子どものいじめが心配な方へ

子どものいじめに関するページ内容

いじめを相談しない子どもへの対応について
解説します。
子どもがいじめられていても、
親に相談しないケースが
とても多くあります。
なぜ打ち明けてくれないのでしょうか。
実はこれ、
気づかないままだと危険です!
子どもがいじめを相談しない理由と
親が早期に気づく方法、適切な対応を
元教師の経験からまとめました。
小さなサインを見逃さないことで、
子どもを守り深刻な事態を
防ぐことができるはずです。
目次
子どもがいじめを相談しない4つの理由と心理的背景

子どもがいじめを受けたとき、
親に相談できる子もいます。
しかし私の経験上、
7割ぐらいの子はすぐに話しません。
なぜ相談できないのでしょうか?
主に4つの理由があります。
心配をかけたくない
親子関係がいい子ほど、
親に心配をかけたら良くないと思っています。
親を悲しませたくないという
優しい気持ちから相談しないのです。
勝手に先生に言われそう
過去に親に相談したら、
勝手に先生に言われた経験があると、
相談しづらくなります。
それが原因で友達から
「お前、先生に言ったらしいな」と
いじられた経験があると、
余計に話せなくなるのです。
プライドがある
男の子に多いパターンです。
こんなことで親に頼りたくない
という気持ちから、相談できないことがあります。
言っても無駄だと思っている
親子関係が悪い子は、
このケースが多いです。
どうせ言ったところで
「そんなの自分で解決しろ」と
言われると思っているのです。
そもそも話を聞いてくれないと
感じている場合もあります。
もしお子さんが相談してこないなら、
この4つのどれかに
当てはまっていないかチェックしてみましょう。
親が気づくべき!いじめ被害の4つのサインと変化

子どもが話してくれない場合、
親が子供から出てくる
いじめ被害のサインを
見逃さないことが大切です。
いじめを受けると、
ストレスや不安が出てきます。
それが体や行動に現れて、
サインになるからです。
体の変化
朝になるとお腹や頭が痛くなったり、
めまいがしたりする状態です。
腹痛が酷い場合は「過敏性腸症候群」と
診断されることもあります。
学校に行くことにストレスに感じていると、
このような体調不良として現れます。
持ち物の変化
ついこの前買ったばかりのシャーペンが
またなくなっているなど、
持ち物が頻繁になくなる場合は注意が必要です。
塾に行った後、
持っているお小遣いが毎回なくなってくる場合も、
いじめで取られている可能性があります。
交友関係の変化
元々仲良く遊んでいた友達と
最近は全く遊んでいない場合、
何かあったと考えましょう。
土日はよく友達と遊んでいたのに、
最近は全く遊ばないという変化も、
サインの一つです。
表情の変化
昔は笑顔で明るく過ごしていたのが、
最近はいつも暗い表情で
不安そうな顔をしている。
これは、何か心に悩みを抱えているサインです。
このようなサインが出ていたら、
注意深く観察していきましょう。
話してくれない時の効果的な対応法3ステップ

とはいえ、
できれば子供から相談してほしい
ですよね。
では、いじめなどのトラブルを
話してくれないときは、
どう対応すればいいのでしょうか?
3つのステップがあります。
ステップ1:良好な親子関係を作る
日頃から良好な親子関係を
作る努力をしましょう。
これをしておくと、
話してくれる確率が上がります。
笑顔を心がけ、
子どもが嫌がることを
言わないようにしましょう。
子どもが「学校行きたくない」と言ったら、
「またサボろうとしてるの?」ではなく、
「何か嫌なことでもあったの?」と
話を聞いてあげる姿勢に変えるだけで、
悩みを話しやすくなります。
ステップ2:軽く話の中で触れてみる
いじめの可能性があるサインが出てきたら、
軽く話の中で触れてみましょう。たとえば
「そういえば、最近〇〇君と遊んでないね。
何かあったの?」と、さりげなく聞いてみます。
そこで子どもが話してくれればいいですし、
「何もないよ」と言うなら、
あまり深追りをせず様子を見ましょう。
ステップ3:子どもから話してくれるのを待つ
子どもは意外と、きっかけがあれば話せたりします。
何もないと自分からは話せないけれど、
「何かあった?」と聞かれると話せるのです。
そのため、
子供が話したくなるような話題や
質問をちょこちょこしながら待ちましょう。
ただし本当に深刻な場合は、
早急な対応が必要です。
状況を見極めることが大切です。
悪化する前に!発覚したときに親がやるべき3つの行動

いじめが発覚したら、
どう対応していけばいいのでしょうか?
放っておくのは危険です。
悪化して大きな問題になる前に、
次の3つの行動をしましょう。
子どもにきちんと状況を聞く
子どもの口から「いじめ」という言葉が出たら、
状況をきちんと聞いてメモしておきましょう。
スマホを通していじめられているなら、
LINEの画像をキャプチャして保存しておくことも大切です。
もし子どもが話してくれない場合は、
親が不審に思っていることを伝えましょう。
「さすがに3週間連続でお金がなくなるのは
おかしくない?」と聞いていくのです。
先生に確認する
子どもが何も言ってくれない場合、
先生に確認してみてもいいでしょう。
このとき1つポイントがあります。
「この話は私から聞いたとは言わないでほしい」と
伝えた上で聞くことです。
これをしないと、
子どもから「何で先生に言ったの」と
言われてしまいます。
加害者の親子と話す場を作る
いじめが発覚したら、先生にお願いして
加害者の親子と話をする場を作ってください。
必ず相手の親に来てもらうことがポイントです。
子どもだけで話し合いをしても、解決しません。
むしろ「先生に言いやがった」と
悪化することも多いのです。
相手の親に、
「あなたのお子さんはこんなにひどいことをしている」
と伝えることが大事です。
そうすると相手の親も、
定期的にいじめていないかを
確認してくれるようになります。
子どもが万が一、
いじめの被害者になっているようなことがあれば、
この手順で守っていくことが大切です。
早く気付き動くことで、
トラブルの悪化を防ぐことができます。
【重要】気軽に相談できる親子関係を作る方法

「どうすれば、子どもがもっと
話してくれるようになるんでしょうか?」
というご相談をよくいただきます。
実は、思春期の親子関係で
いちばん大切なのは、
「正しい言葉がけ」や
「しつけの仕方」では、ありません。
子どもが
「気軽に相談できる関係」を作ることです。
とはいえ、現実では、
- 話しかけても「うるさい」と言われる
- 反抗的で、何を考えているのかわからない
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