受験前で成績が下がってしまった中学生とその親へ

受験前のやる気に関するページ内容

受験前に成績が下がる子への対応について
解説します。
受験が近づいているのに
成績が下がってしまい、
やる気も出ない子どもに
どう声をかけるべきか悩みますよね。
ただここで、
間違った声かけをすると危険です!
受験前に成績が下がる原因と
やる気が出ない時の親の声かけ方を
元教師の経験からまとめました。
適切な言葉をかけることで、
子どものモチベーションを取り戻し
受験本番に向けて立て直すことができるはずです。
目次
受験前に成績が下がる4つの原因とメカニズム

きちんと勉強しているのに、
受験前に成績が下がることがあります。
なぜこのようなことが
起こるのでしょうか。
主に4つの原因があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
他の子の方が頑張っている
受験は、あくまでも他の子との戦いです。
たとえば定員300人の高校なら、
その枠に入らなければ合格できません。
お子さんが頑張っていても、
周りの子がもっと頑張れば
偏差値は相対的に下がります。
今まで1日1時間勉強していた子が、
受験直前になると2時間3時間やるようになります。
すると今まで通りやっているのに、
成績が下がる状況が生まれるのです。
プラトー現象
勉強をきちんと頑張っていると、
ある段階で一時的に伸び悩む時期があります。
これをプラトー現象といいます。
勉強以外の分野でも起こる、誰にでもある現象です。
コツコツ成績が上がってきたのに、
急に停滞すると不安になるでしょう。
ただし、これは一時的なものです。
勉強したところがたまたま出なかった
受験の範囲は本当に広いです。
きちんと勉強していけば、
基本的には成績は上がっていきます。
ただし、たまたま今までやっているところが
出なかった場合、
その時だけ成績が下がることがあります。
これは範囲が広いテストでは、よくあることです。
勉強をサボっている
他の子と同じようにやっても下がるのに、
サボっていたら落ちるのは当たり前です。
この場合はこの後の章でお伝えする、
やる気を上げる方法をやってみましょう。
他の子の方が頑張っているときのサポート法

他の子の方が頑張っているために、
成績が下がっている場合、
親のサポートで改善できます。
では具体的に、
どのように接していけばいいのでしょうか。
3つのステップで解説します。
①まずは事実を伝える
最初にすべきことは、事実を伝えることです。
「あなたはすごく勉強頑張っているね」と、
まず褒めましょう。その後で、
「じゃあ、なぜ成績が下がるんだろうね。
他の子は、どれくらいやってるの?」と聞いてみます。
本人に気づかせる方が、
効果的です。自分でわからない場合は、
親が伝えてあげましょう。
②どのようにするかを考えさせる
次に、子ども自身に考えさせることが大切です。
今よりもっと勉強を頑張って追い抜き返すのか、
今の現状を維持していくのか。
ここは本人に決めさせていくしかありません。
親が「こういう風にした方がいいと思うよ」と、
押し付けるのではありません。
あくまでも子どもに考えさせて、
どうするかを決めていった方がいいでしょう。
③最後は本人に決めさせる
色々相談して考えた結果、
最後どうするかも本人に決めさせます。
受験はあくまでも通過点です。
子どもが人生で幸せになるために、
通過していくものの1つに過ぎません。
仮に受験がうまくいかなかったとしても、
どうするかは本人が決めればいいのです。
「やっぱり頑張って合格したい」というなら、
やり方を教えたり手伝ったりしましょう。
受験直前にやる気がなくなる子どもの3つの心理

成績はそんなに変化がないのに、
明らかに受験直前になって、
やる気がなくなる子がいます。
やる気がなくなると、
いずれ成績も下がってきます。
この場合、主に3つの心理が働いています。
諦めモード
このままいっても難しいだろうと思って、
やる気がなくなってしまうパターンです。
模試の合格判定でC判定などを見て、
「ちょっと厳しいかもな」と思い、
諦めてしまう子は結構います。
ただし、これは視点の問題です。
判定だけでなく偏差値の推移を見れば、
また違った見方ができるでしょう。
頑張り続けてきた疲れ
受験勉強は、マラソンに例えられます。
40kmぐらい走れば、どこかで疲れがきます。
アクセルを踏んだ後でも、
疲れでペースが落ちることは、よくあるのです。
この疲れは正直どうにもなりません。
栄養ドリンクを飲んでも、
本質的な疲れは取れないからです。
余裕で受かると思っている
今のままいけばきっと受かるでしょうと、
余裕に思ってしまうパターンです。
現状のまま行けば正直受かるわけですが、
周りの子がもっと勉強をすると、
追い抜かれて受からなくなるリスクもあります。
以上3つが、やる気がなくなるケースです。
どこに当てはまるかをまずは見極めましょう。
親の効果的な声かけ!モチベーションを上げる言葉選び

やる気がなくなっているとき、
お父さんお母さんが上手にサポートすると、
子どもは乗り越えることができます。
では3つのパターン別に、
どのように声をかけていけばいいか、
解説していきましょう。
諦めモードのときの声かけ
きちんと勉強もやっていて、
少しずつ偏差値も上がってきているけど、
今のペースでは厳しいと感じているときです。
この場合は、「いい現実」を伝えましょう。
「あなた4月のときは偏差値40だったよね。
前回が43で今回45になっているよね」
「ちょっとずつだけど上がってきているんだよ」と、
事実を示すのです。
その後にイメージを伝えます。
「このままのペースでやっていけば、
2月には50ぐらいになるんじゃない」と言うと、
またやる気が復活するでしょう。
疲れているときの声かけ
頑張り続けてきた疲れの場合、
正直どうにもなりません。
1日から3日間ぐらいは、
勉強のことを忘れて休ませた方がいいでしょう。
過去にサポートしてきた子で、
夏休みに停滞していた子がいました。
3日間旅行に行ってお城を巡られたそうです。
その結果、気分がリフレッシュして疲れが取れました。
その後から一気にやる気が出て、
勉強を頑張るようになったのです。
1番良くないのは、
やる気がない状態でダラダラ過ごすことです。
それだったら1日2日パッと休んで、
気持ちを切り替えた方がいいでしょう。
余裕モードのときの声かけ
現状のままいけば、正直受かる状態です。
ただし周りの子がもっと勉強をすると、
追い抜かれて受からなくなるリスクもあります。
この事実をお子さんに伝えましょう。
「このまま行くとこうなるかもしれない。
それでも大丈夫?」と聞きます。
子どもが大丈夫と言うなら、
それ以上親ができることはありません。
「わかったよ」と言って、
「じゃあ頑張ろうね」と応援するだけです。
それで落ちたら子どもは自業自得ですが、
今回の経験をバネに次は頑張れるでしょう。
このように、パターン別で
うまく声をかけていきましょう。
子どもはモチベーションを取り戻し、
受験本番に向けて立て直すことができるはずです。
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勉強を頑張っていても、
偏差値が上がっていないなら
やる気は出てきません。
ではきちんと結果が
出るようにするには、
どうすればいいのでしょうか。
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