夫婦仲が悪く、子供への影響が心配な方へ

家庭内不和が子どもに与える影響に関するページ内容

家庭内不和が子どもに与える影響について
解説します。
夫婦げんかや家族の不仲など、
家庭内不和は子どもの心に
大きな影響を与えます。
不登校の原因になることもあるので、
注意が必要です!
家庭内不和が子どもに与える具体的な影響と
不登校との関係、改善方法を
元教師の経験からまとめました。
早めに対応することで、
子どもの心を守り安心できる家庭環境を
取り戻すことができるはずです。
目次
家庭内不和が子どもに与える4つの深刻な影響

家庭内不和という言葉を、
聞いたことはありますか?
簡単に言うと、家庭内で
お父さんお母さんの関係が、
良くない状態を指します。
この状況は、お子さんに対して
次の4つの悪影響があります。
感情的に不安定になる
あなたが子どもだった場合を想像してみてください。
家の中でいつもお父さんとお母さんが
怒鳴り合うような喧嘩をしていたら、
心が落ち着かないでしょう。
もしかしたら、
こっちにも矛先が飛んでくるのではないかと、
不安になると思います。
その結果、少しずつ自分の心が、
不安定になってしまうのです。
対人関係がうまくいかなくなる
人との接し方の基本は、
親から学びます。
お父さんお母さんがどのように人と接しているか、
どのように子どもと接しているかから、
人間関係の作り方を学んでいくのです。
家庭内不和ということは、
お父さんお母さんの関係が良くありません。
普段からその良くない関係の争いを見ているので、
自然とその悪いやり方を学んでしまいます。
それを学校で同じようにやってしまうので、
人間関係もうまくいかなくなるのです。
成績が下がる
勉強は、楽しくてやるものではありません。
どちらかというと、大変だけど頑張るものです。
つまり、自分自身が安定した状態だからこそ、
頑張ることができます。
家庭内不和でお父さんお母さんが争いをしていたら、
家にいるだけで精神的に苦しくなります。
その状態で、落ち着いて勉強できるでしょうか。
ほとんどの場合は難しいでしょう。
それが成績悪化につながります。
身体的な症状
親が喧嘩ばかりの状態で生活をしていると、
少しずつ身体にも影響が出てきます。
ストレスから不眠になったり、
腹痛や頭痛などにつながったりすることもあるので、
注意しましょう。
不登校の原因になる?家庭環境とメンタルヘルスの関係

家庭内不和と不登校は、
密接な関係があります。
そのメカニズムを解説しましょう。
多くの子は学校に行きます。
学校は社会なので、
いろんなルールがあります。
自分にはあわないものもあるでしょう。
また、複雑な人間関係もあります。
気が合わない人と付き合うことも
必要になるでしょう。
こういったことから、ストレスが溜まります。
この溜まったストレスは、
どこで解消するか。
答えは、家庭です。
つまり、家庭が穏やかで落ち着いていないと、
子どもはストレスを解消する場が
なくなってしまいます。
すると、どうなるでしょうか。
心が苦しくなってきて、
朝起きられなくなることもあるのです。
酷い場合は、不登校にもつながります。
友達関係が上手くいかず、不登校になることも
前述したように、
家庭内不和の状態だと、
子どもは悪い人間関係の作り方を
学んでしまいます。
友達にも同じような接し方をして、
うまくいかないことが出てくるでしょう。
結果的に友達関係がうまくいかなくなり、
不登校の原因につながることも多いのです。
子どもの心を守る!親がすべき3つの対応策

では、家庭内不和は
どのように改善すればいいのか。
親が少し意識するだけで、
状態が改善できることがあります。
まずは次の3つを意識してみましょう。
できるだけ子どもの前では喧嘩をしない
夫婦だとどうしても、ぶつかることがあると思います。
それは仕方がありません。
ただせめて子どもの前では、
喧嘩をしないようにしてください。
少し言い争いになったら、お父さんかお母さん、
どちらかが1回自分の部屋に行くといいでしょう。
それでもまだ話し合いがしたいなら、
お互いに部屋に行ってそこで、
冷静な声で話をしましょう。
どうしても大きな声を出してしまうなら、
外に行くという方法もあります。
これを意識するだけでも、
子どもの気持ちも楽になります。
子どもには「あなたのせいではない」と伝える
つい子どもの目の前で、
言い争いをしてしまうこともあると思います。
その場合、せめて子どもには、
あなたのせいじゃないよと伝えましょう。
責任感が強い子や真面目な子ほど、
お父さんやお母さんが喧嘩するのは、
自分のせいだと思ってしまいます。
「これはお父さんお母さんの問題だから、
気にしなくていいよ」と伝えてあげましょう。
仲の良い場面も見せる
夫婦の喧嘩は、
1つのテーマで起こることが多いです。
- 子どもへの対応が価値観が合わない
- 旅行でどこに行くかで揉める
- お金の使い方にズレがある
などです。それ以外のテーマでは、
意外と仲が良かったりします。
そういう場面も見せていくといいでしょう。
普段喧嘩はしているけど、
たまには一緒に買い物に行って
仲のいい姿が見えるだけでも、
子どもとしては安心できます。
家庭内不和を改善して不登校を防ぐ具体的な方法

ここからは家庭内不和を
解消する応用テクニックを紹介します。
以下のことを意識すると、
子どもへの悪影響を、
最大まで減らすことができます。
相手の話を聞くことを意識する
「悪いのは相手だ」と感じてしまう気持ちは自然です。
ただ、その考えは相手も同じように持っています。
このままでは、関係は変わりません。
相手を変えようとするより、
「自分はどう関われるか」に目を向けてみましょう。
批判や要望を伝える前に、まず相手の話を聞く
その上で、自分にできそうなことから試していく
この順番に変えることが、
関係改善の第一歩になります。
ご希望があれば、
私のほうでも実績がある専門家を
紹介することが可能です。
専門家に介入してもらう
どうしても難しかったら、
専門家に介入してもらう方法もあります。
夫婦の間に入る専門家です。
間に入ってもらい3人で話し合いをすることで、
うまくまとまりやすくなるでしょう。
その結果、ぶつかることが減ることもあります。
最終手段は別居
上記の方法でもどうにもならない場合、
基本的には別居という手段になるでしょう。
毎日喧嘩をしている姿を子どもに見せるぐらいなら、
別居の方がマシです。
実際私の友人でも、離婚したけれど
週に1回は子どもと会っている友人がいます。
週に1回会っているので、
子どもの心も安定しています。
元奥さんとも週に1回会うのですが、
一緒に住んでいる時のような喧嘩はないと、
言っていました。
人間関係には、適度な距離感が必要です。
無理に一緒にいなくても、
別居しながら適度に子どもに関わっていくのも
ひとつの家族の形でしょう。
家庭が落ち着くことは、
子どもが安心して気持ちを休める土台になります。
できることから関わり方を見直し、
必要であれば距離や第三者の力も選択しましょう。
思春期の子育てで最も親が意識すべきこととは?

家庭内不和で
子どもの心が疲れてしまった場合は、
まず親子関係を整えることが大切です。
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