ内容

 

ここでは、

朝から不機嫌な子どもへの対応法について
解説します。

 

朝起きた時から機嫌が悪く、
家族にあたったり学校に行きたがらない
子どもに困ってしまうことがあります。
なぜ朝から不機嫌になるのでしょうか。

 

実はこれ、
無理に機嫌を直そうとすると危険です!

 

朝から不機嫌になる原因と
親ができる適切な対応方法を
元教師の経験からまとめました。

 

原因を理解して対応することで、
子どもが気持ち良く一日をスタートできる
環境を作ることができるはずです。


朝から不機嫌になる子どもの3つの原因とメカニズム

朝から機嫌が悪い子どもには、
主に3つの原因があります。
まずは、お子さんが
どこに当てはまるかをチェックしましょう。

 

 

その後、原因に合わせた解決策を
行っていくことで症状がよくなります。

 

睡眠不足

中学生の場合、
8~10時間程度の睡眠が
必要と言われています。

 

個人差はありますが、
睡眠時間が極端に少なくなると、
イライラの原因になるので注意しましょう。

 

低血糖

朝起きたときは、
どうしても血糖値が低くなります。

 

あまりに低いと、
感情のコントロールが難しくなって、
不機嫌にもなりやすくなります。

 

ストレス

学校でトラブルが起きていたり、
親子関係が悪かったりすると、
ストレスで朝から機嫌が悪くなることがあります。

 

この状態が悪化すると、
不登校にもつながるので注意しましょう。

 

以上が、
朝から子どもが不機嫌になる主な理由です。
どこに当てはまるかをチェックし、
対策を行うことが大切です。

 

元教師が教える機嫌が悪い子どもへの効果的な3つの対応

朝から子どもがイライラしているとき、
どのように対応していますか?

 

 

多くの場合、
親もイライラして叱ってしまいがちです。
しかし、この状態では、
子どもはますます反発します。

 

 

その結果、
親子関係も悪化してしまうでしょう。
では、どうすればいいのか。
次の3STEPを意識することが大切です。

 

STEP1:叱らずに気持ちを受け止める

子どもが朝から不機嫌だったら、
「朝からイライラするな」と叱るのではなく、
まずは子どもの話を聞きましょう。

 

「昨日寝るの遅かったの?」
「寝るの遅かったなら、そりゃ眠いよね」
気持ちを受け止めることが大切です。

 

このように言ってあげるだけでも、
子どものイライラは落ち着きます。

 

STEP2:起きやすい環境を作る

朝起こすと機嫌が悪い子を
無理やり起こしても上手くいきません。

 

そのため、自然と起きやすい環境を
作ることが大切です。
具体的には、

 

  • カーテンを開けて日光を取り入れる
  • 子どもが好きな朝ご飯を作る
  • 夏は冷房を切って、部屋が暑くなるようにする
  • 冬は暖房をつけて、部屋を暖める

 

こういった環境面でのアプローチが、効果的です。
子どもが自ら布団から出てくれるようになるでしょう。

 

STEP3:どうしてほしいかを事前に確認する

子どもがどうしてほしいのかを、
前もって確認することも大切です。

 

「5分後に起こしてほしいのか」
「今起こした方がいいのか」
「自分で起きるのか」

 

など、まずは子どもにどうしてほしいかを
聞いてみましょう。
その上で実行することで、
寝起きの不機嫌さが軽減します。

 

朝のイライラを予防する!生活習慣改善のポイント

子どものイライラに
正しく対応するのも大切ですが、
事前にできる予防法もあります。

 

 

意識的に行うことで、
少しずつ寝起きが良くなっていくでしょう。
ここでは、3つの方法をお伝えします。

 

朝食を工夫する

低血糖を補うために、
朝食で糖質を取りましょう。

 

ただ、糖質が多すぎると
今度は血糖値が急上昇して、
イライラにつながります。

 

そのため、適度にタンパク質を
混ぜた朝食を食べるのがおすすめです。

 

たとえば、菓子パンだけでなく、
パンの上にチーズを乗せて焼いたり、
卵焼きを添えたりしましょう。

 

タンパク質が加わることで、
血糖値の急上昇を抑えつつ、
低血糖状態を改善できます。

 

前日に確認しておく

「最近少し朝起きるのが遅くなっているけど、
明日の朝はお母さん起こした方がいいかな?」
と前日に翌日の朝の行動を聞いておきましょう。

 

子どもが「起こしてほしい」と言うなら、
「わかった、起こすよ。
その代わりイライラするのはなしだよ」

と約束しておきます。

 

「起こしてほしくない」と言うなら、
「わかったよ。ただ遅刻は良くないから、
最悪7時になっても起きなかったら起こすね」
などと話し合いましょう。

 

失敗経験から学ばせる

毎回機嫌が悪く親にあたってくるなら、
一度失敗させることもひとつの方法です。

 

遅刻して学校で先生に怒られたら、
子どもも「少し早く起きないといけない」
という気持ちが出てきます。

 

一度失敗させることで、
早く起きる必要性を実感させるのです。

 

以上、3つが早起きの生活習慣をつくるために
効果的なポイントです。

 

小中学生の寝起きをよくするために親ができる環境作り

小中学生の子どもの寝起きを
良くするためには、
朝早く起きたくなる動機を
作ることも効果的です。

 

 

以下のような工夫をすることで、
子ども自ら起きてくれるように
なるでしょう。

 

 

親が起こさなくてよくなれば、
朝の不機嫌さに付き合わなくて済みます。

 

友達との約束を作る

仲の良い子が近くに住んでいるなら、
朝迎えに来てもらう約束をしましょう。
その子に迷惑をかけないよう、
早く起きる気持ちになります。

 

志望校を明確にする

遅刻が続くと、
受験に影響が出ることを伝えましょう。

 

自分にデメリットがあるとわかれば、
「きちんと起きないといけない」
という気持ちが出てくるからです。

 

雰囲気のいい家庭を作る

親子関係が良好だと、ストレスが解消され、
イライラしにくくなります。
「早く起きてお父さんお母さんと話したい」
という気持ちが生まれ、起きる動機にもなります。

 

朝の楽しみを作る

朝スムーズに準備が終わったら、
残り時間は好きなことができるようにしましょう。

 

「早く起きて準備して、やりたいことをしたい」
と思うようになるからです。

 

寝起きがダメな子どもには、
これら4つのことを意識してみましょう。
親子共に、気持ち良く一日を
スタートできるようになるはずです。

 

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ここまでにお伝えしたように、
親子関係が良好だと、
子どもはイライラしにくくなります。

 

 

さらに、大好きな親を
困らせたくないという思いから、
反抗的な態度や無視などもなくなるでしょう。

 

 

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動画で解説!!朝から不機嫌な子どもの対応法の詳細編

 

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