中学生の息子と関係がぎくしゃくしているお母さんへ
中学生の息子との関係改善法に関するページ内容
母親が嫌いな息子との関係改善法について
解説します。
中学生の息子から嫌われてしまい、
「お母さんなんて嫌い」と言われて
悲しい思いをしている
母親は少なくありません。
実はこれ、
無理に距離を縮めようとすると危険です!
母親を嫌う息子の特徴と心理、
中学生から好かれるためのコツを
元教師の経験からまとめました。
適切な関わり方を身につけることで、
息子との信頼関係を取り戻し
良好な親子関係を築くことができるはずです。
目次

なぜ母親を嫌いになる?中学生男子の心理を解説
中学生の息子さんと、
関係はうまくいっていますか?
実は、完璧な子育てをしていても、
中学生になると母親を避ける子がいます。
これには2つの理由があります。
自立したい時期だから
1つ目は「自立したい時期だから」です。
自立とは、親から離れることです。
今まで親にやってもらっていたことを、
自分でやるようになります。
母親が嫌いで避けているわけではなく、
自立するために距離を取っているのです。
これは成長の証なので、
あまり気にする必要はありません。
バカにされたくない時期
2つ目は「バカにされたくない時期だから」です。
この時期は、みんなが自立したい時期なので
比較されやすくなります。
たとえば母親に、
学校まで車で送ってもらっていたとしましょう。
すると友達から
「お前何?母ちゃんに送ってもらってんの?ダサ」
と、言われることがあります。
これは、嫌ですよね。
つまり、バカにされたくないという気持ちから、
親と距離を取ろうとするのです。
これも成長の一部なので、
高校3年生くらいになると元に戻ります。
この2つは、
どんな子にも起こり得ることです。
そのため、多少距離ができるのは、
気にする必要はありません。
息子に嫌われる母親の4つの特徴と行動パターン
距離ができるのは仕方ないものの、
思春期に限らず、やってしまうと
子どもから嫌われる行動があります。
これをやっていると、
高校生、大学生になっても
親子の距離は元に戻らないでしょう。
当てはまっていないか、チェックしてみてください。
過干渉
1つ目は「過干渉」です。
たとえば「勉強しなさい」
「早くお風呂に入りなさい」など、
しなさい言葉を使いすぎてしまうことです。
もちろん、子育てをしていく上で、
ダメなことはダメだと言う必要があります。
しかし言いすぎると、
子どもはイライラしてしまうのです。
伝えたいことがたくさんある場合は、
優先順位を決めましょう。
人に迷惑をかけること、
人を傷つけること、
法律に触れることだけに絞るのがおすすめです。
否定
2つ目は「否定」です。
子どもが何かうまくいかなかった時に、
「なんでこんなこともできないの?
あんた本当ダメな子ね」と、
人格を否定するのはNGです。
悪いことをした時は、行動を叱るようにしましょう。
「こうじゃなくて、〇〇だから、
このやり方をやめよう」
と伝えることが大切です。
比較
3つ目は「比較」です。
たとえばテストの点数を見た時に、
「80点だったの?
お兄ちゃんは100点取ってたよ」
と、他の人と比べることです。
比較されると、誰でも嫌な気持ちになります。
職場でも、他の人と比べられたら嫌ですよね。
人には人それぞれの特徴があるので、
比較するのはやめましょう。
感情爆発
4つ目は「感情爆発」です。
母親の場合、どうしても生理などの影響で、
感情の起伏が激しくなることがあります。
だからといって、イライラを
子どもにぶつけてしまうと嫌われます。
子どもは「お母さんの近くに行くと、
いつもイライラしてるし、
何か言われるから部屋に戻ろう」
と、思ってしまうでしょう。
この4つをやめることで、
関係は良くなっていきます。
もちろん、完璧にできなくても大丈夫です。
回数が減れば、十分効果はあるでしょう。
息子から好かれる母親になる3つの秘訣
先ほどの4つをやめることに加えて、
意識していただきたいことが3つあります。
これを行うと、
たとえ思春期でも息子さんとの関係は
よくなるでしょう。
干渉は最低限にする
1つ目は「干渉は最低限にすること」です。
先ほどもお伝えした、
- 人に迷惑をかけること
- 人を傷つけること
- 法律やルールに違反すること
この3つは、絶対に言う必要があります。
これを伝えないと、
善悪を付けられない人間になってしまうからです。
しかしそれ以外のことは、関係が良ければ言い、
良くなかったら言わなくていいでしょう。
たとえば、子どもが勉強しないとします。
これは、上記の3つには当てはまりません。
勉強がわからず困ったり、
志望校への合格が危うくなったりしたときに
自分で学ぶので、それまで待ちましょう。
関係が良くなってきたら、「お母さんはこう思うよ」と、
伝える程度で十分です。
嫌がらない方法で愛情を伝える
2つ目は「嫌がらない方法で愛情を伝える」ことです。
小学生の頃は、
ハグをすると子どもは喜んだと思います。
しかし中学生でハグしたら、
気持ち悪いと思われるでしょう。
このように、
年齢によって、愛情の伝え方は違います。
中学生であれば好きな料理を作ったり、
ゲームの話をふってみたりするなど、
愛情の伝え方を変えていきましょう。
プライベートに入りすぎない
3つ目は「プライベートに入りすぎないこと」です。
この年齢になると、
いろいろなプライベートなことが出てきます。
そのため、勝手に部屋を片付けたり、
彼女のことを聞きすぎたりすると嫌がります。
探られるのは、男の子はみんな嫌いです。
踏み込みすぎないよう、意識しましょう。
思春期の中学生との距離感を保つ関わり方のコツ
小学校の頃と比べると、
思春期の時期は、距離感が大事になります。
うまくいかない方は、
距離感が近すぎることが多いです。
思春期の時期に意識するべきポイントを、
3つお伝えしましょう。
待つ子育てに変える
幼少期は、親から「もっとこうしよう」
と、声をかけていたはずです。
思春期になるにつれて、
待つ子育てに変えていく方がうまくいきます。
こちらはいつでも、
頼られたら助けるよという状態で待っている感じです。
子どもは困った時に、相談してきます。
その時に対応するといいでしょう。
挨拶はしっかりやる
あまり深入りすると嫌がりますが、
挨拶で嫌がる子はほとんどいません。
「おはよう」「お帰り」「今日学校どうだった?」
などの簡単な挨拶は、笑顔で行いましょう。
関係が悪くなると、無視されることもあります。
その場合は気にせずに、
笑顔で言い続けていけば問題ありません。
周りの力を借りる
年齢が上がると、
同じ性別でしかできないことがあります。
そのため、夫婦で子育てされているなら、
父親にお願いすることも大切です。
1人で子育てをされていたり、
お父さんが単身赴任だったりする場合、
自分の兄弟に手伝ってもらうのもいいでしょう。
学校の先生や、おじいちゃんなど
に協力してもらうのも効果的です。
日頃から意識していくことで、
子どもとの信頼関係を取り戻し、
良好な親子関係を築くことができます。
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息子さんとの関係は良くなります。
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「わかっているけどできない」
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