すぐ怒る子どもへの対応を知りたい方へ

感情のコントロールができるようになります!

すぐ怒る子どもへの対応法に関するページ内容

 

ここでは、

すぐ怒る子どもへの対応法について
解説します。

 

些細なことでもすぐに怒ったり
かんしゃくを起こす子どもを見て、
「発達障害なのかも?」と
心配になることがあります。

 

実はこれ、
決めつけてしまうと危険です!

 

すぐ怒る子どもの原因と
発達障害との関係、親ができる対応を
元教師の経験からまとめました。

 

適切な理解と対応をすることで、
子どもの感情をコントロールする力を育て
穏やかな関係を築くことができるはずです。


多くの親が知らない!すぐ怒る子どもの3つの原因

お子さんがすぐに怒ってしまうと、
親としてもストレスがたまりますよね。
なぜ子どもは少しのことで、
イライラしてしまうのでしょうか。

 

 

すぐ怒る子どもには、
主に3つの原因があります。

お子さんがどのパターンに当てはまるか、
チェックしてみましょう。

 

ストレスが溜まっている

新しいクラスや学校に変わった直後など、
環境の変化でストレスを感じることがあります。
ルールが変わったり、人間関係が変わったりすると、
子どもはストレスを抱えるからです。

 

日頃から溜まっているストレスが原因で、
少しのことで怒ってしまいます。

 

予定変更によるパニック

「今日はここに行く」と言っていたのに、
予定が急に変わることがあります。

 

このとき子どもは、
予定通りにいかないことでパニックになり、
イライラしてしまうのです。

 

人は誰でも予定が変わるとストレスを感じます。
子どもの場合は大声を出したり、
部屋に閉じこもったりするのです。

 

衝動性による怒り

突然火がついたように怒り出す子もいます。
子ども自身も自分では止められないほど、
感情が爆発してしまうのです。

 

ストレスが溜まっていなくても、
いきなりバケツの水がひっくり返ったように、
怒り出す場合、このパターンでしょう。

 

お子さんはこの3つのうち、
どれに当てはまりそうでしょうか。
まずは原因を見極めることが、
対処の第一歩になります。

 

感情コントロールができない背景!発達障害との見分け方

すぐ怒る子の場合、
「発達障害ではないか」と、
悩まれる方が多いです。

 

 

では、怒りが発達障害から来るものか、
どのように見分ければいいのでしょうか。
今回は、簡単に判断する方法をお伝えします。
※正確な判断は、検査でしかわかりません。

 

予定変更でパニックになるケース

予定が変わるとイライラするのは、
人間誰でも同じです。
ただし明らかに大声を出したり、
部屋に閉じこもったりする場合は注意が必要です。

 

他の子と比べてあまりにひどい場合は、
ASD(自閉症スペクトラム)の可能性があります。

 

これは予定変更に対するパニックが、
通常よりも強く出る特性です。

 

衝動的に怒り出すケース

ストレスが溜まっていないのに、
突然怒り出す場合があります。

 

暴れたり物を投げたりするほど、
衝動的に怒ってしまう場合は、
ADHD(注意欠如多動症)の可能性が考えらるでしょう。

 

これは衝動性という特性によるものです。
子ども自身も止められないほど、
感情が爆発してしまいます。

 

この2つの場合は、
発達障害が原因であることがあります。
そうではない、単なるストレスであれば、
発達障害は関係ありません。

 

検査を受けることも検討しよう

どちらかに該当する場合は、
一度検査を受けてみるのがおすすめです。
今回お伝えした目安を参考にしてみるといいでしょう。

 

 

私の方でも公認心理師の先生と提携し、
zoomで親のみでも検査ができるようにしています。
興味があれば、こちらから詳細を
ご確認ください。

 

 

すぐにキレる子どもへの親の効果的な対処法3ステップ

子どもが怒ったとき、
間違った対処をしてしまうと、
火に油を注ぐ形になります。
怒りが倍増してしまうので、注意が必要です。

 

 

ではどのように対処すればいいのか、
効果的な3つのステップをお伝えします。

 

ステップ1:否定せずに受け止める

子どもが怒っているときに
「イライラするな」と叱ると、
子どもはますますイライラします。
さらに、怒ってしまうでしょう。

 

そこで、まずは一旦受け止めましょう。
たとえば予定が変わってイライラしているなら、
「突然予定が変わると、イライラするよね」
と声をかけてください。

 

子どもの気持ちを受け止めるだけで、
イライラが落ち着きます。

 

ステップ2:怪我をしないようサポートする

怒っていると暴れたりすることもあるので、
一旦怪我をしないように、
サポートすることが大切です。

 

子どもの周りに危険なものがあれば、
ずらしておきましょう。
話し合いすらできない状態なら、
親は一旦その場から離れることも必要です。

 

ステップ3:落ち着いた後に話し合いをする

子どもが落ち着いてきたら、
話し合いをしましょう。
同じことが起こらないよう、
どうするかを一緒に考えることが大切です。

 

「イライラした時はどうしようか」
「壁に穴を開けるのはよくないよね」

と子どもと一緒に解決策を考えましょう。

 

たとえば「イライラしたら部屋を出る」
「2階に行く」など、
子どもの年齢に合わせて考えることが大切です。

 

この3ステップを意識するだけで、
子どもの怒りはかなり落ち着いていくでしょう。

 

怒りっぽい子の感情を安定させる!家庭でできる予防術

子どもが怒る前に防ぐことができれば、
一番理想的です。

 

 

そして子どもの怒りは、
ある程度親のサポートで予防できます。
今回は家庭でできる、
3つの予防術をお伝えしましょう。

 

ストレスを減らす工夫をする

ストレスが溜まると、子どもは怒りやすくなります。
まずは家庭でのストレスを、減らしていきましょう。

 

ルールを作りすぎていないか、
「あれしろ、これしろ」と言いすぎていないか、
振り返ってみてください。

 

また学校でのストレスは、
家庭で解消することが大切です。

 

趣味や遊びの時間を作ったり、
親が話を聞いたりすることで、
ストレスを減らしましょう。

 

パニックにならない工夫をする

予定が変わるとパニックになる子は、
事前に予防することができます。
予定が変わる可能性があることまで、
伝えておけばいいのです。

 

またいつも怒ってしまうイベントがあるなら、
そのイベントに行かないようにするのも
1つの方法です。

 

子どもの様子を見ながら、
パニックにならない工夫をしていきましょう。

 

専門家との連携を考える

発達障害の場合は、
薬や漢方、プロテインなどを飲むと、
落ち着くケースもあります。

 

子どもの日常生活が良くなるなら、
検討してもいいでしょう。

 

賛否両論あるので、絶対に飲めとは言いません。
ただし専門家と連携することで、
子どもに合った対応ができます。

 

この3つの予防術を意識するだけで、
子どもは怒りにくくなります。
できることから始めてみましょう。

 

【必読】子どものストレスを減らせる家庭づくりの方法

思春期の子育て無料講座

今回お伝えした内容を実践すれば、
子どもの怒りは確実に減ります。
ただし根本的な解決には、
家庭環境を整えることが必要です。

 

 

親子関係が悪いと子どもは、
家庭でストレスを溜めやすくなり、
怒りやすくなってしまうからです。

 

 

では子どもがリラックスでき、
ストレスを溜めない家庭を作るには、
どうしたらいいのか。

 

 

現在私が無料で配信している、
「思春期の子育て講座」を、
参考にしていただければと思います。

ここでは、

 

  • 思春期の子どもの気持ちと正しい接し方
  • 子育てにイライラしなくなる方法
  • 子どもとの会話が3倍に増えるテクニック
  • 親に対する暴言や暴力の解決法

 

などについて詳しく解説しています。
実践していただくと、
お子さんがストレスを溜めにくい、
家庭環境を作ることができます。

 

 

その結果、子どもの怒りも減り、
家族で楽しく過ごせる時間が増えていくでしょう。

 

 

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こちらも参考にしていただければ幸いです。

 

 

※PTA講演会でも話している内容で、書籍化もされています。

 

動画で解説!!すぐ怒る子どもの原因と対応法の詳細編

 

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